用途地域（ようとちいき）とはなにかについてわかりやすくまとめた

用途地域って何だったっけ…？

「用途地域」とは「住居系」「商業系」「工業系」合わせて13の地域の総称です。
用途地域ごとに“建築できる建物”と“建築できない建物”が明確になっているので、ある用途の建物が建築可能かどうかを、あらかじめ知ることができます。

こちらでは、用途地域（ようとちいき）とはなにかについて、詳しく説明します。

用途地域とは建築できる建物が決められているエリア

用途（ようと）とは「つかいみち」という意味です。用途地域に指定されることにより、その地域ごとに建物のつかいみち（建物の種類）が決められます。例えば、住宅地域には工場を建ててはいけないなどの制限です。

用途地域とは、住居系、商業系、工業系合わせて13の地域の総称であり、用途地域という名称の地域があるわけではありません。用途地域ごとに、建築できる建物とできない建物が明確になっているので、ある用途の建物が建築可能かどうかを、あらかじめ知ることができます。それだけでなく、建ぺい率、容積率、高さ制限にも関係するため、不動産がどの用途地域に属するかの不動産調査は必須です。

なお、田園住居地域は2018（平成30）年4月に新しく導入された住居系の用途地域です。2017年4月に都市計画法が改正され、新しい13番目の用途地域として25年ぶりに追加されました。

用途地域については、かなり細かく分けるので、市町村が指定します。

用途地域は地域地区のひとつであり、地域地区とは、都市計画区域内の土地をどのような用途に利用するべきか、どの程度利用するべきかなどを定めて21種類に分類したものです。

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2018.01.22

また、用途地域は市街化区域内では必ず定め、必要な場合は、準都市計画区域、非線引き都市計画区域内でも定めることができます。

用途地域を定めることが必須な市街化区域とは、すでに市街地、または今後10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域のことです。市街地とは、人家や商店・ビルなどが立ち並んだにぎやかな土地のことで、農地や森林などが見られません。そして、市街化とは建物の建築が進んでいるイメージになります。

例えば、住宅地のど真ん中に工場があっては、町並みや環境が台無しになります。このような無秩序な建物の建築を防ぐために、住宅は住宅、店舗は店舗、工場は工場といったように同じ用途（つかいみち）の建物をなるべく集めるために制限しているのが用途地域なのです。

建築物の用途制限

用途地域内の建築物の用途制限は次の通りです。

①については、一定規模（延べ面積600㎡）以下のものに限り建築可能。
②については、当該用途に供する部分が2階以下かつ床面積の合計が1,500㎡以下の場合に限り建築可能。
③については、当該用途に供する部分の床面積の合計が3,000㎡以下の場合に限り建築可能。
④については、田園住居地域およびその周辺の地域で生産された農産物の販売またはそれを材料にした料理の提供を主たる目的とする場合や、原材料とする食品の製造・加工を主たる目的とする場合に限り建築可能。

用途地域の調査方法

用途地域を調べるにはGoogleやYahoo!で「◯◯市　用途地域」と検索すれば調べることができます。

（大阪市の用途地域）

敷地が2つ以上の異なる用途地域にまたがるときは、敷地の過半を超える部分が属する用途地域の制限を受けます。

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読んでもわからない・・・難しい・・・重説どうしたらいいんだ。。。

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