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【愛媛県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【愛媛県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

愛媛県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (34.7%)

愛媛県のマンションを売却した理由として一番多かったのは「住み替え」となりました。 愛媛県では、家族の変化や現在より良い環境を求めるなどで、新しい住まいに住み替えるためにマンションを売却する人が多いようです。

2位 売り時だと思ったから(14.7%)

今が売り時であると考えてマンションを売却するという理由が2位になりました。 愛媛県の中古マンションの価格はここ数年間で上昇しており、年々、右肩上がりとなっています。

3位 ローンの返済苦など金銭的な理由(13.3%)

マンション売却理由の3位にランクインしたのは、ローンの返済苦など金銭的な理由によるものです。愛媛県の景気情勢は緩やかに持ち直しているものの、一部ではまだ弱い動きが見られます。

4位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (12.0%)

4位のマンション売却理由は、転勤や転職にともなうというものです。 勤務地が遠くなるのをきっかけに、住まいのあり方を見直す人が見受けられます。

5位離婚・別居(9.3%)

5位には離婚・別居による理由で売却したという結果でした。 愛媛県の離婚率は1.49(2022年:人口千対)で、全国平均よりも高めのためか、離婚によりマンションを売却するケースが少なくありません。

6位 相続関連 (8.0%)

6位の売却理由としてランクインしたマンションの売却理由は「相続関連」です。 愛媛県でも核家族化が進行しており、相続したマンションを売却する人はこれからも増える可能性があると考えられます。

7位 その他 (8.0%)

マンションを売却する人の中には、何らかの問題があるために売りに出すケースもあります。また、投資用物件としてのマンション売却も一定数あるようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(34.7%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【松山市 E様】
末娘が結婚したのをきっかけにマンションを売却しました。夫婦2人だけで広いマンションを管理するのが、いずれ大変になると思ったからです。不動産会社の担当者が熱心に営業活動をしてくれたので早めに売れました。

〈買主への上手な伝え方〉

子供達の独立後、今まで住んでいたマンションが広すぎてしまうこともあります。老後を見据えてコンパクトで利便性の高いマンションに住み替える人も多いでしょう。買主には、そのまま事情を伝えても問題ありません。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(14.7%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【松山市 K様】
マンションを購入してから10年が経過して、そろそろ部屋の中も劣化してきました。 これ以上所有していると資産価値が下がると思い、今が売り時であると考えて売却することにしました。

〈買主への上手な伝え方〉

愛媛県の中でも松山市は中古マンションの価格が上昇しているエリアです。 立地条件が良ければ早期売却が実現できる可能性が高いと言えます。

ただし、買主には細かい事情を伝える必要はないため、通常の「住み替え」であると伝えましょう

3位(13.3%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【松山市 S様】
住宅ローンの返済が苦しくなってきたので、マンションを売却することにしました。売却額でローンを完済できないオーバーローンの状態でしたが、このままだと差し押さえになってしまうとのことだったので、不動産会社に頼んで任意売却してもらいました。借金は残りましたが、月々の返済額がかなり安くなったので助かりました。

〈買主への上手な伝え方〉

何らかの事情によって住宅ローンの返済が苦しくなることもあります。買主には金銭的な事情を説明する義務はないため、単なる「住み替え」と伝えておきましょう。

4位(12.0%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【松山市 S様】
大阪に転勤になるのをきっかけに、所有していたマンションを売却しました。 大阪は学生時代に住んでいた街で、定年退職後はそのまま住みたいと思ったからです。 思ったより高値で売れて喜んでいます。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職で移動した先が気に入り、そのまま住み続けるケースは良くあることと言えます。買主には転職や転勤による「住み替え」と伝えて問題ないでしょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(9.3%)離婚・別居

〈買主への上手な伝え方〉

離婚はプライベートなことでありマイナスイメージを与えるため、買主には特に伝えないことをおすすめします。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(8.0%)相続関連

〈買主への上手な伝え方〉

マンションなどの不動産を相続しても、子供にマイホームがある場合は売却するケースが多いようです。 特にマイナスイメージは与えないため、買主には「相続関連で」とそのまま伝えて良いでしょう。

7位(8.0%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【松山市 F様】
両親の介護度がそれぞれ上がったため、介護に通う家族だけでは手に負えなくなり老人ホームに入居することになりました。入居一時金を賄うために親が住んでいた自宅マンションを売却しています。両親だけで住んでいたので家の中が荒れていましたが、片付けてクリーニングしたところ、なんとか買主が見つかりました。

〈買主への上手な伝え方〉

老人ホームなどに入所するときは高額な入居一時金を支払う必要があります。 介護費用を捻出するために自宅を売却することは珍しくありませんが、特に詳しい事情を買主に話す必要はありません。単なる「住み替え」であると伝えて問題ありません。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 愛媛県のマンション売却理由は住み替えがトップという結果。次いでの理由は、転勤・転職であった
  • 愛媛県においても、ローンの返済が苦しくなるなどの金銭的な問題や離婚・別居でマンションを売却するケースが一定数ある。
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