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【香川県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【香川県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

香川県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (24.2%)

香川県のマンションを売却した理由で一番多かった理由は「住み替え」という結果でした。 子供が成長して現在のマンションが手狭になり住み替えたり、より良い住環境を求めて住み替えたりする人が多いと言えます。

2位 売り時だと思ったから(21.2%)

今が売り時であると考えて、マンションを売却するという傾向も多いです。 香川県の中古マンションの価格はここ数年間で上昇傾向にあり、今のところ年々右肩上がりとなっています。

3位 ローンの返済苦など金銭的な理由(15.2%)

3位には、ローンの返済苦など金銭的な理由でマンションを売却したという回答がランクインしました。

4位離婚・別居 (12.1%)

4位にランクインしたのは「離婚・別居」によるマンション売却です。 香川県の離婚率は1.6(2022年:人口千対)で、全国平均よりも高い割合となっており、離婚によりマンションを売却する夫婦も一定数いるようです。

5位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (9.1%)

5位にランクインしたのは、転勤や転職にともなう売却です。 しばらく戻る予定がない場合は、管理する手間を省くために売りに出してしまう人も少なくありません。

6位 相続関連 (9.1%)

6位の売却理由は「相続関連」によるというものです。 内閣府が調査した同居率は香川県でも下がってきており、将来的にも相続したマンションを売却する人は増える可能性があると考えられます。

7位 その他 (9.1%)

マンションを売却する人の中には、物件に瑕疵があるために売りに出すケースがあります。 少しでもマンション自体に問題がある場合は、買主に対して説明義務が発生することが考えられるため、不動産会社の担当者に相談しましょう。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(24.2%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【高松市 T様】
早期リタイアで定年を迎えずに退職し、郊外の戸建てに住み替えました。高松市内で20年ほど前に購入したマンションは、駅からも近かったおかげで、そこそこの価格で売れました。

〈買主への上手な伝え方〉

セカンドライフを充実させるためなど、前向きな理由による住み替えは買主に明るい印象を与えます。 買主にはそのままの理由を伝えてください。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(21.2%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【高松市 K様】
全国の中古マンションの価格が上がっていると聞いたので、香川県でも上がっているかも?と思って不動産会社に査定してもらいました。思った以上の査定額だったので、今が売り時かと思い売却を決意しました。実際に売り出してからも、希望に近い価格で売れたのでよかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

香川県のなかでも、高松市は特に中古マンションの価格が上昇傾向にあるエリアです。 駅前などの立地条件が良いところに建っているマンションだと、より買い手が見つかりやすいでしょう。

買主には特に金銭的な事情を伝える必要がないため、通常の「住み替え」であると伝えておきましょう。

3位(15.2%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【丸亀市 T様】
飲食業を営んでいますが、コロナが落ち着いてからも客足が戻らず収入が減ってしまいました。 そのため、自宅マンションの住宅ローンの返済を滞納するようになり、その結果売却することにしました。不動産会社が熱心に営業してくれたため、何とか競売を避けることができました。

〈買主への上手な伝え方〉

コロナ禍が落ち着いたものの、その影響によって事業や店舗などの収益が下がり、生活苦に陥っている事業者は少なくありません。

ただし、金銭苦のために売り出していると伝えると買い叩かれるリスクがあるため、買主には単なる「住み替え」であると伝えるほうが良いでしょう

4位(12.1%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【丸亀市 H様】
パワハラ気味の夫についていけなくなり、私の方から申し出て離婚することにしました。自宅マンションは2人で資金を出し合ったため、売却して等分しました。ローンの残債がないため、後腐れなく別れられて良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

香川県は他県と比較すると、マンション売却の理由が離婚である割合が多い傾向にあります。 離婚による売却はマイナスイメージを与える恐れがあるため、買主には特に伝えないほうが良いでしょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(9.1%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【高松市 O様】
愛知県に本社がある会社に転職したため、購入したマンションを売却しました。賃貸に出すことも考えましたが、修繕費がかかる可能性があるとのことで売却することにしました。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職で移動するため、現在の住まいを賃貸に出す人もいますが、修繕費など全体のランニングコストを考えてから実行するのがおすすめです。買主には、転職による「住み替え」と伝えて問題ありません。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(9.1%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【丸亀市 K様】
実家の両親が相次いで亡くなり、私と弟とで両親が住んでいたマンションを相続しました。どちらかが住むことも考えたのですが、不公平になりそうだったので、話し合いをして売却することを決めました。

〈買主への上手な伝え方〉

相続したものの、兄弟で分ける場合や相続した子供にマイホームがある場合などは、利用せずに売却するケースも多いです。

特にマイナスイメージは与えないため、買主には「相続関連で」とそのまま伝えましょう。

7位(9.1%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【高松市 H様】
10年前に分譲マンションを購入しましたが、主人が他界して私1人になったため、娘夫婦と同居することに。マンションを売却し、ある程度まとまったお金ができたので、老後の資金に充てたいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

高齢者がマンションを売却する場合、施設に入居するケースや子供と同居する事例も見られます。 このような場合、買主には「同居」などと理由を伝えても特に問題はありません。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 香川県のマンション売却理由は「住み替え」がトップで、次いで「今が売り時だと思った」という回答が2位という結果だった。
  • 香川県では離婚率が全国平均よりも高く、離婚・別居による理由でマンションを売却する割合が他県より多く見受けられる。
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