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【静岡県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【静岡県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

静岡県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)(40.9%)

静岡県でマンションを売却した理由として、1位になったのは「住み替え」という結果でした。 家族の増減やライフスタイルの変化に伴う住み替えだけでなく、駅から近いエリアに移って通学や通勤の利便性を高めるケースも見受けられます。

2位 売り時だと思ったから(20.0%)

今が「売り時」と考えてマンションを売却したという理由が3位にランクインしました。 静岡県の中古マンションの相場価格は都市部では上昇していますが地方では横ばい状態のため、下がらない前に売却しようというケースもあるようです。

3位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (12.4%)

マンション売却をした理由として、「転勤・転職」が静岡県では3位でした。 働く環境の変化に合わせて住まいを変える人が多いようです。

4位 離婚・別居 (8.0%)

離婚・別居を理由としたマンション売却が4位となりました。 静岡県の離婚率は1.42(人口千対:2022年)で、全国平均と同じです。財産分与の際に、ペアローンを組んでいる場合は金銭関係も清算するために、売却するケースが多く見受けられます。

5位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (7.1%)

第5位は住宅ローンの返済が困難になってマンションを売却するという理由です。 何らかの事情により経済状況が厳しくなったため、マンションを売りに出したという人が約7%を占めています。

6位 その他(6.2%)

静岡県はリゾート地としても人気があるエリアで、熱海市や伊豆市などにリゾートマンションを所有している人が多く存在します。ただし、高齢になるにつれ利用することが少なくなり、別荘用として購入したマンションを売却する例も見受けられます。

7位相続関連 (5.3%)

静岡県では、相続関連でマンションを売却したという理由が第6位になりました。 親や親族のマンションを相続しても売りに出す人が多いようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(40.9%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【浜松市中区 K様】
子供が横浜の高校に進学することになったのをきっかけに、主人の通勤も便利になるので思い切って家族で横浜市に住み替えることにしました。東京の大学を目指しているので、横浜なら東京にも通えるかと思ったからです。希望通りの価格で売れましたが、新しく購入したマンションが高かったので、頑張ってローンを返済していきます。

〈買主への上手な伝え方〉

家族の通学や通勤の利便性を考慮して住み替えることは、よくあるケースといえます。 買主には「利便性を高めるために住み替えることになった」と伝えましょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(20.0%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【熱海市 T様】
かなり前に熱海市にリゾートマンションを購入し、長期休暇のときに滞在していたのですが、ここ数年はあまり利用しなくなったので売却しました。古くなったので修繕費がこれからかかると思ったのも売却理由のひとつです。南向きの日当たりの良い部屋だったこともあり、早めに買主が見つかりました。

〈買主への上手な伝え方〉

マンションは築年数が古くなるにつれて資産価値が下がり、所有しているだけで固定資産税や管理費などのコストがかかります。買主には「これから利用することが少なくなりそうなので」と、簡単に伝えておくだけで良いでしょう。

3位(12.4%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【静岡市葵区 M様】
大阪に転勤が決まったため、マンションを売却しました。静岡は住みやすくて離れがたいのですが、配属先の仕事の内容からも静岡に戻ってくるのはむずかしいと思ったからです。定年になったら、また静岡に戻ってくることを考えるかもしれません。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤がきっかけでマンションを売却することは珍しくありません。一般的な理由と言えるので、買主にはそのまま事実を伝えましょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(8.0%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【浜松市北区 D様】
浜松市内にある私の実家に近いマンションで結婚生活を送っていましたが、子供が生まれてから妻との関係性が悪くなり、離婚することになってしまいました。マンションは、私が独身のときに両親が買ってくれたものなので、財産分与の対象にならずにすんでほっとしています。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚によるマンション売却はよくあるケースですが、購入する側にとっては良くないイメージを受ける可能性があります。個人的な事情を説明する義務はないため、買主には通常の住み替えであると伝えておきましょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(7.1%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【静岡市清水区 T様】
数年前にマンションを購入して順調に住宅ローンを返済していたのですが、上司が変わったことによるストレスで鬱病になり、会社を辞めざるを得なくなりました。新しい仕事もなかなか見つからず、思い切ってマンションを売却しました。体調が良くなるまで実家の世話になります。

〈買主への上手な伝え方〉

現代は心の病気を抱える人が多く、ある日突然、鬱病を発症するケースが少なくありません。病気の種類によっては、しばらく働けなくなる場合もあります。

とはいえ、買主にはそこまで詳しい事情を話す義務はありません。単なる「住み替え」であると伝えれば事足ります

6位(6.2%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【浜松市中区 K様】
両親の遺産で投資用のワンルームマンションを買って不労所得が得られると喜んでいました。でも、賃借人から隣の部屋の人がうるさいという苦情がしょっちゅう入り、また、友人と一緒に事業をはじめることになったので、その資金調達のために売却を決意しました。苦情対応も大変だったしそれほど大きな利益も出ていなかったので、良い機会だったと思っています。

〈買主への上手な伝え方〉

騒音トラブルによりマンションを売却する場合は、買主にその事実を伝えることが必要です。不動産会社の担当者に相談をして上手に伝えてもらうようにしましょう。

7位(5.3%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【熱海市 F様】
叔母が所有していたリゾートマンションを相続しました。でも、私はどちらかと言えば山派なので、利用することはないと思い売却しました。きれいに使っていたので内装も傷んでおらず、市場価格での売却に成功しています。

〈買主への上手な伝え方〉

相続したものの利用する予定がない場合は、相続税も発生することから売却するケースが多いといえます。マイナスイメージを与えないので、買主には「相続した物件の売却」と伝えても問題ありません

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 静岡県のマンション売却理由は「住み替え」が最も多く、全体の約4割だった
  • 静岡県は、別荘やリゾートマンションも多く、居住用以外のマンションや築年数が古いマンションでもくても取引きされやすい傾向がある
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