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【山梨県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【山梨県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

山梨県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)(34.5%)

山梨県のマンションを売却した理由で一番多かった理由は「住み替え」です。定年退職を機にマンションから平家の戸建てなどに住み替える人も見受けられます。

2位売り時だと思ったから(17.2%)

総務省が2023年に発表した住民基本台帳に基づく2022年の人口移動報告では、山梨県は704人の転入超過となりました。転出者は減っており、今が売り時であると考えてマンションを売却する人が目立ちます。

3位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (13.8%)

第3位にランクインしたのは「転勤・転職」によるものです。 転勤や転職をきっかけに住居を売却し、新たな人生をスタートする人が多いようです。

4位 相続関連(10.3%)

相続関連を理由とした売却は4位にランキングされました。 親が住んでいたマンションを相続したが、使う予定がないため売却する人が、山梨県でも一定の割合でいるようです。

5位ローンの返済苦など金銭的な理由 (10.3%)

住宅ローンの支払いに困るようになったため、マンションを売却する人もいるようです。 山梨県の景気動向指数は、5ヵ月連続で下降傾向にあります(2023年9月時点)。 景気が良くないということは失業率も比例して上がるので、ローン返済が苦しくなるケースも減りにくいと言えます。

6位離婚・別居 (6.9%)

山梨県では離婚・別居を理由としたマンション売却が6位になりました。 2022年度における山梨県の離婚率は1.44%(人口千対)で、全国順位が19位と全国的に見てやや高いです。

7位 その他 (6.9%)

子ども世帯との同居など、老後を見据えた住み替えでマンションを売却する人も少なくありません。売却した資金を足して二世帯住宅を建てるケースもみられます。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2022年11月

順位別に実際のお客様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(34.5%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【南都留郡 M様】

子どもたちが成長してきて今のマンションだと手狭になってきたので住み替えすることにしました。駅近だったことが功を奏して早期で買い手が見つかったので良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

家族の変化に合わせて、また充実したセカンドライフを手に入れるために住み替えする人も多くいます。買い手には、未来に向けた新しい取り組みであることを伝えて良いでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(17.2%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【甲府市 K様】
10年ほど前にマンションを購入したのですが、甲府市のマンションが少し値上がりしていることを知って売ることに決めました。不動産会社の方に相談したところ、リフォームをすると高く売れやすい物件とのことだったのでリフォームもして売りに出しました。リフォーム前と比べてかなり高い値段で売却することができたので良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

マンションを売るときは、市況を見ながら売り時を逃さずに売ることが高く売れるポイントです。

ただ、売主にとって嬉しい状況は高く売れた場合であり、買主からしてみると高い金額で購入してしまったということになります。そのため、買主には金銭的な理由や高く売れそうだからといった旨は伝えないほうがよいでしょう。

3位(13.8%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【甲府市 A様】
キャリアアップに伴って転職することにしたのですが、勤務先と住んでいたマンションの距離が遠くなってしまったので引っ越しすることにしました。不動産会社の方にサポートしてもらいながらスムーズに引っ越しをすることができたので良かったと思っています。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職など仕事や勤務地の変化で居住先を変えることはよくある事例です。 ありがちな理由なので、そのまま事実を伝えましょう

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(10.3%)相続関連

相続した物件を賃貸などで第三者に貸す場合もあります。しかし、管理会社へ支払う管理費、固定資産税や火災保険料など、ランニングコストもかかるため、相続した物件を売却する人が多いようです。

よくあるケースなので、買主には「相続」が理由であると伝えても差し支えありません。 なお、「心理的瑕疵」「物理的瑕疵」などに該当する物件は、買主に対して説明義務があります。

5位(10.3%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【甲府市 Y様】
自営業をしていたのですが、事業がうまくいかずローン返済が困難になったので不動産会社に相談したところ、アンダーローンで売ることができるかもしれないということだったので売りに出してみることにしました。築浅のマンションで、駅近だったこともあり早めに買い手が見つかり、売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

新型コロナの感染拡大は、いまだに飲食店の業績に不安な影を覗かせています。ローンの返済苦などは買主に説明する義務はないため、通常の「住み替え」と伝えておきましょう。

6位(6.9%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【甲府市 M様】
義母との関係がうまくいかず離婚することにしました。離婚でマンションを売るということだったので、財産分与をどうするのかなど考えることが多かったですが、なんとか処理することができたので、やっと落ち着いて過ごせます。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚はプライベートな理由であり、買主にわざわざ伝える義務はありません。共働き夫婦の場合、ペアローンを利用するケースが多く見られますが、離婚する際に負債を背負うことになってしまいます。残債があることを正直に話すと買い叩かれるリスクがあるため、ただの「住み替え」であると伝えておきましょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

7位(6.9%)その他

〈買主への上手な伝え方〉

マンションを売る事情は人によりさまざまです。介護が必要になると何かとお金がかかるため、親が認知症になる前に子供が実家を売却するケースは少なくありません。

老後資金を確保するために自宅を売却することは珍しくないため、そのままの理由を伝えても良いでしょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 山梨県のマンション売却理由は「住み替え」だった。より良い住まいを求める人や、老後のことを考えた住み替えをする人が増加傾向にある。
  • 2023年に発表された2022年の人口移動報告では、山梨県は704人の転入超過だった。人口が増えていることから今が売り時であると考えてマンションを売却する人が目立つ。
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