【全国版】「土地を売却する理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【全国版】「土地を売却する理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

全国の「土地を売却する理由」について、お客様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、併せて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

土地を売却する理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位売り時だと思ったから(48.2%)

マンションや戸建てよりも「住み替え」が売却理由になることが少なく、市場にあわせてタイミングを見計らって売りに出す人が多いようです。

2位相続関連(28.5%)

マンション・戸建てと比べて多いです。家だけではなく、農地や山林の売却も多くなっています。

3位住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)(10.3%)

マンションや戸建ての売却理由と比べると、割合はかなり少ないです。現在建っている家を解体して建て直すというケースは少ないためでしょう。

4位ローンの返済苦など金銭的な理由(8.1%)

家が建っていた時点でローンの返済が厳しくなって、更地にして売らざるを得なくなるというパターンが多いようです。

5位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(1.2%)

転勤・転職では急ぎ次の住まいを探さなければならないため、建っている家を解体して更地として売却するケースはかなり稀です。

6位離婚・別居(1.1%)

割合は非常に少なくなりますが、離婚が理由で土地を売却するケースもあります。財産分与のための売却であることが多いようです。

7位その他(2.6%)

実家の土地を売却して、高齢になった親の介護や施設への入居費用にあてるといったケースが近年増えています。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜

順位別に実際のお客様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、土地売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(48.2%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【秋田県 T様】
もう農作物を作っていない畑があったのですが、農地は売りにくいということで放置していました。でも、近隣の開発が進み、農地から宅地にして近所の人が売った話を聞いたので、農地や転地してからの売却に強い不動産会社を探して売ってもらいました。宅地にしてから売ってもらったので、高く売れました。

〈買主への上手な伝え方〉

土地はマンションや戸建てに比べて市場を見計らっての売却はメジャーですので、買主に尋ねられればそのままを伝えても問題はないでしょう。

2位(28.5%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【兵庫県 W様】
実家の裏山を相続することになり、管理もできず、かと言って相続放棄もできず、どうしたものかと途方にくれていました。不動産会社を探そうにも、どこが対応してくれるかわからなかったのですが、農地や山林の売却実績がある不動産会社を探すことができ、無事に売ることができて胸を撫で下ろしております。

〈買主への上手な伝え方〉

土地の相続による売却は多いため、正直に伝えても買主の心証を損じる心配はないといえます。

相続による不動産売却については、「【相続×不動産まとめ】相続した不動産の扱いについて基本から解説 その5」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

3位(10.3%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【茨木県 H様】
今の家を売って新しい家に買い替えようと思ったのですが、とにかく古い家だったので、リフォームして売るつもりでいました。しかし、リフォームの費用がかなりかかるだけでなく、基礎部分にシロアリ被害の恐れがあるとのことだったので、思い切って家を解体して更地として売ることに。ちょうど土地を探している買い手が見つかったので、スムーズに売却できました。解体の手配も不動産会社がしてくれたので、助かりました。

〈買主への上手な伝え方〉

この理由による売却はあまりメジャーではないものの、正直に言うことで買主の心証を損じる心配はないでしょう。

4位(8.1%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【佐賀県 K様】
理由は言えないのですが、急にまとまったお金が必要になったので、土地を売ることになりました。急いで売らなければならなかったので、買い取ってもらうことにしたのですが、買取の見積もり額が不動産会社によってすごく違うことに驚きました。結局、一番高く買い取ってくれるところに売ることができたのでやれやれでした。

〈買主への上手な伝え方〉

売却において、買主の生活に差し障りの生じるような問題がない限り、プライベートな売却理由を伝える義務はありません。

「使用する予定がない」などと濁しても問題ありませんし、心配な場合には不動産会社に相談すると、売主にとって損にならない最適な伝え方を提案してもらえるでしょう。

5位(1.2%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【新潟県 A様】
相続した古い実家に住んでいたのですが、転職を機に住み替えをしようと思い売りに出すことにしました。古かったので解体して更地にすることを前提に売ろうと考え、解体もすべてやってくれる不動産会社を探しました。解体費用が安く、売却代金から差し引いてくれたのであらかじめ費用を準備しなくても済んだので助かりました。

〈買主への上手な伝え方〉

土地において転勤・転職による売却はあまりメジャーではありませんが、それによって買主の心証を損なうことは考えにくいため、正直に伝えても問題ないと言えます。

6位(1.1%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【三重県 T様】
離婚の財産分与のため、セカンドハウスを建てようと思って妻と一緒に購入していた土地を売却しました。へんぴな場所だったので売れるかどうか心配でしたが、土地がある近くの不動産会社に売却を依頼したためか、比較的早く売れました。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚・別居といったネガティブな理由は、たとえその土地自体になんの禍根もなくても、買主にとっては心理的に歓迎しかねるものです。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害
・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による不動産売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 その4」で詳しくまとめています。

7位(2.7%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【千葉都 U様】
父が亡くなって母だけになったので、実家の土地を売って母を施設に入所させることにしました。家が古かったため、解体して土地として売ることにしました。すぐに解体しようとしたところ、不動産会社から売れてから解体もできる旨をアドバイスしてもらい、そのようにしました。

〈買主への上手な伝え方〉

高齢者施設への入所のために土地を売るという理由は珍しいものではなく、買主も聞いて心証を悪くすることはほとんどありません。正直に伝えても問題ないでしょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 土地の売却理由は、市場に合わせて売り時を見計らい、今だと思ったときに売るというものが多い。今回のアンケートでも実に約半数に迫る数値だった。
  • 「離婚」や「転勤・転職」を理由とする売却は、今回のアンケート全体の2.5%にも満たない。家が建っていれば取り壊さないと売ることが出来ず、土地は不動産の中でも流動性が低く売りにくいことが原因と考えられる。
  • 農地や山林といった特殊な土地を売却する場合は、そのような売却を得意とする不動産会社に依頼することが大切。