【全国版】「マンションを売却する理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

4で読める
【全国版】「マンションを売却する理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

全国の「マンションを売却する理由」について、お客様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、併せて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却する理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)(47.2%)

結婚・独立・出産など家族の変化に加え、「通勤や通学に便利な立地」、「より良い生活環境」を求めて住みかえたという事例が売却理由の約半数に上りました。

2位売り時だと思ったから(18.7%)

不動産市場、景気の他、「買った時よりも値上がりしている」、「維持管理費用が高く、持ち続けていると損をする」など、売り時を考えて判断したという方も多いようです。

3位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(11.3%)

不動産の中でもマンションは流動性が高く、単身赴任や賃貸に出すことを選ぶケースが少ないため、戸建てや土地に比べて売却理由となる割合が高いです。

4位離婚・別居(7.5%)

離婚する人が最も多くなるのはおおむね30代で、ちょうどマンションを購入する世代と重なっているため、戸建てや土地よりも売却理由として多くなっています。

5位ローンの返済苦など金銭的な理由(6.7%)

不測の事態や環境の変化により、当初は問題ないと思われた住宅ローンの返済が大変になり、売らざるを得なくなる場合があります。

6位相続関連(4.8%)

使う予定がないためすぐに売却するケースが多いですが、空き家のまま放置し続けて管理費用や管理の手間がかかるため、結局、数年後に売却するといったケースもあります。

7位その他(3.8%)

主に投資用物件の売却という理由が比較的多く見受けられました。マンションは戸建てや土地よりも、投資用物件として売買されることが多いためです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜

順位別に実際のお客様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(47.2%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【埼玉県 N様】
結婚してすぐに購入した1LDKのマンションに住んでいたのですが、子どもが生まれて、来年小学校に入るので、今がタイミングだと思って2LDKのマンションに住み替えました。住宅ローンが残っていたので売れるかどうか心配でしたが、ローンの扱いに慣れている不動産会社を見つけることができ、無事に売れてローンも新しく組めたのでよかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

住み替えはマンションの売却理由としてはメジャーなため、買主にそのままを伝えても悪く受け取られる心配はまずないでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え×不動産のまとめ】買い替えでの不動産の扱いについて基本から解説 」で詳しく説明しています。

2位(18.7%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【福岡県 M様】
いつか住むかもと思い、相続したマンションを人に貸したりして持ち続けていたのですが、今なら値段が割と上がっていて売れやすそうだったので、思い切って売ることにしました。急いで売る必要がないので、長期戦覚悟で売りに出したのですが、思っていたよりも早く、高く売れました。

〈買主への上手な伝え方〉

高く売れる時に売りたいと思うことは売主の当然の希望としてあるため、買主に尋ねられればそのままを伝えても問題はないでしょう。

しかし、それによって買主の心境に特別な良い影響が与えられるということもないため、「住み替えです」などと濁しても良いかもしれません。

3位(11.3%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【大阪府 A様】
社内の異動で急に関東方面への転勤が決まり、10年前に買ったマンションをどうしようかと悩みました。賃貸に出すことも考えたのですが、管理が面倒だと思い売却することにしました。売却代金とローンで、前よりも好みの新しいマンションが買えたので、結果オーライだったと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤・転職による売却も理由としてメジャーなため、正直に伝えて問題ないでしょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(7.5%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【大阪府 A様】
結婚してから買ったマンションを離婚で売ることになったのですが、どこに相談すれば良いのかわからず困っていました。でも、離婚と財産分与とにくわしい不動産会社に売却を依頼できたので、考えていたよりもスムーズに事を進めることができました。女性の方が対応してくれたのも安心できました。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚・別居といったネガティブな理由は、正直なところ買主の印象を下げてしまう恐れがあります。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 その4」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(6.7%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【栃木県 O様】
転職がうまくいかず、また体調も崩してしまったため、月々のローンの支払いが苦しくなってしまいました。放置していたら競売にかけられてしまうということを知り、任意売却をしてくれる不動産会社に相談しました。競売で売られる額よりもかなり高く売ってくれたので、おかげさまで残りの借金も少なくてすみました。本当に助かりました。

〈買主への上手な伝え方〉

物件において、買主の生活に差し障りが生じるような問題がない限り、プライベートな売却理由を伝える義務はありません。

「住み替え」などと濁しても問題ありませんし、心配な場合には不動産会社に相談すると、売主にとって損にならない最適な伝え方を提案してもらえるでしょう。

6位(4.8%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【長野県 N様】
実家のマンションを相続したのですが、ついつい放置したままにしていました。相続した不動産を売った時の優遇(?)には期限があると知り、あわてて不動産会社を探しました。今、住んでいるところと実家のマンションとが離れているので、ちゃんと売却できるかどうか心配だったのですが、マメに連絡をしてくれたので進捗状況がよくわかりました。税金も安くなったようですし、固定資産税の心配もなくなったので、早く手をうって本当によかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

相続による売却はマンションではあまりメジャーではないものの、正直に伝えても買主の心証を損じる心配はないといえます。

ただし、室内で亡くなったのではないかと心配する買主がいるのも事実です。そのようなことがなければ、きちんと伝えておくほうが良いでしょう。

7位(3.8%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【東京都 K様】
投資用に買ったマンションを、もっと広くて資産価値が高いものに買い替えようと思って売りました。買った時と同じぐらいの値段で売れたので、その間に得た家賃収入を考えると成功だったかな、と。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用物件の売却の際には、その旨を伝えるとともに「レントロール」(賃料・敷金など賃貸条件を記した表)や、過去の修繕履歴を明確に知らせておくと良いでしょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • マンションを売却する理由は、家族の変化やより良い住まいを求めるための「住み替え」がおおよそ半分を占めた。
  • 「離婚」や「転勤・転職」による売却理由は、マンションのほうが戸建てや土地よりも多い。理由としては不動産の中でも流動性が高いため売りやすいことが挙げられる。
  • マンションの場合、住宅ローンの支払いが厳しくて売却するケースもよくある。任意売却を検討するなど、早めに手を打つことが大切。