【全国版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【全国版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

全国の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)(35.2%)

家族構成や生活スタイルの変化に加え、より良い生活環境、より便利な立地を求めて住みかえるため、今まで住んでいたマンションを売却したというのが売却理由の1位でした。

2位売り時だと思ったから(19.8%)

不動産市場や景気の変動により、「買ったときよりも価格が上がっている」「値下がりが続いている」など、売り時を考えて売却すべきだと判断した人も多いようです。

3位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(12.5%)

不動産の中でもマンションは流動性が高く、戸建てや土地に比べると、転勤や転職が売却理由となる割合が高いです。

4位離婚・別居(9.4%)

離婚する人が最も多くなるのはおおむね30代で、ちょうどマンションを購入する世代と重なっているため、戸建てや土地よりも売却理由として多くなっています。

5位相続関連(8.3%)

最近は、相続した実家がマンションというケースも増えています。空き家のまま放置し続けても管理費用や管理の手間がかかるため、賃貸に出すかすぐに売却するケースが多いようです。

6位ローンの返済苦など金銭的な理由(8.1%)

不測の事態や環境の変化により、当初は問題ないと思われた住宅ローンの返済が大変になり、売らざるを得なくなる場合があります。

7位その他(6.7%)

マンションは戸建てや土地よりも投資用物件として活用されることが多いため、その他の売却理由として、おもに投資用物件の売却が比較的多く見受けられました。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜2023年12月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主様の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(35.2%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【大阪府 T様】
お互いの通勤に便利な大阪市内のマンションを買って住んでいたのですが、子供が生まれたので郊外で環境の良い場所にあるマンションを探して買い替えることにしました。駅に近かったからか買ったときからほとんど値下がりしていなかったので、住宅ローンも完済できてよかったです。引き渡しもタイミングよく進み、仮住まいもせずに済んだのでラッキーでした。

〈買主への上手な伝え方〉

住み替えや買い替えは、マンションの売却理由としてはメジャーであるため、買主にそのまま伝えても悪く受け取られる心配はまずないでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説 」でくわしく説明しています。

2位(19.8%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【埼玉県 H様】
いつかは実家に戻って田舎暮らしがしたいと考えており、20年前に購入したマンションに住んでいたのですが、ここ最近、中古マンションの価格が上昇しているとのことだったので今が売り時かと思い、売って実家に戻ることを決意しました。ちょうど良いタイミングで売ることができました。

〈買主への上手な伝え方〉

高く売れる時に売りたいと思うことは売主の当然の希望です。しかし、売主にとって高く売るということは、買主にとっては高く買うということになるため、複雑な心境になることも考えられます。

したがって、「売り時だと思ったから」と正直に伝えるのではなく、単に「住み替えです」などと濁しても良いかもしれません。

3位(12.5%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【京都府 T様】
仕事の関係で急に関東方面への転勤が決まったので、結婚してから購入したマンションを売却して、転勤先で賃貸マンションを借りることにしました。すでに住宅ローンの支払いは終わっているので人に貸すことも考えたのですが、管理が面倒だと思ったのでやめました。しばらく賃貸に住んでみて土地勘を養いたいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤・転職によるマンションの売却も、理由としてはメジャーなため、正直に伝えても問題はないでしょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」でくわしく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(9.4%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【神奈川県 A様】
離婚でマンションを売ることにしました。ペアローンを組んで購入したので売却が不安だったのですが、離婚と住宅ローンが残っているマンションの売却にくわしい不動産会社に売却を依頼できたので、考えていたよりもスムーズに事を進めることができました。担当者が女性だったのもありがたかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚や別居のための売却といったネガティブな理由は、買主の印象を悪くする恐れがあります。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(8.3%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【千葉県 K様】
実家の古いマンションを相続し、しばらくそのままにしていたのですが、管理費や修繕積立金などもかかるので売却することを決意しました。古い家具や家電などたくさん残っていたのですが、不用品処分も手配してくれる不動産会社に売却をお願いしたので、思っていたよりもスムーズに売却できました。もっと早くにしておけばよかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

相続による売却はマンションではあまりメジャーではないものの、正直に伝えても買主の心証を損じる心配はないでしょう。

ただし、もしかしたら室内で亡くなったのではないかと心配する買主がいるのも事実です。そのようなことがなければ、きちんと伝えておくのがおすすめです。

6位(8.1%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【静岡県 N様】
5年ほど前に住宅ローンを組んで今のマンションを買ったのですが、その後、体調を崩してやむなく転職することになり、収入が減ったので売却することにしました。売却代金で住宅ローンを支払えないとのことだったので、不動産会社にお願いをして任意売却することになり、ローンの残りと今の家の家賃の支払いがあるので苦しいことには変わりありませんが、住宅ローンの支払いよりも安くなったので助かりました。

〈買主への上手な伝え方〉

物件において、買主の生活に差し障りが生じるような問題がない限り、プライベートな売却理由を伝える義務はありません。

「住み替え」などと濁しても問題ありませんし、心配な場合には不動産会社に相談すると、売主にとって損にならない最適な伝え方を提案してもらえるでしょう。

7位(6.7%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【東京都 K様】
投資用に買ったマンションを、もっと広くて資産価値が高いものに買い替えようと思って売りました。買った時と同じぐらいの値段で売れたので、その間に得た家賃収入を考えると成功だったかな、と思います。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用物件の売却の際には、その旨を伝えるとともに「レントロール」(賃料・敷金など賃貸条件を記した表)や、過去の修繕履歴を明確に知らせておくと良いでしょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 全国におけるマンションを売却した理由は、家族の変化やより良い環境を求めての「住み替え」が1位だった。
  • マンションを売却した理由として、「離婚」や「転勤・転職」は、戸建てや土地よりも多い傾向にある。理由として、不動産の中でも流動性が高いため売りやすいことが考えられる。
  • マンションをはじめ、家の売却では住宅ローンの支払いが厳しくて売却するケースもよくある。任意売却を検討するなど、早めに手を打つことが大切。
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