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【群馬県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【群馬県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

群馬県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (43.9%)

群馬県でマンション売却の理由として1位になったのは「住み替え」でした。子育てが一段落した、あるいは定年退職したなどライフステージの変化でマンションを売却し、セカンドライフを楽しむために住み替えする人も増えています。

2位 売り時だと思ったから (20.7%)

2番目にマンションを売却した理由として多かったのが「売り時だと思ったから」で約2割を占めるという結果になりました。群馬県では前橋市と高崎にあるマンションが高値で取引されています。

3位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (9.8%)

「転勤・転職」など、仕事や勤務地の変化により、マンション売却をする人も多くいます。群馬県に戻らない可能性もあるため、今後の生活を見据えて住み替えるケースが少なくありません。

4位 離婚・別居 (8.5%)

離婚や別居などの理由で、今まで住んでいた自宅マンションを手放すパターンもありがちです。財産分与やペアローンを清算するためにマンションを売却しする人が多いです。

5位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (6.1%)

群馬県において、住宅ローンの支払いが苦しいためにマンションを売却する人が約6%いたという結果でした。住宅ローンの返済は毎月しなければならないため、少しでも収入が減ると支払いが困難になってしまいます。

6位 その他(6.1%)

今のマンションの間取りや収納、設備等に不満がある、隣人とのトラブルや騒音問題があるなどで、マンションを売却するというケースも見受けられました。

7位相続関連 (4.9%)

群馬県では相続関連でのマンション売却が約5%を占めています。群馬県は北関東にありますが、東京など首都圏に転出する人も多いため、マンションを相続しても売却するケースが多いようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(43.9%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【前橋市 T様】
主人が他界し私1人になったため、娘家族が暮らしている埼玉県に移り住むことを決意しました。娘は結婚しているのですがマイホームを建てることになり、同居することを提案してくれたのです。マンションを売却したお金は娘夫婦の家の頭金として使う予定です。

〈買主への上手な伝え方〉

家族のライフスタイルの変化で売却をするのは前向きな理由です。特に問題はないため、買主にはそのまま伝えましょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(20.7%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【高崎市 O様】
昔、貯金代わりにと思って購入したマンションがあったのですが、最近、高崎市のマンションの価格が持ち直してきたという話を聞き、いつまでも持っていても仕方がないと売却することにしました。仕事場としてセカンドハウスのように使っていたのですが、割と良い値で売れてうれしかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

「売主が少しでも高く売りたい=買主が高く購入する」ということになるため、売り時を狙って売却する旨は伝えないほうが良いでしょう。

希望する売却価格を提示するのは問題ありません。不動産会社と相談して市場価格に近い金額で売りに出すのがおすすめです。

3位(9.8%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【高崎市 H様】
知人から大阪での新しい仕事を紹介してもらい、とても迷ったのですが、思い切って飛び込むことにしました。背水の陣にするため、自宅マンションも売却することに決めました。急いで売る必要がなかったので、希望の額で買ってくれる買い手が現れるまで待つことができました。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職など仕事に関する理由で住み替えすることは、マイナスイメージを与えません。そのままストレートに説明してもOKです。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(8.5%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【前橋市 I様】
長年連れ添った夫婦でしたが、妻から突然離婚を切り出されました。退職後に私と1日中一緒にいることになって、体調を崩したそうです。財産分与をするために自宅マンションを売却しました。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚はプライベートな事情であり、家そのものには関係ありませんから説明義務はありません。しかし、あまり生々しい事情を話すとネガティブな印象を与える可能性もあるため、単なる「住み替え」と濁しておきましょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 その4」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(6.1%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【高崎市 S様】
知らない間に夫が投資をしており、大赤字を出して借金をしていました。とても貯蓄で返済できる額ではなかったので、マンションを売ることにしました。離婚するかもしれませんが、とりあえずの窮地は脱することができたので胸をなでおろしています。

〈買主への上手な伝え方〉

急にまとまったお金が必要になったり住宅ローンの支払いが困難になったりすることがあります。真面目に生活していても、何らかの原因によりお金の問題に直面して、マンションなどの持ち家を売却せざるを得ないケースは少なくありません。

しかし、あまり良いイメージを与えないので、買主には「住み替え」とだけ伝えましょう

6位(6.1%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【前橋市 A様】
夫婦で老人ホームに入居するために自宅マンションを売却しました。私たちには子供がいないので、自分で判断できるうちに資産整理も兼ねて老後のお金を確保したかったからです。思ったよりも高い金額で売れて安心しております。

〈買主への上手な伝え方〉

老人ホームに入居する際に必要な一時金は高額です。そのため、自宅を売却して資金を作る人は大勢います。このようなケースは、そのまま事情をお伝えしても問題ありません。

7位(4.9%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【高崎市 T様】
父が亡くなり、住んでいたマンションを兄弟3人で相続することになりました。不動産以外の資産を合わせると相続税が意外にかかることがわかったため、話し合いで売却することに決めました。兄と弟のマイホームが他県にあるため、管理の手間も省けます。売却したお金で相続税も払えたので良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

実家を相続したものの誰も住まない資産性の高いマンションの場合は、売却するケースがよくあります。あまり細かい事情を言わずに「相続」が理由であることを伝えても問題ないでしょう。

自宅マンションで死亡しても、老衰や病死などであれば特に説明義務もありませんが、念のため、不動産会社の担当者には伝えておくことをおすすめします。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 群馬県のマンション売却理由は、住み替えによるものが最も多いという結果だった。セカンドライフを楽しく過ごすために住まいを変える人も多い。
  • 群馬県で人気のある地域は前橋市と高崎市で、このエリアにあるマンションはほかの地域のマンションよりも高値で売却できる可能性が高い。
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