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【鹿児島県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【鹿児島県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

鹿児島県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (28.4%)

鹿児島県でのマンション売却理由で最多なのは「住み替え」でした。 「今より新しいマンションに住み替えたい」「利便性の高い場所に住みたい」など、現状より快適な住まいを求めてマンションを売却する人が、鹿児島県でも多く見受けられます。

2位 売り時だと思ったから(17.9%)

第2位には「売り時だと思ったから」という理由がランクインしました。 鹿児島県では鹿児島市におけるマンションの取引が活発ですが、価格自体は横ばいからやや上昇するという状況です。

3位 ローンの返済苦など金銭的な理由(13.4%)

第3位は「ローンの返済苦など金銭的な理由」という理由です。 鹿児島県の最近の景気状況は 、 消費関連や観光関連が持ち直しているものの、雇用情勢は 横ばいとなっています。そのため、住宅ローンの返済が困難になる人はこれからも一定数いることが考えられます。

4位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(11.9%)

鹿児島県でのマンションの売却理由の2位は「転勤・転職」によるものです。 仕事場が変わると現在のマンションでは通えないなどのケースもあるため、効率よく働けるエリアに新しい住まいを持つ人も多いようです。

5位離婚・別居 (10.4%)

マンションの売却理由の第5位は「離婚・別居」でしたす。 鹿児島県の離婚率は1.58(2022年:人口千対)で、全国平均よりも高めとなります。 そのためか、離婚によりマンションを売却する人も少なくありません。

6位 相続関連 (9.0%)

相続しても利用する予定のない場合は、所有しているだけで税金や管理費などのコストがかかってしまいます。面倒な手間を省くため、マンションであっても売却する人も多いようです。

7位 その他 (9.0%)

その他の売却理由として、投資用物件の売却や親が老人ホームに入居するための入居一時金を捻出するために、子供が親の代理人になって実家のマンションを売却するケースなどが見受けられます。一度売却すると戻ることができないため、親子でよく話し合ってから売却することが必要です。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(28.4%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 U様】
ずっとマンション暮らしだったのですが、気分を変えたくなり、戸建てに住み替えることにしました。かなり前に子供も独立したので、夫婦で家庭菜園なども楽しみたいです。

〈買主への上手な伝え方〉

家族構成やライフスタイルの変化によって住み替える人は多くいます。明るい印象を与えるので、買主にはそのままの事情を伝えてください。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(17.9%)売り時だと思ったから

〈買主への上手な伝え方〉

鹿児島県で、マンションの売買取引が活発に行われている地域は鹿児島市です。買主には金銭的な事柄は伏せておき、通常の「住み替え」だと伝えておきましょう。

3位(13.4%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 S様】
主人の会社の業績が大幅に下がって収入が激減したため、住宅ローンの返済に困るようになりました。このまま滞納が続くと競売になることが考えられたので、マンションを売却することに。早めに決断したおかげで任意売却へと持ち込め、市場価格に近い金額で売れたので安心しました。

〈買主への上手な伝え方〉

ローン返済の滞納が続くと、いずれは競売にかけられて市場価格よりもかなり安い金額で売られてしまいます。早めに金融機関に相談すればローンが残っていても任意売却ができる場合があり、市場価格とあまり変わらない金額で売ることも可能です。

ただ、買主にはそこまで詳しい事情を説明する義務はありません。任意売却の場合は、不動産会社に相談してから売却理由を買主に伝えましょう。

4位(11.9%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 O様】
ずっと鹿児島から出るつもりはなかったのですが、主人が福岡に転勤になったので、それにあわせて引っ越しをするためにマンションを売却しました。思っていたよりもいろいろとスムーズに進んだのは、不動産会社の担当の人のおかげです。ありがとうございまいした。

〈買主への上手な伝え方〉

転職や転勤など、人生のターニングポイントは不意に訪れます。新しいライフステージの幕開けはプラスのイメージを与えるため、買主にはありのままを伝えても問題ありません。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(10.4%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 T様】
他人事だと思っていましたが、主人が浮気をしたので離婚することになりました。ショックですが、これからの子供との生活もあるのでしっかりとしないと思っています。マンションは慰謝料としてもらいましたが、実家に戻りたかったので売却しました。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚は買い手にマイナスのイメージを与えるため、詳しい事情は話さないほうが無難です。買主には単なる「住み替え」などと伝えましょう。

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(9.0%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 K様】
疎遠になっていた一人暮らしの叔父が孤独死し、私に自分が住んでいたマンションを残してくれていたということがわかりました。ありがたかったのですが、叔父が室内で亡くなったと思うと住むのもつらく、売却することにしました。

〈買主への上手な伝え方〉

実家を相続しても利用する予定がないため売却する人は多いようです。買主には「相続関連」と告げても問題ないでしょう。

7位(9.0%)その他

〈買主への上手な伝え方〉

その他の売却理由として、投資用物件を売却したケースやマンションにトラブルがあったので売ったケースなどが見受けられました。

嫌悪施設が近くにあったりトラブルがあったりする場合は、買主への説明義務があります。 買主にどのように説明するかは、不動産会社の担当者に相談しましょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 鹿児島県におけるマンション売却理由は「住み替え」が最多であった。
  • 鹿児島県の離婚率は全国平均よりやや高めで、マンションの売却理由が「離婚・別居」という回答もやや多い傾向であった、
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