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【熊本県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【熊本県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

熊本県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (30.2%)

熊本県でマンション売却をした理由で一番多いのは「住み替え」でした。 子供の独立や夫婦の定年退職といったライフステージの転換に合わせて、今の自分たちにピッタリの住まいを見つけたいという方が多いようです。

2位 売り時だと思ったから(19.8%)

今が売り時であると考えて売却した人も多く見受けられました。熊本県でマンションの売却価格が高いのは熊本市で、特に南区や西区での価格相場が上昇しているようです。

3位相続関連 (14.0%)

相続関連でのマンション売却が3位にランクインしました。 相続しても利用する予定のない不動産を所有していると、固定資産税だけでなくマンションの場合は管理費などもかかるため、売却する人が少なからずいるようです。

4位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (10.5%)

第4位にランクインした理由は「転勤・転職」です。 熊本県内だけでなく、県外など遠方への転勤や転職をきっかけに、自宅マンションを売る人が多いようです。

5位離婚・別居 (10.5%)

第5位は離婚・別居を理由としたマンション売却です。 熊本県の離婚率は1.46%(人口1,000人に対して:2022年)で、全国順位で見ると18位でやや高めです。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (8.1%)

経済的に困窮したためローンの返済ができなくなり、マンションを売却するという理由が6位になりました。コロナ禍が落ち着いてきたとはいえ、まだまだ景気の回復が本調子ではなく、これからも住宅ローンを滞納する人が多いかもしれません。

7位 その他 (7.0%)

熊本県では高齢化率が32.1%で、全国平均は29.1%でやや高めです。(2022年時点)。高齢化によって、老人ホームの入居一時金を用意するために自宅マンションを売却する人も少なくありません。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(30.2%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市中央区 K様】
今まで住んでいたマンションは築20年と古い建物だったので、思い切って新築マンションに住み替えることにしました。価格が高かったですが、以前より駅近で、部屋も設備も綺麗で快適なのですごく嬉しいです。

〈買主への上手な伝え方〉

快適な住環境や設備などを求めて、マンションを買い替えるケースも多く見られます。前向きな理由なので、買主にはそのまま伝えても良いでしょう

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(19.8%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市南区 M様】
仕事で熊本と福岡を行き来することが多かったのですが、リモートワークが普及し、以前より往来回数が少なくなったので、福岡のマンションを残して熊本のマンションを売ることにしました。売ったことで固定資産税や管理費にかかっていた費用が浮くので、福岡のマンションをリフォームをしたいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

居住していないマンションを所有している場合、売り時を狙って売却するのはよくあるケースです。買主には単なる「買い替え」であると伝えておけば問題ないでしょう

3位(14.0%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市東区 H様】
実家のマンションを相続することになったのですが、活用できそうな予定もないので売って現金化することにしました。駅が近かったことともあり、早めに買い手が見つかり早期で売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

相続した物件を賃貸物件として第三者に貸し出して活用する場合もありますが、管理費や固定資産税などのランニングコストや手間がかかるため、売却する人も少なくありません。買主には「相続したものの利用する予定がないため」と伝えておくだけで良いでしょう。

4位(10.5%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市西区 S様】
主人の東京への転勤が決まり東京に引っ越すことになりました。これまでも転勤が多めで、売却や引っ越しの流れは大体分かっていたので、スムーズにマンションを売ることができました。

〈買主への上手な伝え方〉

退職や転勤がきっかけで不動産を売るケースは珍しくありません。マイナスイメージを与えないため、買主にはありのままの事情を伝えてください。

転勤による売却については、「転勤で持ち家はどうする?売却と賃貸の流れと判断基準、高く売る注意点は?」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(10.5%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市中央区 U様】
年を重ねるにつれて夫と性格や考え方が合わなくなりました。さらに、近くに住んでいる姑ともうまくいかず、一緒に暮らすのが辛くなったので離婚することにしました。マンションのことをどうするか悩みましたが、現金化して二人で分けることに決め売りに出しました。少し期間はかかりましたが、そこそこの価格で売ることができたので良かったと感じています。

〈買主への上手な伝え方〉

夫婦間で問題がなくても義両親との関係に悩んだ挙句、離婚する例も時にはあるようです。プライバシーに関することなので買主には特に伝える義務はありません。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(8.1%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市西区 F様】
夫婦でペアローンを組んでマンションを購入したのですが、勤めている会社の経営がうまくいかず2人とも給料を減給されてしまい、ローン返済が厳しくなりました。不動産会社に相談し、売りに出してみたところアンダーローンだったので無事売ることができました。早めに決断して動いたのがよかったと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

ペアローンで物件を購入した場合、両者ともに、またはどちらか一方が働けなくなると、ローンの返済が苦しくなってしまいます。ただ、買主には金銭的な事情を話す義務はないため、通常の「住み替え」であると伝えておきましょう。

7位(7.0%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市中央区 O様】
最近、猫をとても好きになり、猫ちゃんをお迎えできる資金もあったので、猫ちゃんをお迎えしようと思ったのですが、ペット不可のマンションだったようで引っ越すことにしました。不動産会社に相談して無事、マンションを売ることができました。新しい新居に猫ちゃんを迎えられるのがとても楽しみです!

〈買主への上手な伝え方〉

物件を取り巻く環境に、騒音や隣人トラブルなどの瑕疵買主にとっての瑕疵がある場合は、買主に伝える義務が発生します。不動産会社の担当者に相談をして、上手に伝えてもらいましょう。売主にとってだけの問題であれば、特に伝える必要はありません。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 熊本県のマンション売却理由として最も多かったのは「住み替え」であり、次に多いのは「売り時だと思ったから」だった、
  • 熊本県は熊本市内にマンションが集中しており、取引件数はエリアにより差があるのが特徴だと言える。
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