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【宮城県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【宮城県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

宮城県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

宮城県の「マンションの売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「 宮城県のマンション売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (33.1%)

宮城県は大手企業の支店が多い仙台市を中心に、東北地域の中でもマンションの取引が活発な地域です。宮城県のほかの地域から、仙台市内に住み替えを理由に引っ越してくるケースも多くなっています。

2位 売り時だと思ったから22.3%

転居者が多い仙台市青葉区を中心に、都市部・郊外部共にマンションの需要が高まっています。維持費が負担になっていた人や、相続後物件を持て余していた人が、売り時と見込んで不動産会社に相談するケースが多くなっています。

3位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) 12.2%

宮城県から転勤・転職を理由に東京都をはじめ関東圏内へ引っ越しをするケースが多いです。単身赴任や賃貸に出すことを選ぶケースが少ないため、戸建てや土地に比べて売却理由となる割合が高いです。

4位 離婚・別居 11.5%

離婚する人が最も多くなるのはおおむね30代から40代で、ちょうどマンションを買って生活している世代と重なっているため、戸建てや土地よりも売却理由として多くなっています。

5位 相続関連 9.5%

使う予定がないためすぐに売却するケースが多いですが、空き家のまま放置し続けて管理費用や管理の手間がかかるため、結局、数年後に売却するといったケースもあります。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 6.1%

不測の事態や環境の変化により、当初は問題ないと思われた住宅ローンの返済が大変になり、売らざるを得なくなる場合があります。

7位 その他 5.4%

主に投資用物件の売却という理由が比較的多く見受けられました。マンションは戸建てや土地よりも、投資用物件として売買されることが多いためです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(33.1%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市若林区 M様】
結婚を機にマンションを買ってから数年が経ち、ローンを支払いながらも貯蓄が増えてきたので、今住んでいるマンションから勤務先により近くて広いマンションに住み替えることにしました。中古のマンションだったので希望の価格で売れるか心配でしたがなんとかそこそこの価格で売ることができたので良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

住み替えはマンションの売却理由としてはメジャーなため、買主にそのままを伝えても悪くとられる心配はまずないでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、買い替え(住み替え)で家やマンションを売却する流れと成功のコツを基本から解説で詳しく説明しています。

2位(22.3%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市青葉区 F様】
今住んでいるマンションから住み替えるか決めかねていたところで、中古マンションの需要を調べてみると、需要が上がってきているということを知ったので、「今だ!」と思い、売ることにしました。買った時より高く売ることができたので本当に良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

高く売れる時に売りたいと思うことは売主の当然の希望としてあるため、買主に尋ねられればそのままを伝えても問題はないでしょう。

しかし、それによって買主の心境に特別な良い影響が与えられるということもないため、「住み替えです」と濁しても良いかもしれません。

3位(12.2%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市青葉区 K様】
今まで働いていた会社から転職したので、新しい職場に近いところに住み替えすることにしました。不動産会社の方がわかりやすく、面倒だと感じているところもできるだけ手伝ってくださってストレスを最小限に抑えてマンションを売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤・転職による売却も理由としてメジャーなため、正直に伝えて問題ないでしょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家はどうする?売却と賃貸の流れと判断基準、高く売る注意点は?」や「転勤で持ち家の戸建てやマンションを売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(11.5%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市泉区 S様】
結婚して15年になりますが、どうしても価値観が合わず、妻と離婚することになったのでマンションを売却しました。妻は子供を連れて実家に帰るそうで、私は職場の近くに賃貸マンションを借りました。財産分与のことなど分からないことだらけでしたが、不動産会社の方に相談して、売却をスムーズに、円満に進めることができました。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚・別居といったネガティブな理由は、正直に言うと買主の印象を悪くする恐れがあります。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(9.5%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【多賀城市 A様】
仙台市内にある実家のマンションを相続したのですが、自分では使う予定もなかったため、妻と相談をして売却することにしました。築30年近いマンションだったので買い手がつくか不安がありましたが、不動産会社の方が周辺環境の良さなどをアピールしてくれて、売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

相続による売却はマンションではあまりメジャーではないものの、正直に伝えても買主の心証を損じる心配はそれほどないといえます。

6位(6.1%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市青葉区 Y様】
部署を移動してから精神的なダメージが大きくなり、一時的に仕事を休職しているのですが、その間の住宅ローンの支払いが遅れていたら督促状が届いてしまいました。不動産会社に相談したところ、このままだと競売にかけられるとのことだったので、任意売却を提案してもらい、各種手続きを進めることになりました。競売にかけられる前に取引ができたので、安値で買いたたかれずほっとしています。

〈買主への上手な伝え方〉

物件において、買主の生活に差し障りの生じるような問題がない限り、プライベートな売却理由を伝える義務はありません。

「住み替え」などと濁しても問題ありませんし、心配な場合には不動産会社に相談すると、売主にとって損にならない最適な伝え方を提案してもらえるでしょう。

7位(5.4%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市青葉区 U様】
別宅としてマンションを購入していたのですが、管理費が結構かかり大変だったので売却することに決めました。駅近で立地が良かったので買い手も見つかり、早めに売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用物件の売却の際には、その旨を伝えるとともに「レントロール」(賃料・敷金など賃貸条件を記した表)や、過去の修繕履歴を明確に知らせておくと良いでしょう。

必要となる税金や売るべきタイミングについて、不動産会社に相談することも可能です。時期を逃すと損になる場合もあるので、予定があれば早めに検討を始めましょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 宮城県は大手企業の支店などの割合が高く、転入者も多いため、住み替えを筆頭としてマンションの取引が活発にされていることが分かる。
  • 都市部・郊外部を中心にマンションのニーズが上昇していることから、「売り時だと思ったから」売却したという理由が2位という結果だった。