【岡山県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【岡山県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

岡山県の「マンションを売却した理由」について、お客様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、併せて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (28.6%)

岡山県でマンション売却をした理由で最多となったのは「住み替え」でした。 家族のライフスタイルの変化に合わせて柔軟に住まいを選ぶ人が多く見受けられます。

2位 売り時だと思ったから (19.2%)

マンション売却理由の岡山県の第2位は「売り時だと思ったから」というものです。 マンションの資産価値が高いうちに売却をする人も少なくありません。

3位 離婚・別居 (15.5%)

岡山県のマンション売却理由の第3位に「離婚・別居」がランクインしました。 岡山県の離婚率は1.61(人口千対:2020年)で、全国平均の1.57より高い状況です。離婚で財産分与をする際に、結婚してから購入したマンションを売るケースがよく見受けられます。

4位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (12.3%)

第4位は「転勤・転職」によるマンション売却です。 岡山県から遠く離れた場所に移動することになったため、現在のマンションを売却することになったというのはよくあるケースといえます。

5位 相続関連 (10.6%)

第5位にランクインしたのは「相続関連」を理由とするマンション売却でした。 親のマンションを相続しても、子供が他にマイホームを所有している場合は利用する可能性が低く、売りに出すことも珍しくありません。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (8.7%)

ローンの返済苦など金銭的な理由でのマンション売却が第6位にランクインしました。 岡山県の景気情勢は全体的に持ち直している傾向ですが、今後も物価上昇などの影響を受ける可能性があります。

7位 その他 (5.1%)

その他の売却理由として、物件自体に瑕疵があり、やむを得ず売却して違う住まいに移る事例も見られます。 物件に関連する場合は、買主にその事実を伝えることが必要です。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜

順位別に実際のお客様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(28.6%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【倉敷市 M様】
子供の進学をきっかけに、岡山市に住み替えることになりました。そのため、住み慣れた倉敷市のマンションを売却することにしました。思ったより高値で売れたので、新しいマンションの購入資金に充てられました。

〈買主への上手な伝え方〉

子供の進学をきっかけに住み替えることは、前向きなイメージを与えます。買主にはそのままの理由を伝えて問題ありません。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(19.2%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【岡山市 H様】
築20年が経ち、経年劣化が目立ってきたため岡山市で所有していたマンションを売却。不動産会社に相談したところ、ここ数年の中古マンション価格は高価格をキープしていると聞いたので、売り時を逃さないうちにと考えたからです。希望通りの価格で売れたので喜んでいます。

〈買主への上手な伝え方〉

ここ数年、岡山県の中古マンション価格は高価格をキープしており、満足のいく価格で売れる可能性が高いようです。

ただ、売主にとっての満足価格は、買主が高価格で購入するという意味合いもあります。そのため、買主には金銭的な事情は伏せて、単なる「住み替え」であると伝えましょう。

3位(15.5%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【岡山市 A様】
すれ違いの生活が長く続き、結婚20周年を迎える前に離婚し、自宅マンションを売却しました。私もキャリアを重ねており、子供もいないため揉めることなく別れています。自宅マンションは2年前にペアローンが完済していたので、売却益はそれぞれの持分に応じて配分しています。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚にはさまざまな理由が挙げられますが、買主にはあまり良い印象を与えません。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(12.3%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【岡山市 W様】
広島市にある会社に転職することになったため、良い機会だと思い自宅マンションを売却しました。私はもともと広島県の出身なので、新しい住まいは広島市内のマンションを購入する予定です。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職で違うエリアに通うことになり、住まいを見直す人も少なくありません。 転職は新しい可能性を感じさせるため、買主にはプラスのイメージを与えます。買主には転職による売却と伝えましょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(10.6%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【岡山県 K様】
義母が1人暮らしをしていたマンションを相続しましたが、すでに他県にマイホームがあるため売却しました。長く入院していたため自宅には住んでいなかったので、劣化も少なく市場価格で売れて良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

マンションなどの不動産を相続しても利用する人がいない場合は、売却するケースが多いといえます。 珍しいことではないため、買主には相続での売却だと伝えましょう。

6位(8.7%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【倉敷市 E様】
主人が、義実家が経営する会社の連帯保証人になっていましたが、倒産したため多額の負債を背負うことになりました。そのため、自宅マンションを売却して返済にあてることにしました。市場価格で売れ、何とか借金を返済できました。

〈買主への上手な伝え方〉

連帯保証人は借りた人と同等の立場になってしまうため、債務者が支払えない場合が代わりに支払わなければなりません。

このような場合、買主には金銭的な事情を伝える必要はないため、通常の住み替えであると濁しておきましょう

7位(5.1%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【岡山市 T様】
父の要介護度が上がったため自宅で面倒を見るのが難しくなり、実家のマンションを売却して老人ホームに入居しました。高額な一時金を用意しなければなりませんでしたが、幸いにも高値で売れたので売却金で賄えています。

〈買主への上手な伝え方〉

高齢者施設に入居するには高額な一時金が必要な場合が多く、自宅を売却して資金を用意するケースも少なくありません。

ただ、買主にはプライベートな事情を伝える義務はないため、一般的な住み替えであると伝えるようにします。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 岡山県のマンション売却理由として最も多かったのは「住み替え」であり、次に多いのは「売り時だと思ったから」であった
  • 岡山県で中古マンションの売却が活発に行われているのは岡山市と倉敷市である

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