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【滋賀県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【滋賀県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

滋賀県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (29.2%)

滋賀県でマンション売却をした理由で一番多いのは「住み替え」でした。 家族の増減やライフスタイルの変化などに合わせて、今より快適に暮らせる住まいを求めて売却する人が多いようです。

2位 売り時だと思ったから(20.8%)

第2位には「今が売り時」であるという売却理由がランクインしています。 滋賀県のマンションの価格はこの3年間で17.01%程度上昇しており、特に彦根市や長浜市での需要が高まっているため、高値を維持しているうちに売却する人も多いようです。

3位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(12.5%)

第3位の理由は「転勤・転職」によるマンション売却です。 滋賀県の有効求人倍率は3ヵ月連続(令和5年10月分時点)で減少しています。業種によっては転職する人も多く、マンションも同時に売却する人が少なくありません。

4位 離婚・別居(11.1%)

「離婚・別居」が、マンション売却理由として4位に入りました。 滋賀県の離婚率は1.34(人口千対:2022年)で全国順位は37位で全国では離婚率は低めの県ですが、離婚によるマンションの売却は一定数あるようです。

5位ローンの返済苦など金銭的な理由 (9.7%)

ローンの返済が困難になるなど金銭的な理由でマンションを売却したという理由が5位になりました。 滋賀県の景気の現況はコロナ禍からの回復で上昇傾向にありますが、雇用の水準は下がっているため(令和5年度時点)、これからも収入減などの理由で住宅ローンの返済を滞納する人が増える可能性があります。

6位 相続関連(8.3%)

第6位にランクインしたのは相続関連でマンションを売却するという理由です。 相続したマンションを利用しない場合、所有しているだけで税金や管理費などのランニングコストがかかります。無駄を省くために売りに出す人が少なくありません。

7位 その他 (8.3%)

マンションを売却する事情にはさまざまな理由があり、近年では介護資金を作るために売却することは珍しくありません。これからも共働き世帯は増える見込みであり、親の生活する場所として高齢者施設を利用するケースが多くなると考えられます。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(29.2%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【大津市 K様】
子どもたちが大きくなって、今住んでいるマンションが手狭になってきたので、もう少し広いマンションに住み替えることにしました。住み替えたことで子供達に部屋を作ることができましたし、自分好みの部屋にリフォームもすることができたのでとても良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

子供の成長に合わせて住み替えするのはよくあるケースです。マイナスなイメージを与えないため、買主には事実をそのまま伝えても問題ありません。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(20.8%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【草津市 A様】
滋賀県の中でも草津市はお店が集中していたりJR琵琶湖線の新快速が通っていたりと便利な地域だったので、中古マンションの相場価格が上昇していることを知って、マンションを売ってお金に換えることにしました。だいぶ前に買ったマンションだったので買った時よりも高く売れるのか半信半疑でしたが、そこそこの価格で売ることができたので満足しています。

〈買主への上手な伝え方〉

全国的に中古マンションの相場は上昇傾向にあり、これまで悩んでいた人も売却するケースがあるようです。ただし、売主が得をする取引は買主には損するイメージを与えるので、詳しい事情は伝えないほうが良いでしょう。

3位(12.5%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【大津市 M様】
大阪に転勤することになり、このまま住んで通勤することも考えましたが、通勤時間が長いのがやはり嫌だったので転勤先に近いマンションに住み替えることにしました。今まで住んでいたマンションは管理費がかかるので売ることにして、不動産会社の方と相談しながら無事売ることができました。

〈買主への上手な伝え方〉

サラリーマンは転勤で遠方に赴任した場合、同じエリアには戻らない可能性があります。新しい人生のスタートをイメージさせるため、買主には転勤や転職による前向きな意味での住み替えであることをアピールしておきましょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家はどうする?売却と賃貸の流れと判断基準、高く売る注意点は?」や「転勤で持ち家を売却!失敗しない不動産会社の選び方のポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(11.1%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【守山市 U様】
結婚してからお互いに仕事が忙しく、すれ違いが増え離婚することになりました。今まで住んでいたマンションは現金化して妻と分けられるように、売ることにしました。リフォーム済みのマンションだったので買い手が早めに見つかりました。

〈買主への上手な伝え方〉

特に不仲でないとしても、残された人生をそれぞれが自由に生きていくために離婚する夫婦が見られるようになりました。

ただし、プライベートな理由のため、買主には特に伝える必要はありません。単なる住み替えや買い替えと伝えても、特に問題はないでしょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(9.7%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【大津市 H様】
仕事が合わず転職したのですが、以前よりお給料が下がったので月々のローン返済が厳しくなり、マンションを売ることにしました。最初に見積もった時はオーバーローンだったので、アンダーローンで売却できるように粘り、なんとか売却することができました。買い手が決まった時は本当に安心しました。

〈買主への上手な伝え方〉

会社の業績不振や転職などで収入が減り、これまで問題なく支払えていた住宅ローンが苦しくなり、売却に踏み切るケースもあります。ただし、金銭的に困っていることが相手に分かると安く買い叩かれるリスクもあるため、通常の「住み替え」であると伝えておきましょう。

6位(8.3%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【草津市 Y様】
一人暮らしをしていた姉が亡くなり、姉が住んでいたマンションを相続することになったのですが、住む予定もなく賃貸に出すのも考えましたが、処理などが面倒に感じたため売ることにしました。姉が綺麗に部屋を使ってくれていたこともあり、そこそこの価格で売ることができたので良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

近年では単身者の世帯が増えており、「おひとり様」を貫いた兄弟や親戚などの自宅を相続するケースは珍しくありません。自宅で特殊な亡くなり方をしていないのであれば、買主に詳しい事情を説明する義務はないため、通常の「相続」により売却すると伝えましょう。

7位(8.3%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【守山市 M様】
子供が大きくなって走り回るようになり、階下の人から度々苦情を言われるようになりました。防音対策をいろいろしてみたのですが効果がなく、このまま萎縮しながら生活するのも嫌だったので、一旦、実家に戻るためにマンションを売却することにしました。不動産会社の方が本当に良く助けてくださって、とてもありがたかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

隣人トラブルがあってマンションを売却する場合は、買主にその事実を伝えることが必要です。不動産会社の担当者に相談をしましょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 滋賀県のマンション売却理由として最も多かったのは「住み替え」であり、次に多いのは「売り時だと思ったから」だった。
  • 滋賀県内では、特に大津市や草津市のマンションが人気である。理由として交通の便が良い、駅前に日常生活に必要な店などが揃っているなどがあげられる。
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