【2022年度版 詳細解説】千葉県の中古マンション売却価格相場・動向

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【2022年度版 詳細解説】千葉県の中古マンション売却価格相場・動向

この記事では、千葉県の

  • 中古マンションの売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

という中古マンションを売る際に知っておきたい基本情報に加えて、

  • 高く売れる中古マンションの特徴
  • 売れにくい中古マンションの特徴
  • 売れにくい中古マンションを売るための対策方法

について知ることができます。

もくじ

この記事のポイントまとめ

1.【2022年度版】千葉県の中古マンションが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

売却成約までにかかった期間は平均約4ヵ月、平均売却価格は約2,359万円です。

また相場の動向は、おおまかに以下のとおりです。

  • 2019年に比べ売却価格は、約14%上昇
  • 2019年に比べ成約した物件の㎡単価は、約17%上昇
  • 2019年に比べ成約件数は、約▲9%下降

詳しくは、「1.【2022年度版】千葉県の中古マンションが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向」をご覧ください。

2.千葉県で高く売れる中古マンションの特徴(2022年度版)

千葉県で高く売れる中古マンションの特徴は、一般的に以下のとおりです。

  • 千葉市・船橋市にある
  • 流山おおたかの森などの開発エリアにある
  • 使いやすい間取り
  • 駅から近い
  • 専有面積が70㎡以上ある

上にあげたような特徴が多くあてはまり、なおかつ「駅や生活に必要な施設が近くにある立地」(あればユニークな情報に変更する)に建っている中古マンションは査定額が高くなります。

詳しくは、「2.【チェックリスト付き】千葉県で高く売れる中古マンションの特徴(2022年度版)」をご覧ください。

3.千葉県で売れにくい中古マンションの特徴(2022年度版)

千葉県で売れにくい中古マンションの特徴としてあげられるのは、一般的に次のようなものです。

  • 千葉市・船橋市から離れている
  • 開発エリアでない
  • 使いづらい間取り
  • 駅から遠い
  • 専有面積が狭い

詳しくは、「3.千葉県で売れにくい中古マンションの特徴(2022年度版)」をご覧ください。

4.【事例で解説】千葉県で売れにくい中古マンションを売るための対策方法3つ(2022年度版)

千葉県で売れにくい中古マンションを売るための対策法3つについて、実例でご紹介いたします。

その方法は、次のとおりです。

【2022年度版 千葉県で売れにくい中古マンションを売るための対策方法3例】
対策方法(例)
千葉市・船橋市から離れている ・周辺の良さをアピールする
駅から遠い ・相場価格よりも価格を下げる
専有面積が狭い ・ニーズにあった買い手を探す

詳しくは、「4.【事例で解説】千葉県で売れにくいマンションを売るための対策方法3つ(2022年度版)」をご覧ください。

1.【2022年度版】千葉県の中古マンションが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

1-1.【2022年度版】千葉県の中古マンションが売却成約までにかかった期間

【2022年度版 千葉県の中古マンションの売却成約までにかかった期間】
千葉県平均
マンションの売却成約までにかかった期間 約4ヵ月

不動産の売れやすさは「マンション>戸建て>土地」の順になっています。

特にマンションは、住み替えや買い替えのケースが多く、不動産の中でも流動性が高いため、比較的早く売却できるケースが多いと言えるでしょう。千葉県のマンションは船橋市、市川市、松戸市、千葉市に多く見られます。

参考として実際に売却成約した売主へのアンケート結果を見てみると、70%以上のケースで6ヵ月以内に売却できていることが分かります。

【千葉県版 中古マンションの売却にかかった期間アンケート】
順位 売却にかかった期間 割合
1位 3ヵ月以内 42.4%
2位 6ヵ月以内 28.6%
3位 1年以内 15.5%
4位 2年以内 8.6%
5位 2年以上 4.9%

※イクラ不動産の利用者アンケートより

1-2.【2022年度版】千葉県の中古マンションの売却価格・相場の動向

【2022年度版 千葉県の中古マンションの売却価格・相場】
千葉県平均
マンション売却価格・相場 約2,359万円

2022年現在、千葉県の中古マンション相場の動向は次のような傾向です。

〈2022年度版 千葉県の中古マンション相場の動向まとめ〉

  • 2019年に比べ売却価格は、約14%上昇
  • 2019年に比べ成約した物件の㎡単価は、約17%上昇
  • 2019年に比べ成約件数は、約▲9%下降

【主な要因】

  • つくばエクスプレスの開通
  • 柏の葉周辺の公民学連携による大型市街地開発で「柏の葉スマートシティ」が誕生した

千葉県内では流山市・柏市・千葉市・船橋市・市川市への転入者が多く、全国的に見ても転入者が多い市町村20位に5市がランクインしており、住みやすい地域として人気が高まっています。

また、千葉県にはチーパスという子育て家庭優待カードがあり、子育て支援にも力を入れているため、若い世代やファミリー層からの人気が高まっているようです。

特に、東京に近い浦安市、市川市などはJR総武線や、京葉線など比較的交通アクセスも良いため、中古マンション価格相場は上昇し続けています。

また、以下のようなエリアの住宅需要・地価が高まっています。

〈住宅需要・地価が高まっているエリア〉

1.千葉市・船橋市・流山市・柏市・市川市
⇒千葉市の美浜区、花見川区、稲毛区
⇒総武線、京葉線沿線沿いから近い物件
2.以下の条件に当てはまるエリア
⇒浦安駅や流山おおたかの森などの街開発の進んでいるエリア
⇒治安が良く子育てがしやすい環境

【主な要因】

  • 船橋市は都心近郊のベッドタウンとして人口が増えた
  • 子育て世帯やファミリー層が多いため、環境の良い地域が好まれる

2.【チェックリスト付き】千葉県で高く売れる中古マンションの特徴(2022年度版)

基本的に中古マンションは、建っている場所が「駅や商業施設などが近くにある生活しやすい立地」でなければ高くは売れません。

加えて、千葉県では以下に掲げた特徴に多く当てはまっているほど、査定額が高くなります。

【2022年度版 千葉県で高く売れる中古マンションの一般的な特徴 チェックリスト】
チェック項目 チェック
千葉市・船橋市にある ・千葉市や船橋市付近
・主要沿線上にある 等
流山おおたかの森などの開発エリアにある ・商業施設がある
・街並みが綺麗 等
使いやすい間取り ・2LDK以上ある
・人気の間取り 等
駅から近い ・駅から徒歩10分圏内の物件
専有面積が70㎡以上ある ・専有面積が70㎡以上

以下の章で、これらの特徴について詳しく解説します。

2-1.[特徴1]千葉市・船橋市にある

千葉県は、通勤や通学に便利な千葉市や船橋市に人口が集まっています。

中でも船橋駅は、都内・千葉県内へのアクセスが良く人気のエリアなため人気があり、価格も高くなりやすいです。

郊外であれば、京葉線・総武線上にあって快速・急行が停まる駅や、始発駅などの近くにあると、査定額が高くなります。

2-2.[特徴2]流山おおたかの森などの開発エリアにある

開発エリアにある物件は売れやすい傾向にあります。

中でも流山市にある「おおたかの森」は商業施設や大規模な住地開発が進んでいて、住環境の良い街として注目されているエリアです。

流山市でなくても、新しく道路が舗装されていたり、街並みが綺麗なエリアは若い子育て世代からの人気があり売れやすくなります。

2-3.[特徴3]使いやすい間取り

千葉県のマンションは子育て世代からの需要が高いため、間取りが重要となってきます。

千葉県では2LDK以上のマンションが高く売れやすいです。

子育てのしやすい間取りや、将来的にリフォームしやすい間取り水や回りの配置になっているとより買い手がつきやすくなります。

2-4.[特徴4]駅から近い

一般的に、駅に近いほど人気も価格も高くなります。

駅から徒歩10分圏内にあれば相場価格よりも高く売却することができるでしょう。

2-5.[特徴5]専有面積が70㎡以上ある

一般的に、マンションでは専有面積が広くなるほど、人気も価格も高くなります。千葉県では、専有面積が70㎡以上あるマンションが多く売れています。

3.千葉県で売れにくい中古マンションの特徴(2022年度版)

【2022年度版 千葉県で売れにくい中古マンションの一般的な特徴 一覧表】
説明
千葉市・船橋市から離れている ・千葉市、船橋市から離れている
・主要路線上から外れている
開発エリアにない ・主要都市から離れた郊外
・商業施設が近くにない
使いづらい間取り ・2DK以下の間取り
・部屋数が少ない、狭い 等
駅から遠い ・駅から徒歩15分以上ある
専有面積が狭い ・専有面積が70㎡以下 等

以下の章で、これらの特徴について詳しく解説します。

3-1.[特徴1]千葉市・船橋市から離れている

千葉県の主要都市である千葉市・船橋市から離れている物件は売れにくいです。

千葉市内であっても主要路線上から外れている場合は価格が安くなってしまう場合があります。

3-2.[特徴2]開発エリアにない

主要都市から離れた郊外や、商業施設などが近くにないエリアは売れにくくなります。

千葉県では住環境の良いエリアが好まれているので周辺の道路が舗装されてなかったりする物件は価格も安くなりがちです。

3-3.[特徴3]使いづらい間取り

千葉県では2DK以下のマンションは売れにくい傾向にあります。

子育てのしづらい間取りや、使い勝手の悪い間取りは価格も安くなりがちです。

3-4.[特徴4]駅から遠い

一般的に、マンションは駅から近ければ近いほど人気があります。

最寄駅から徒歩で15分以上かかるものは売りにくい傾向があります。

駅から遠い場合でも、駅まで行くバスの停留所が近い場合などは比較的売れやすいでしょう。

3-5.[特徴5]専有面積が狭い

千葉県のマンションは、ファミリー層からの人気が高いため、専有面積が70㎡以下のマンションは人気が下がる傾向にあります。

4.【事例で解説】千葉県で売れにくい中古マンションを売るための対策方法3つ(2022年度版)

千葉県で売れにくい中古マンションを売るための対策法3つについて、実例でご紹介いたします。

その方法は、次のとおりです。

【2022年度版 千葉県の売れにくい中古マンションを売る対策方法の例】
対策方法(例)
千葉市・船橋市から離れている ・周辺の良さをアピールする
駅から遠い ・相場価格よりも価格を下げる
専有面積が狭い ・ニーズにあった買い手を探す

〈事例1〉
千葉市・船橋市から離れている場合の成功事例

〈概要〉

売主Yさんは鴨川市の江見駅に2LDKのマンションをお持ちで、都心から離れた立地だったため売却について悩んでおりましたが、海が近いことや部屋からの眺望が良いことをアピールして売りに出したところ、無事に売却することができました。

〈高く売れたポイント〉

・ニーズに合った買い手を探す
主要都市から離れている場合でも周辺環境が良い物件は、アピール次第で売却しやすくなります。日常生活に困らないことや子育てのしやすさ、治安の良さをしっかりとアピールするのがポイントです。

〈お客様の声〉

鴨川市にあるマンションを売却しようと思っていたのですが、郊外ということもあり売却できるか不安でした。不動産会社に相談し、海が近いことなどをアピールポイントとして売りに出したところ、サーフィンが趣味というご夫妻が見つかり売却することができたので良かったです。

〈事例2〉
駅から遠い場合の成功事例

〈概要〉

売主Rさんは船橋市の船橋駅から徒歩20分の場所にあるマンションの売却を始めましたが、売却を開始してから半年経っても中々売れず悩んでいました。不動産会社に相談して売却価格を見直し価格を下げてみたところ、無事に売却することができました。

〈早く売れたポイント〉

・相場価格よりも価格を下げる
千葉県のマンションの売却成約までにかかる期間は平均平均4ヵ月です。売却を始めてから6ヵ月を過ぎても買い手が見つからない場合は、売却価格の見直しをすることも大切です。
地元に詳しい不動産会社に相談し、買い手のつきやすい適正価格にすることで買い手がみつかるケースが多いです。

〈お客様の声〉

仕事の転勤が決まり売却を始めたのですが、中々買い手が見つからず悩んでしました。船橋駅から遠いということで不動産会社に教えていただいた適正価格に価格を下げて売りに出したら買い手が見つかり、売却することができました。なるべく早く売却したかったので価格を下げて正解でした。

〈事例3〉
専有面積が狭い場合の成功事例

〈概要〉

売主Sさんは柏市の柏駅から徒歩6分の場所に専有面積が45㎡ほどのマンションをお持ちで、狭いというところで売却について悩んでいましたが、不動産会社と話し合い、ニーズを絞って買い手を探してみたところ、新婚のご夫妻に無事に売却することができました。

〈高く売れたポイント〉

・ニーズにあった買い手を探す
千葉県では、70㎡以上あるファミリー層向けのマンションの人気が高く、それよりも狭い物件は買い手がつきにくい傾向にあります。
今回、売却に出された45㎡の物件は二人暮らし世帯に需要があるため、新婚向けや老夫婦向けとしてターゲット層を絞って売り出していくことで売却しやすくなります。

〈お客様の声〉

柏駅から近く、周辺には商業施設もそろっていたのであまり価格は下げたくなかったので、子供のいない世帯にターゲットを絞って満足の価格で売却ができたので良かったです。

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