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【兵庫県版】「戸建てを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【兵庫県版】「戸建てを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

兵庫県の「戸建てを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

兵庫県の「戸建ての売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「兵庫県の土地・中古戸建て売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (27.9%)

兵庫県におけるマンション売却理由の第1位は、家族の変化やより良い住まいを求めるための住み替えや買い替えでした。マンションは戸建てや土地に比べると売却しやすいため、住み替えする率が高くなるようです。

2位売り時だと思ったから (21.9%)

兵庫県は、神戸市や大阪市といった大都市へのアクセスが良い場所が多いため、マンションの需要があります。また、中古マンショの価格が上昇していることから、売り時だと売却に至った人も多いようです。

3位相続関連 (12.8%)

兵庫県は、神戸市や西宮市などではマンションの相続も多く見受けられます。使う予定がないマンションは、空き家で放置していても維持管理費や手間がかかるため、相続して間もなく売却に出されることが多くなります。

4位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (12.6%)

第4位は「転勤・転職」など仕事場所の変化という結果でした。住宅ローンがなければ賃貸に出す人もいますが、管理や対応が大変なことからマンションの場合は売却する方が多いようです。

5位離婚・別居 (10.0%)

兵庫県の離婚率は全国平均とほぼ同じであり、決して多くはありません。しかし、離婚とマンション購入の多い世代が30代と被っているため、離婚を理由とするマンションの売却も一定数あるようです。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (8.6%)

住宅ローンを組んだときには想像しなかったできごとや環境の変化により、住宅ローンの返済が厳しくなり、売却せざるを得ない事態に陥るケースも一定数あるようです。また、急にまとまったお金が必要になったので、マンションを売却したというケースもあります。

7位 その他 (6.3%)

マンションを売却したその他の理由として、兵庫県の場合、投資用物件の売却が比較的多く見受けられました。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(27.9%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【姫路市 K様】
子供をより自然の多いところで育てたいと思い、姫路市に住み替えることにしました。賃貸に出すことも考えたのですが、管理が大変になるかと思ったので、売却することにしました。想像していたよりも早く売れたので、とても驚きました。

〈買主への上手な伝え方〉

住み替えはマンションの売却理由としてはメジャーなため、買主にそのままを伝えても悪くとられる心配はまずないでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、買い替え(住み替え)で家やマンションを売却する流れと成功のコツを基本から解説で詳しく説明していますので、ぜひ読んでみてください。

2位(21.9%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【尼崎市 S様】
築年数が古い戸建てだったのですが、尼崎駅に近く、前よりも値が上がっていると聞いたので、思い切って売却することにしました。古いので売れるかな?と心配でしたが、高値で売れたのでこのタイミングで売却を決断して正解でした。

〈買主への上手な伝え方〉

売る側としては、高く売れる時に売りたいと思って当然です。しかし、買い手は高く買うことになって損をしたと思うかもしれません。

買い手の心境を害するような恐れがある場合は、単に「住み替えです」と伝えても良いかもしれません。

3位(12.8%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【芦屋市 M様】
西宮市で一人暮らしをしていた母が亡くなり、母が住んでいた家を相続しました。すでに持ち家を購入していたため、売却することにしました。不動産売却について全く知識がなかったのですが、不動産会社の人が丁寧にサポートをしてくれたので、無事に売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

相続した不動産を売却するというのは、買い手にとって特に不利益になったり悪い印象を与えたりするわけではないため、そのまま伝えても問題はないでしょう。

ただし、相続にあたり孤独死など何らかの問題が発生した場合は、あらかじめ不動産会社に伝えておく必要があります。そのうえで、売却方法を相談するようにしましょう。

4位(12.6%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【神戸市西区 T様】
東京の本社に転勤することになったため、20年前に購入した家を売却しました。幸い資金的に余裕があったため、先に東京の住居を探してから売却を進めたのですが、不動産会社の担当の人がこまめに連絡をしてくれたので、満足のいく売却ができました。

〈買主への上手な伝え方〉

戸建ての売却理由として転勤や転職は一般的であり、買い手に悪い印象を与えないため、正直に伝えても問題はありません。

転勤による売却については、転勤で持ち家はどうする?売却と賃貸の流れと判断基準、高く売る注意点は?」や「転勤で持ち家の戸建てやマンションを売却!不動産会社選びで失敗しないポイントで詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(10.0%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【宝塚市 A様】
事情があって長年別居状態が続いており、子供も独立したので、妻と相談しました。どちらかが住み続けるには広かったので、売却する方が後腐れなくていいだろうということになり、売却することにしました。残っていた住宅ローンを精算しても少し手元に現金が入ったので、これからの生活にゆとりができました。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚や別居といったネガティブな売却理由は、場合によっては買い手の印象を悪くする恐れがあります。特に、結婚によって新居を探している場合などは、敬遠されるかもしれません。

売却理由は、買い手への説明が義務付けられた次のような瑕疵にあたらず、物件そのものに問題がないのであれば、個人的な理由を特に説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(8.6%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【西宮市 A様】
事業がうまくいかず、15年前に建てた家のローンの支払いが苦しくなったため、売却することにしました。支払いが滞ると競売にかけられると知り、急いで売却してもらえる不動産会社を選びました。幸い住宅ローンの残りがそれほどなかったので、任意売却をせずに済みました。早めに決心してよかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

金銭的な問題やローンの支払いが苦しいなど、個人的な理由で物件そのものに問題がないのであれば、買い手に正直に伝える必要はありません。

「住み替え」などと濁して伝えても問題ないでしょう。

7位(6.3%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【神戸市長田区 I様】
収益用として購入した戸建てを売却しました。これを基にして、もっと利回りが良い物件を購入しようと思ったからです。急いで売る必要はなかったのですが、思っていた以上の価格で売却でき、新しい物件を見つけることもできました。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用の物件を売却する際には、投資用物件であることを伝えるとともに、賃料・敷金など賃貸条件を記したレントロールや、過去の修繕履歴などを提示することをおすすめします。

また、投資用物件の売却で必要となる税金や売るべきタイミングについては、不動産会社に相談することも可能です。時期を逃すと損になる場合もあるので、売却予定があれば早めに検討を始めましょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 兵庫県のマンションの売却理由として、最も多かったのは「住み替え」というものであった
  • 兵庫県における戸建ての売却理由第2位は「相続」で、約1割以上のケースという結果だった