【沖縄県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【沖縄県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

沖縄県の「マンションを売却した理由」について、お客様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、併せて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (21.3%)

沖縄県でのマンション売却理由で最も多かったのは「転勤・転職」でした。 仕事や勤務地の変化で、新しい住まいに住み替える人が多いようです。

2位 離婚・別居 (19.5%)

マンションの売却理由の2位は「離婚・別居」によるものです。 沖縄県の離婚率の高さは全国2位と上位であり、夫婦が別れることによりマンションを売却する例が多く見受けられます。

3位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (16.2%)

沖縄県におけるマンション売却理由の第3位は「住み替え」です。 「利便性の高いところに住みたい」「収入の高い仕事を見つけたい」など、より良い環境を見つけるために住み替える人も少なくありません。

4位 売り時だと思ったから (14.4%)

第4位は「売り時だと思ったから」という理由です。 沖縄県は有名な観光地であることから数多くのリゾートマンションが立ち並び、売買取引も活発に行われています。

5位 相続関連 (11.6%)

第5位の理由には「相続関連」がランクインしました。 親が住んでいたマンションを相続したものの、利用しないため売却するケースも多いようです。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (11.2%)

沖縄県の景気動向は消費、観光関連が後退したのち下げ止まりの動きが見られますが、まだまだ完全に回復したとは言えません。

7位 その他 (5.8%)

隣人トラブルや周辺の環境悪化など、所有者には関係のない理由で売却する例も見受けられます。その場合、買主には状況を説明しなければなりません。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜

順位別に実際のお客様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(21.3%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 O様】
大阪の会社に転職することになったのをきっかけに、マンションを売却しました。 今度の会社には長く勤務する予定なので、沖縄には戻らないと考えたからです。那覇市内でも利便性の良い場所にあるマンションだと思います。希望通りの金額で売れました。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職をきっかけに売却する人は多く、珍しいことではありません。前向きな印象を与えるので買主にはそのまま伝えましょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

2位(19.5%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 H様】
本島から夫婦で沖縄県に移住しましたが、さまざまな事情が絡み合い離婚することに。ペアローンの残債を減らすために、5年前に購入したマンションを売却しました。オーシャンビューの築浅物件なので買い手がすぐに見つかりました。

〈買主への上手な伝え方〉

沖縄県は高知県に次いで離婚率が高い地域であり、離婚に伴ってマンションを売却する人が多いようです。離婚はマイナスイメージを買主に与える可能性が高いため、単なる「住み替え」であるとだけ伝えておきましょう。

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

3位(16.2%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【豊見城市 T様】
実家の母と同居することになったため、自宅マンションを売却しました。バス停やコンビニに近いなど立地条件が良いため、早期に売却ができました。売却金で沖縄市にある実家をリフォームして住みやすくしたいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

親との同居が突然決まり、所有していたマンションを売って住み替える人も少なくありません。特にマイナスイメージは与えないため、買主にはそのままの理由を伝えても問題ありません。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

4位(14.4%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 T様】
那覇市で所有していたマンションを「今が売り時」と考えて売却しました。那覇市は有名な観光地であり、中古マンションの取引が活発とのことです。資産価値が下がる前に築7年が過ぎる前に売りに出しました。キレイに使用していたこともあり、高値で売れて喜んでいます。

〈買主への上手な伝え方〉

沖縄県でマンションの売買取引が活発に行われているのは那覇市です。「売り時だと思ったから」と買主に伝えると、何となく高い買い物をするようなイメージを与えるので、金銭的な事情は伝えないようにしましょう。単なる「住み替え」であると言えば十分です。

5位(11.6%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【中頭郡北谷町 S様】
義父が亡くなり、一人暮らしをしていたマンションを主人と義兄が相続しましたが、2人とも利用する予定がないため処分することに。新しいマンションではなかったため買主が見つかるまで時間がかかりましたが、何とか売れてホッとしています。売却したお金は等分に折半しました。

〈買主への上手な伝え方〉

築古物件の場合、買主が見つかるまで時間を要する場合があり、なかなか売れないケースもあります。買主には自宅で孤独死になったなど特殊な事情がない限り、「相続関連」で売ると伝えておけば事足ります。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

6位(11.2%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 E様】
那覇市で購入して住んでいたマンションを売却しました。理由は住宅ローンが払えなくなったからです。購入当時は私も働いていて主人とペアローンで順調に返済していました。しかし、私が妊娠後、体調を崩し退職したため収入が半減し、主人の収入だけでは返済できなくなったのです。場所が良かったので早めに売れましたが、残債がいくらか残っています。

〈買主への上手な伝え方〉

ペアローンで住宅ローンを組んだ場合、夫婦の一方が働けなくなると返済が困難になってしまいます。ローンの返済苦は買主にあまり良いイメージを与えないので、通常の「住み替え」と伝えておくほうが良いでしょう。

7位(5.8%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 U様】
夫の死後、私1人でマンションに暮らしていましたが、娘が一緒に暮らそうと言ってくれたので同居することになりました。マンションの売却金は老後の資金として貯めておき、娘夫婦に経済的な負担をかけないようにしたいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

子供と同居することになったり高齢者施設に入居することになったりしたためマンションを売却する人も一定数存在します。 買主には特にマイナスイメージを与えないので、そのままの事情を伝えても構いません。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 沖縄県のマンション売却理由は「転勤・転職」が最多であり、次が「離婚・別居」だった
  • 沖縄県の離婚率の高さは全国2位と高めであることからか、売却理由の第2位は「離婚・別居」であった

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