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【富山県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【富山県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

富山県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (37.5%)

結婚や出産といったライフスタイルの変化だけでなく、「通勤通学に便利な立地」や「生活利便性の高いエリア」を求めて住み替えたというマンションの売却理由が富山県ではトップという結果でした。

2位売り時だと思ったから (20.0%)

不動産市場や景気の変動などさまざまな事情から、売り時だを考えて売却したという方も多いようです。中でも、近隣に多くの商業施設がある富山市内のマンションは人気があるため、売却に至るケースが多くなっています。

3位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(12.5%)

転勤・転職を理由に、富山県から関東や中部地方などへ引っ越す売主も多いようです。単身赴任する方も多いですが、家族で引っ越す場合はマンションのほうが、戸建てに比べて売却する割合が高くなっています。

4位 離婚・別居 (10.0%)

離婚する人が最も多くなるのはおおむね30代から40代で、ちょうどマンションを購入する世代と重なっているため、富山県においても戸建てや土地よりもマンションの売却理由として多くなっています。

5位 相続関連 (7.5%)

マンションを相続して売却するケースも多いです。空き家のまま放置し続けると管理費用や固定資産税がかかるため、早めに売却を決めるケースもあります。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (7.5%)

勤務先の経営悪化などによって、給与削減や人員削減による解雇など予想外の事態が起き、当初予定していた返済計画通りに住宅ローンを返せなくなることもあります。

7位 その他 (5.0%)

富山市などの都市部においても、その他のマンションを売却した理由として、投資用物件の売却が比較的多く見受けられました。マンションは戸建てや土地よりも、投資用や収益用物件として売買されることが多いためです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(37.5%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【富山市 O様】
子どもが小学校に上がることをきっかけに、通学に便利な土地に引っ越したいと思い売却を考えました。駅から少し以上離れた立地にあるマンションだったため、買主が見つかるか不安でしたが不動産会社の方が尽力してくれたおかげで思ったより早く売却できました。

〈買主への上手な伝え方〉

住み替えを理由とする売却はメジャーなため、買主に正直に伝えても問題はありません。ただし、「買い物に不便だから」「学校が遠いから」といったネガティブな理由で住み替える場合は、詳細は伝えず「住み替え」とだけ応えましょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(20.0%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【富山市 H様】
富山県全体の中古マンションの価値は上がったり下がったりを繰り返しているようなのですが、私が所有しているマンションについては、ここ最近価格が上がっているとのことだったので、下がる前にと思い売却をしました。もともといつかは売るつもりだったので、すっきりしました。

〈買主への上手な伝え方〉

売主が高値で売りたい、または相場価格が下がる前に売りたいと思うのは当然のため、そのまま正直に買主に伝えても問題ありません。

しかし、買主の中には自分が損をしたよう気持ちになる人もいるため、「住み替えのため」と濁しても良いでしょう。

3位(12.5%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【富山市 I様】
25年前に富山に転勤になったときにマンションを購入したのですが、また東京に戻ることになり、そのまま東京に住み続けたいと思ったのでマンションを売ることにしました。富山も好きなのですが、やはり東京に住みたい気持ちのほうが強いです。年齢的にも、もう転勤はないと思うので、思い切って売ってよかったと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤・転職は、全国的にみても上位にランクインする売却理由の一つです。売却理由としてメジャーなため、正直に買い手に伝えて問題ないでしょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(10.0%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【富山市 S様】
結婚して横浜から富山に嫁いできて、2人でマンションを買って結婚生活を続けていたのですが、価値観の違いから離婚することになりました。マンションは売却して2人で分けることに決めました。離婚での売却が得意という不動産会社にお任せしたので、ローンの処理や財産分与の方法などを教えてもらい、スムーズに売却できて良かったです。

土地や一戸建てに比べるとマンションのほうが、離婚を理由とする売却の割合が多い傾向にあります。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚・別居による売却はネガティブなイメージを持つ買主が多くいるため、正直に伝える必要はありません。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(7.5%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【高岡市 Y様】
あちこちに不動産を所有していた叔父がなくなり、子供がいなかったので私が高岡市にあるマンションを相続することになりました。管理費用や固定資産税も馬鹿にならないので、売却を決意しました。地域密着を謳っている不動産会社に依頼したところ、すぐに買い手を見つけてくれて無事に売却できました。

〈買主への上手な伝え方〉

相続を理由とする売却は割合的には少ないものの、正直に伝えても買主がネガティブなイメージを抱くことはほとんどないでしょう。

6位(7.5%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【富山市 U様】
5年ほど前にローンを組んでマンションを購入したのですが、自分で事業を立ち上げて失敗してしまい、多額の負債を抱えることになってしまいました。当然、月々の住宅ローンの返済も苦しくなったので売却を決意しました。多額のローンが残っていたので、任意売却できる不動産会社に任せました。競売にかけるよりもはるかに高い金額で売却してくれたので、本当に助かりました。

〈買主への上手な伝え方〉

マンションに限らず不動産を売却するときは、買主にとって不利にならないことであればプライベートな理由を正直に伝える必要はありません。よって、言いにくい理由の場合は、「住み替えのため」と伝えるだけで十分でしょう。

7位(5.0%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【富山市 N様】
10年近く前に駅前に投資用のマンションを購入したのですが、もっと利回りの高い物件を求めて売却に踏み切りました。居住用物件と異なる性質の投資用のマンションをスムーズに売却できるか心配でしたが、実績が豊富な不動産会社に相談したところ思ったより早く売却できました。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用のマンションを売却するなら、レントロール(家賃や賃貸の条件を記したもの)や過去の修繕履歴が載っている書類を用意するとスムーズに売却できます。

また、売却時にかかる税金に加え、売るべきタイミングから不動産会社に相談することも可能です。時期を逃すと損になる場合もあるので、予定があれば早めに検討を始めましょう。

なお、可能な限り複数の不動産会社に相談したほうが選択肢は広がります。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 富山県におけるマンションの売却理由は、ライフスタイルの変化やより良い生活環境を求めるための「住み替え」が一番多いという結果だった。
  • 富山県から転勤・転職で関東地方や中部地方に引っ越すケースが多く見受けられる。
  • 富山市内で交通や生活の便が良い立地にあるマンションは人気があるため、売却に踏み切っても早期に売れるケースが多い。
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