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【2023年度版 詳細解説】富山県の中古マンション売却価格相場・動向

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【2023年度版 詳細解説】富山県の中古マンション売却価格相場・動向

この記事では、富山県の

  • 中古マンションの売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

という中古マンションを売る際に知っておきたい基本情報に加えて、

  • 高く売れる中古マンションの特徴
  • 売れにくい中古マンションの特徴
  • 売れにくい中古マンションを売るための対策方法

について知ることができます。

富山県の「マンションの売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「富山県のマンション売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

もくじ

この記事のポイントまとめ

1.【2023年度版】富山県の中古マンションが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

売却成約までにかかった期間は平均約4.8ヵ月、平均売却価格は約1,910万円です。

また相場の動向は、おおまかに以下のとおりです。

  • 前年に比べ売却価格は、約17%上昇
  • 前年に比べ成約した物件の㎡単価は、約15.7%上昇
  • 前年に比べ成約件数は、約0.01%上昇

詳しくは、「1.【2023年度版」富山県の中古マンションが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向」をご覧ください。

2.富山県で高く売れる中古マンションの特徴(2023年度版)

富山県で高く売れる中古マンションの特徴は、一般的に以下のとおりです。

  • 富山市の中心部に近い
  • 交通の便が良い
  • 周辺環境が良い
  • 専有面積が広い
  • 外観・内観の状態が良い

上にあげたような特徴が多くあてはまり、なおかつ「駅や生活に必要な施設が近くにある立地」に建っている中古マンションは査定額が高くなります。

詳しくは、「2.【チェックリスト付き】富山県で高く売れる中古マンションの特徴(2023年度版)」をご覧ください。

3.富山県で売れにくい中古マンションの特徴(2023年度版)

富山県で売れにくい中古マンションの特徴としてあげられるのは、一般的に次のようなものです。

  • 富山市の中心部から遠い
  • 交通の便が悪い
  • 周辺環境が悪い
  • 専有面積が狭い
  • 外観・内観の状態が悪い

詳しくは、「3.富山県で売れにくい中古マンションの特徴(2023年度版)」をご覧ください。

4.【事例で解説】富山県で売れにくい中古マンションを売るための対策方法3つ(2023年度版)

富山県で売れにくい中古マンションを売るための対策法3つについて、実例でご紹介いたします。

その方法は、次のとおりです。

【2023年度版 富山県で売れにくい中古マンションを売る対策方法3例】
対策方法(例)
富山市の中心部から遠い ・価格を下げる
交通の便が悪い ・周辺環境の良さをアピールする
周辺環境が悪い ・立地の良さや便利さをアピールする

詳しくは、「4.【事例で解説】富山県で売れにくいマンションを売るための対策方法3つ(2023年度版)」をご覧ください。

1.【2023年版】富山県の中古マンションの売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

1-1.【2023年版】富山県の中古マンションが売却成約までにかかった期間

【2023年版 富山県のマンションのが売却成約までにかかった期間】
富山県平均
マンションの売却成約までにかかった期間 約4.8ヵ月

不動産の売れやすさは「マンション>戸建て>土地」の順になっています。

特にマンションは、住み替えや買い替えのケースが多く、不動産の中でも流動性が高いため、比較的早く売却できるケースが多いと言えるでしょう。

参考として実際に売却成約した売主へのアンケート結果を見てみると、富山県では全体の7割以上が半年以内に売却できていることが分かります。

【2023年版 富山県の中古マンションが売却にかかった期間アンケート】
順位 売却にかかった期間 割合
1位 6ヵ月以内 44.4%
2位 3ヵ月以内 28.1%
3位 1年以内 13.3%
4位 2年以上 7.4%
5位 2年以内 6.8%

※イクラ不動産の利用者アンケートより

1-2.【2023年版】富山県の中古マンションの売却価格・相場の動向

【2023年版 富山県のマンションの売却価格・相場】
富山県平均
マンション売却価格・相場 約1,910万円

2023年現在、富山県の中古マンションの相場の動向は次のような傾向です。

〈2023年度版 富山県の中古マンション相場の動向まとめ〉

  • 前年に比べ売却価格は、約17%上昇
  • 前年に比べ成約した物件の㎡単価は、約15.7%上昇
  • 前年に比べ成約件数は、約0.01%上昇

【主な要因】

  • 富山駅前など富山市中心部の開発が進みマンション全体の価格が上昇した
  • 共働きが多く通勤・通学に便利な駅周辺の人気が高まっている

富山県のマンション取引は、富山市と高岡市に集中しています。特に富山市では富山駅前や富山市街地の開発が進んでいるため、新築マンションの建築が進み、それに伴って中古マンションの価格も高騰しています。

しかし、富山県全体では人口減少が続いている状態です。一般的に、人口が減少すると中古マンション価格は下落する傾向にあるため、駅に近いマンションや築年数が浅くブランド力のあるマンションは人気があるものの、少し不便な場所にあるマンションや古いマンションは選ばれにくくなるといった二極化が進む恐れも考えられます。

また、以下のようなエリアの住宅需要・地価が高まっています。

〈住宅需要・地価が高まっているエリア〉

1.富山市、高岡市
⇒交通アクセスが良く、周辺環境が整っている物件
⇒富山駅周辺や高岡市高岡駅周辺、新高岡駅周辺

2.射水市や砺波市でも、以下の条件に当てはまるエリア(ただしマンション数は少ない)
⇒駅から徒歩10分以内で、周辺環境が整っている物件
⇒市電の駅が近かったり、再開発が進んでいるエリア

【主な要因】

  • 共働き家庭が多く、子供の通学に便利なエリアが好まれる
  • 北陸新幹線が開業してから新高岡駅周辺にも人が集まるようになった

2.【チェックリスト付き】富山県で高く売れる中古マンションの特徴(2023年度版)

基本的に中古マンションは、建っている場所が「駅や商業施設などが近くにある生活しやすい立地」でなければ高くは売れません。

加えて、富山県では以下に掲げた特徴に多く当てはまっているほど、査定額が高くなります。

【2023年版 富山県で高く売れる中古マンションの一般的な特徴 チェックリスト】
チェック項目 チェック
富山市の中心部に近い ・富山市の中心部に近い場所にある
交通の便が良い ・特急が止まる駅がある
・市電の駅に近い
・新幹線の停車駅がある
・駅までの交通手段が近くにある
周辺環境が良い ・商業施設、病院、銀行などが近い
・学校、幼稚園が近い
・オフィス街 等
専有面積が広い ・住居人数に最低限必要な専有面積がある
・周辺物件より専有面積が広い
外観・内観の状態が良い ・老朽化していない
・リフォームや外壁修理が済んでいる

以下の章で、これらの特徴について詳しく解説します。

2-1.[特徴1]富山市の中心部に近い

富山市の中心部に近いマンションは、通勤や通学に便利なので高く売れやすいです。

また、新幹線の止まる駅に近いマンションも同様に高く売れる傾向にあります。

2-2.[特徴2]交通の便が良い

富山県に限らず、交通の便が良い立地に建っているマンションは、人気があり高く売れやすいです。

築年数が少し古くても駅に近ければ需要があるため、交通の便が良くない場所にあるマンションよりも高値での売却が見込めるでしょう。

2-3.[特徴3]周辺環境が良い

ファミリー層向けのマンションは、周辺環境が良いエリアに建っていると高く売れます。

商業施設や病院、銀行といった生活に必要な施設が近くにあるほか、歩道が整備されていたり小学校・中学校が近くにあるマンションであれば、より買い手の購入意欲がアップする物件になります。

2-4.[特徴4]専有面積が広い

一般的に、マンションでは専有面積が広くなるほど、人気も価格も高くなります。

富山県で取引されているマンションの平均専有面積は約72㎡なので、72㎡以上の広さがあるマンションだと売れやすくなるでしょう。

2-5.[特徴5]外観・内観の状態が良い

マンションは、外観や内観がきれいな状態だと高く売れやすいです。

一般的に、築浅で外観や内観がきれいな場合や新しいデザインのマンションは人気があります。築年数が経っている物件でも、リフォームや外壁修理が施されている場合は高く売れる率が高くなるでしょう。

3.富山県で売れにくい中古マンションの特徴(2023年度版)

【2023年版 富山県で売れにくい中古マンションの一般的な特徴 一覧表】
説明
富山市の中心部から遠い ・富山市の中心部から遠く離れている
交通の便が悪い ・最寄りの駅までの交通手段がない
・バスの本数が30分に1本
・新幹線の停車駅まで遠い
・オフィス街まで時間がかかる 等
周辺環境が悪い ・墓地、廃棄物処理場などの嫌悪施設が近くにある
・大気汚染や富山空港などの騒音がひどい場所にある
専有面積が狭い ・住居人数に対して専有面積が足りない
・部屋の一つ一つが狭く部屋数が足りない
外観・内観の状態が悪い ・老朽化が目立つ
・設備やシステムが古い

以下の章で、これらの特徴について詳しく解説します。

3-1.[特徴1]富山市の中心部から遠い

富山県では、富山市の中心部から遠く離れている場所にあるマンションは、価格が安くなりがちです。

距離が離れていても、駅やバス停の近くで中心部までの移動時間がそれほどかからなければ、人気が下がらないケースもあります。

3-2.[特徴2]交通の便が悪い

交通の便が良い県心部のマンションであれば、それほど問題になりにくいですが、郊外にあるマンションだと交通の便の良し悪しは売却に大きく影響します。

車以外の手段で通勤する学生や会社員がいる家庭の場合、駅に向かいやすいバス停やが近くにあり、バスの本数もある程度ないとファミリー層には敬遠されがちです。

3-3.[特徴3]周辺環境が悪い

以下のような施設が近い戸建ては、売り出してもなかなか買い手がつきません。

  • 墓地・焼却場・暴力団事務所などの嫌悪施設
  • 工場・ガソリンスタンドなど、においが強い施設
  • 高速道路や幹線道路など、排気ガスによる大気汚染の影響がある場所
  • 線路横や踏切、富山空港など、騒音がひどい場所

用語解説

  • 嫌悪施設……一般的に、住んでいるところの近くにあると嫌な気持ちになりがちな施設や建物のこと。墓地、焼却場、廃棄物処理場、暴力団関連の建物、など。

3-4.[特徴4]専有面積が狭い

富山県で取引されているマンションの平均専有面積は約72㎡です。そのため、下記のような専有面積以下のマンションだと、売れにくい傾向にあります。

  • 1R~1LDK:41㎡以下
  • 2K~2LDK:60㎡以下
  • 3K~3LDK:72㎡以下
  • 4K~:90㎡以下

3-5.[特徴5]外観・内観の状態が悪い

一般的に外観の状態が悪いより、内観の状態が悪い方が買い手は付きにくくなります。

外観や内観が悪いと売れない理由は下記です。

  • 外観が悪いと、防犯面や設備面の不安がある。
  • 内観が悪いと、生活導線が悪かったり故障の心配があったりする。
  • 外観は目にする機会がすくないが、内観は生活する場で常に目にする場所だから。

4.【事例で解説】富山県で売れにくい中古マンションを売るための対策方法(2023年度版)

富山県で売れにくい中古マンションを売るための対策法3つについて、実例でご紹介いたします。

その方法は、次のとおりです。

【2023年版 富山県の売れにくい中古マンションを売る対策方法の例】
対策方法(例)
富山市の中心部から遠い ・価格を下げる
周辺環境が悪い ・立地の良さや便利さをアピールする
専有面積が狭い ・ニーズに合った買い手を探す

〈事例1〉
富山市の中心部から遠い場合の成功事例

〈概要〉

売主Yさんは、富山市の中心部からかなり離れた場所にあるマンションの売却を検討されていました。駅までも遠かったので、早く売却するために少し価格を下げて売りに出したところ、それ以上の値下げをすることなく売却できました。

〈売れたポイント〉

・価格を下げる
都市の中心部から離れている、駅から遠い場所にあるなど、なかなか売れないと思われる条件のマンションを早く売りたい場合は、売出し価格を下げるのも一つの手です。売出し価格を下げることで、マンションを探している購入希望者の目に留まりやすくなり、早期売却できる可能性が高くなるでしょう

〈お客様の声〉

マンション自体は良い物件だと思うのですが、駅から遠く、富山市の中心部まで出るのに1時間近くかかる場所にあったので、なかなか売れないのではないかと心配していました。不動産会社の人から売出し価格を下げるというアドバイスをもらい、早く売りたかったので従うことにしました。すると、すぐに購入希望者が現れました。少しの値下げで売ることができて、本当に良かったです。

〈事例3〉
周辺環境が悪い場合の成功事例

〈概要〉

Aさんは富山市内のマンションの売却をご希望でした。周辺の環境はあまり良くありませんでしたが、駅から近くて便利な立地に建っていることをアピールしてもらったところ、無事に売却できました。

〈売れたポイント〉

・立地の良さや便利さをアピールする
周辺の環境が悪くても、駅に近い、商業施設が充実している、ビジネス街近くなど、便利な立地であるケースがあります。そのようなポイントをアピールすることで、便利な場所にあるマンションを求めている買い手を見つけやすくなるでしょう。

〈お客様の声〉

富山市内で、駅から徒歩5分ほどの場所にある築20年ほどのマンションを売ることにしました。周辺は賑やかな場所だったので売れにくいかと心配でしたが、相談した不動産屋さんに便利な場所を好む人も多いと聞いたので、少し強気の値段で売り出しました。結果、思っていた以上の価格で売ることができてとても満足です。

〈事例1〉
専有面積が狭い場合の成功事例

〈概要〉

売主Sさんは、高岡駅より徒歩10分ほどの場所にある1LDKのマンションを早く売却したいとのことでした。専有面積が狭かったので、単身者や夫婦のみの世帯にターゲットを絞って売却活動をしてもらった結果、比較的早く売却できました。

〈売れたポイント〉

・ニーズに合った買い手を探す
ファミリー層向けには、ある程度の広さがあるマンションのほうが人気です。ワンルームや1LDKで専有面積が狭いマンションの場合は、単身者や夫婦のみの世帯向けに売り出すと、買い手が見つかりやすくなります
そのような買い手を効率良く探すためにも、見込み客を多く抱えている売却実績が豊富な不動産会社を選んで、売却を依頼すると良いでしょう

〈お客様の声〉

一人暮らしには十分は広さの1LDKのマンションだったのですが、ファミリー向けには少し狭いとこのとだったので、単身の人や共働きの夫婦などの買い手を多く抱えているという不動産会社に売却を頼みました。ちょうどそのようなマンションを探しているという人がいたので、トントン拍子に売却が進みました。

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