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別荘を売却するには?売れにくい理由と上手に売る方法を解説

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別荘を売却するには?売れにくい理由と上手に売る方法を解説

一般的に、別荘は売れにくいと言われていますが、売却方法を選べば、売却できないわけではありません

ここでは、別荘の売却方法や、別荘を売却する際の不動産会社の選び方について詳しく説明します。

この記事でわかること!
別荘が売れにくい理由
別荘を売るために売主ができること
別荘の売却を依頼する不動産会社の選び方

1.別荘が売れにくい理由

荘が売れにくい理由はいくつかあります。

まず、別荘が売れにくい理由についてみていきましょう。

1-1.別荘は古い物件が多い

別荘が売れにくい理由の1つ目として、修繕や修理が必要な古い物件が多いことがあげられます。

別荘は1970年代以降から多く建てられ始め、人気が最も高くなったのが1980年代後半のバブル時期です。その頃に建てられた別荘が、現在では築40年~50年を迎え経年劣化が進んでいます。

特に、日常生活に用いることがなく管理もおざなりになっている別荘の場合、頻繁に点検や修理が行われないため、より一層建物が傷みやすくなりがちです。

そのため、購入してもすぐに使えないような状態の建物が多く、別荘が売れにくくなっている要因のひとつになっていると言えるでしょう。

1-2.立地が不便である

別荘が売れにくい2つ目の理由は、立地が不便であることが多い点です。

別荘は自然が豊かな場所や観光地の近くに建てられていることが多く、それが魅力にもなっていますが、同時に電車の駅や主要な幹線道路から外れていて車がないと行くことがむずかしい場合があります。

また、かつてはにぎわっていた観光地が現在では人の往来が少なくなってしまい、それに伴い生活に必要な施設も減少し、さらに不便さに拍車がかかっている場所があることも否めません。

立地の不便さも含めて田舎暮らしを楽しもうとする人がいる一方で、多くの人はやはり便利な立地にある物件を求める傾向が強いため、不便な立地にあるということが、別荘が売れにくくなる要因になっています。

1-3.管理費や住民税がかかる・固定資産税が高い

3つ目の別荘が売れにくい理由は、別荘を購入した場合、住居とは別に次のような費用がかかるということです。

  • 管理費
  • 固定資産税
  • 住民税

別荘には、管理費が必要なものが多くあります。

管理費の内容は、他の別荘との共益施設(道路や汚水処理設備など)の整備費、敷地内の管理費や清掃費、温泉付き別荘地の場合の設備管理費などです。

また、不動産の所有に対する固定資産税も必要です。

建物の資産価値は法定耐用年数を過ぎていて安くなっていたとしても、土地に対してはそれなりの税金が課せられます。

さらに、おもに居住している場所と別荘地との居住率に応じた額になりますが、住民税も別途必要です。

このような費用がかかることも、別荘が売れにくい要因になっていると言えるでしょう。

2.別荘の需要は増えている

売れにくいことが多い別荘ですが、必ずしも売れないわけではありません。

近年では、「富裕層」や「セレブ」の象徴といったイメージ以外の別荘の需要が増えてきているため、別荘の持つ意味合いや使い道などが変化しつつあるようです。

今、別荘にどのような需要があるのかを説明します。

2-1.田舎暮らしに憧れる人が増えている

別荘の需要が増えてきている背景の一つとして、都会に住んでいて田舎暮らしに憧れる人が増えてきていることがあげられます。

テレビやインターネットでも、田舎暮らしの魅力を発信しているものを良く見かけるようになりました。

田舎暮らしに憧れる人の中には、田舎暮らしの不便さや非日常をあえて楽しみたいという人も多くいます。

そのため、都会の暮らしであれば便利な場所にある快適で新しい住居を好む人であっても、田舎暮らしであれば、むしろ不便な立地や古い建物を選ぶこともめずらしくありません。

そのような点からも、都会から離れた別荘の立地や建物の雰囲気などがうってつけであり、需要が増す要因になっているといえるでしょう。

2-2.デュアルライフ(二拠点生活)がブームになっている

近年、インターネットが広く普及してテレワークやリモートワーク化が進み働き方が多様化しました。

それにつれ、田舎暮らしに憧れてはいるものの完全に居住地を移すことに抵抗がある人や、様々な場所での生活を楽しみたい人の間で、デュアルライフ(二拠点生活)多拠点生活が少しずつブームになってきているようです。

それに伴い、セカンドハウスとして別荘を購入するケースが増えています。

一例をあげると、仕事の打ち合わせなどがある時だけ都市部に借りているワンルームなどの賃貸住宅で生活をして、週末やリモートワーク時は郊外の別荘で暮らすといったパターンです。

郊外に構える家として、都市部から通える距離にあるにもかかわらず自然環境に恵まれており、生活をするにあたって程よく不便で非日常性に富む別荘の人気や需要が高まっているといえます。

2-3.ワーケーションの場として注目されている

「ワーケーション」とは、都会にある通常の勤務地から離れて、自然豊かな場所やリゾート地などで長期休暇を取りつつ、リモートワークなどで仕事をする働き方のことです。

テレワークや在宅勤務とは異なり「休暇を取りながら働く」という点が特徴のワーケーションは、これからの新しい働き方として注目されています。

ワーケーションの場として注目されているのが、別荘地および別荘の建物です。

2019年11月には全国の自治体が集まり「ワーケーション自治体協議会」が設立され、すでにいくつかの別荘地では街全体で古い別荘や民家などをリノベーションしてオンラインオフィスやコワーキングスなど、ワーケーション用の設備や体制を整えつつあります。

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3.別荘を売るために売主ができること

ここでは、売れにくい別荘を売却するために売主ができる対策や工夫について説明します。

3-1売主が諸費用を負担して売却する 

売れにくい別荘を売るために売主ができることとして、売主が売却にかかる諸費用を負担することがあげられます。

別荘をはじめとする不動産の売買には、いろいろな費用が必要です。

その費用のうち、一般的に買主が負担する所有権移転の登録免許税や不動産取得税などを売主が負担することを条件にして売りに出すと、買主の負担が減るため売れやすくなります。

3-2.管理とメンテナンスをしっかりとしておく 

別荘を売れるようにするためは、売れるまで管理やメンテナンスをきちんと行っておくことも大切です。

古い建物を購入してリフォームやリノベーションをする人も多くいますが、古くてもきちんと管理やメンテナンスがされていれば買主に与える印象が良くなります。

反対に、古いからといって放置したままの状態だと、いくら買主がリフォームをする予定だとしても、売主として物件を大切にしていないと思われてしまい、不信感が増す恐れがあるため注意が必要です。

3-3.最低売却価格を決めておく 

別荘売却の際には「売出価格」だけでなく、いくらまでなら妥協して売ることができるかという「最低売却価格」を決めておくようにしましょう。

売出価格で売却を始め、購入希望者が現れなければ価格を下げていくことになりますが、その際に最低売却価格を決めておくと、値下げの額や購入希望者との交渉で迷わなくてもすみます。

値下げの決断や値段交渉が長引いてしまうと、せっかくの売却チャンスを逃してしまうことになりかねません。

あらかじめ最低売却価格を決めておき、その価格内で購入希望者が現れた場合は迷わず売却を即決することがおすすめです。

3-4.買取の利用も検討する

買取とは、不動産会社や買取業者に直接不動産を買い取ってもらう方法です。

一般の買い手を探す仲介とは違って売却活動が不要なため、すぐに現金化できるというメリットがあります。

しかし、売却額が相場の7割程度になるため、少しでも高く売りたい人には不向きですが、売却を急いでいる人やすぐにまとまったお金が必要な人にはおすすめの売却方法です。

買取については、「不動産買取とは?なぜ安くなる?相場額や注意点、おすすめの場合を解説」で詳しく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

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4.別荘の売却が得意な不動産会社を探す 

別荘のような特殊な物件を売却する際は、売却を依頼する不動産会社の選び方が特に大切です。

ここでは、別荘の売却を任せる不動産会社の選び方につていて説明します。

4-1.物件所在地の知識・最新情報を持っている

別荘の売却を依頼する際は、別荘売却を得意としている不動産会社を選ぶと売却がスムーズにいくことがあります。

通常の家やマンションと違い、別荘には特有の売り方や顧客があります。別荘を専門的に扱っているような不動産会社であれば、売り方のノウハウや別荘購入を希望している顧客を抱えていることが多いです。

また、別荘が建っている場所に近い不動産会社を選べば、全国展開をしているような大手の不動産会社よりもその別荘地や周辺の土地に精通しているので、別荘売却のためのさまざまな情報提供が期待できます。

4-2.査定の根拠や売却プランが明確である

別荘の近くの不動産会社であれば、どこでも良いというわけではありません。出してもらった査定額の根拠や説明がしっかりとしている不動産会社を選ぶことが大切です。

また、査定をしてもらう際には、売却プランについても説明してもらいましょう。

査定額や査定の説明だけでなく、明確で現実的な売却プランを提示してくれるかどうかも、信頼できる不動産会社を選ぶ重要なポイントになります。

4-3.インターネットによる集客力がある

インターネットによる集客力があるかどうかも、不動産会社を選ぶポイントになります。なぜなら、住居の住み替えとは異なり、別荘の購入希望者は全国から募ることになるからです。

いくら地元の情報に強い不動産会社であっても、インターネットによる集客力がなければ全国に向けて物件情報を発信することができず、当然ですが集客力も弱くなってしまいます。

レインズ(不動産流通機構運営の物件情報サイト)だけではなく、不動産情報のポータルサイトやホームページなども活用して集客している不動産会社を選ぶと良いでしょう。

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まとめ

別荘は特殊な不動産になるため、売却する際にどうすれば良いのかわからなくて困るケースが多いです。

上手に別荘を売却するためには、別荘の売却が得意な地元の不動産会社を選ぶようにしましょう。すぐに売却したい場合は、買取を選択するのも一つの手です。

別荘の売却を依頼する不動産会社の見つけ方がわからない場合は、イクラ不動産にぜひご相談ください。

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