
ゴミ屋敷に近い状態の家を売却したいんですが…
家の清掃と売却は別の業者に依頼するのか一括で依頼するのか、どうしたらいいかわかりません。
こちらは、イクラ不動産をご利用いただいたお客様の実際のご相談内容になります。
※イクラ不動産は不動産会社ではなく、無料&匿名で不動産の相談・会社選び・査定ができるサービスです。
ゴミ屋敷やそれに近い状態のお家を売却する際、どこから手をつけていいかわかりませんよね。
こちらではゴミ屋敷や汚部屋の売却方法や、売却にかかる費用について説明します。一つずつ順番に見ていきましょう。
だから!

もくじ

ゴミ屋敷の売却方法とポイント
「ゴミ屋敷だから売れない」ということはありません。しかし、ゴミ屋敷、またはそれに近い状態のお家を売却するには、いくつかポイントがあります。
ゴミ屋敷の売却方法は「買取」がおすすめ
お家を売る際は「仲介」という方法が一般的ですが、ゴミ屋敷の場合は、「買取」がおすすめです。
買取とは、不動産会社に直接お家を買い取ってもらう方法です。
買取のメリットとしては、最短1週間ほどで売却が完了することや、周囲にバレにくいという点があります。
また、ゴミがそのまま残った状態で買取ってくれる不動産会社も多いため、売却の際の負担も少ないです。
ただし、デメリットとして仲介の5~7割程度の価格になってしまう、という点があげられます。
その他の売却方法について、詳しくは「家を売る方法は4種類!はじめての方に宅建士がわかりやすく解説!」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。
安く買い叩かれないよう注意
ゴミ屋敷の買取をしてもらう場合、買い取った不動産会社は、ゴミの処分や清掃、傷んだ箇所の補修などにお金がかかるため、できるだけ安く買取りたいものです。
ただし、ゴミ屋敷でも、きちんと清掃やリフォームをして、相場で売却できた事例もあるため、ゴミ屋敷だからと言って、安すぎる価格で買い取ってもらう必要はありません。
安く買い叩かれないためにも、できるだけ多くの不動産会社に買取価格を提示してもらい、一番高い金額を提示した不動産会社に買い取ってもらうようにしましょう。
ここで注意しなければならないのは、すべての不動産会社が「買取」できるわけではないということです。
不動産会社があなたのお家を買い取るには、当たり前ですが何百万円、何千万円という金額を一括、または銀行から融資を受けて買い取る必要があります。
そのため、まとまったお金を用意できない不動産会社や、買い取ったお家を再販売するノウハウがなく「そもそも買取はやっていない」という不動産会社もあるのです。
そのような不動産会社に買取を依頼すると、買取業者を紹介され、本来払う必要のなかった「仲介手数料」を支払わなければいけなくなってしまいます。
買取ができる不動産会社を見つけるには、イクラ不動産がおすすめです。無料&匿名で、あなたの状況に合った不動産会社を選べます。
また、買取で、できるだけ高く買取ってもらう方法について詳しく知りたい方は「「家を高く買取ってもらう方法」を元不動産屋が教えます!」も併せてご覧ください。
一戸建ての場合、解体は不要

このような場合、解体はご自身でする必要はありません。
一般的にお家の解体には、おおよそ200万円ほどかかります。売却前にお金を用意するのも大変です。また買取ってくれる不動産会社が、解体が必要だと判断すれば、買い取った後、不動産会社が解体するので、そのままで問題ありません。
不動産会社が買い取ったあと、解体せず、きれいに清掃してリノベーションすることもあります。解体してしまうとお金がかかるだけでなく、再度、家を建てる費用や時間もかかり、二度手間になってしまいます。
そのため、自分で判断せず、まずは不動産会社に現状を見てもらい相談しましょう。
ゴミ屋敷のお家を売却するのに必要な費用
ゴミ屋敷のお家を売却するには、どのような費用がかかってくるのでしょうか?
ゴミの処分費用
ゴミの量にもよるので一概には言えませんが、一戸建てすべてのお部屋にゴミがあふれている場合、目安として100万円ほどかかることが多いです。
ファミリータイプのマンションの場合、目安として30万円ほどかかります。
実際にゴミの量やゴミの種類などを見てもらわないと正確な金額はわからないため、ゴミの処分費については、一度、ゴミ処分業者に見積もりしてもらうことがおすすめです。

ゴミの処分費用は決して安くはありません。
処分費用を用意できない場合は、「ゴミをそのままで買い取ってくれる不動産会社」に依頼する方法もあります。
また、最近は1つの会社内で「不動産事業」と「ゴミ屋敷清掃事業」のある会社もあるため、まとまったお金を用意できない場合は、そのような会社に依頼するのもおすすめです。
そうすれば、お家の買取金額から、ゴミの処分費用を引いてもらえるので、まとまったお金を用意せずに済みます。
登記費用
売買契約が決まれば、登記費用を司法書士へ払います。
登記費用は登記の状況によって異なりますが、1万円〜5万円が相場です。
印紙税
売買契約が決まれば、不動産の売買契約書に印紙を貼付します。
物件価格によって変わりますが、おおよそ1,000~10,000円です。
ただし、売主は、売買契約書の原本が必要でないため、「もらう売買契約書はコピーで良い」という場合は印紙税はかかりません。
買取の場合、仲介手数料はかからない
一般的な仲介での売却では、売却が完了した際に、不動産会社へ仲介手数料を支払わなければいけませんが、買取の場合は仲介手数料がかかりません。
あとは引っ越し代などになりますね。
売却にかかる費用について、詳しく知りたい方は「お家を売却したらどんな費用がかかり、結局いくら手元に残るの?」も併せてご覧ください。
ゴミ屋敷を放置するとどうなる?
ゴミ屋敷を放置すると、ゴミによって家がどんどん傷んでしまいます。
マンションの場合、ゴミの重さや湿気などで床に穴が空いてしまったり、水漏れが発生し下の階のお家にも影響することもあります。
そうなってしまったら、下の階の補修などで、さらに費用がかかってしまうため、早めに対処するべきでしょう。
ゴミの量が増えるにつれて、ゴミの処分費も増えてしまいます。
また、近所から苦情が入り、ゴミ屋敷の所有者が、役所からの命令などに従わず、ゴミ屋敷を放置し続けると、最終的に「ごみ屋敷条例」にもとづく行政代執行によって、強制的に撤去・排除されてしまいます。
そして、撤去にかかった費用は所有者に請求されてしまいますので注意が必要です。
まとめ
ゴミ屋敷になってしまう理由は様々です。またゴミ屋敷にしてしまった人が悪いという訳ではありません。
仕事や人間関係のストレスで、憂鬱な気分が続き、そのままゴミ屋敷になってしまったり、ADHD(注意欠陥・多動性障害)などが原因で、もともと片付けが苦手だったりする方もいます。
ゴミ屋敷でのお家売却をお考えの方は、まずお家の価格がどれくらいになるのか把握してみましょう。
いきなり不動産会社に査定してもらうのは気が引けるという場合は、ぜひイクラ不動産をご利用ください。
無料&匿名で、簡単に素早くお家の査定価格を知ることができます。さらに、あなたの状況にピッタリ合った売却に強い不動産会社を選ぶことができます。