
家の買取査定をしてもらったんですが、思っていた以上に安くて…
高く買い取ってもらうコツとかあるんでしょうか?
こちらは、イクラ不動産をご利用いただいたお客様の実際のご相談内容になります。
※イクラ不動産は不動産会社ではなく、無料&匿名で不動産の相談・会社選び・査定ができるサービスです。
買取は「周囲に知られずに早く売れる」「即現金化できる」などのメリットがありますが、どうしても金額が安くなってしまいます。
結論から述べると、買取で家をを高く売るコツは、不動産会社同士を競わせ、手取りの金額が一番高いところを選ぶことです。
ここでは、家を高く買い取ってもらうコツをわかりやすく説明します。
- この記事はこんな人におすすめ!
- 買取の利用を検討している人
- 少しでも高く不動産を買い取ってもらいたい人
- 高く買い取ってもらうコツを具体的に知りたい人
もくじ
1.買取と仲介の違いを簡単におさらい
買取で高く買い取ってもらうコツを説明する前に、まず、買取と仲介の違いについて再確認しておきましょう。
買取と仲介の特徴は、次のとおりです。
- 不動産会社に直接買い取ってもらう
- 最短数日でお家を現金化できる
- 周囲に売却していることがバレない
- 仲介手数料がかからない
- 価格は相場の7割程度
- 一般の方にお家を買ってもらう
- できるだけ高く売却できる
- いつ売れるかわからない
- 仲介手数料がかかる
- 見学の対応で手間がかかる
一般的な売却方法は仲介になります。デメリットはいくつかあるものの「できるだけ多くのお金を手元に残したい」という売主の願いが叶う売却方法です。
一方、すぐに現金化したい人や、周囲に売却を知られくない人は「買取」が合っています。
買取について詳しく知りたい方は「【不動産買取】お家をすぐに売ることができる方法をかんたん解説!」も併せてご覧ください。
仲介については「不動産仲介とは?家を希望に近い価格で売却できる方法を解説!」で詳しく説明しています。売却方法全般について詳しく知りたい方は「家を売る方法は4種類!はじめての方に宅建士がわかりやすく解説!」もぜひ読んでみてください。
2.「買取」で不動産を少しでも高く売る2つのポイント
買取を利用して家やマンションなどを売却する場合、誰でも少しでも高く売りたい、買い取ってほしいと思うことでしょう。
買取で家や不動産を高く売るために注意しなければならないポイントは、次の2つです。
①不動産会社同士を競わせる
②買取額ではなく最終的に手に入るお金の額で判断する
それぞれのポイントと、具体的に売主がやるべきことについて、詳しく説明します。
3.不動産会社同士を競わせるためにやるべきこと
買取してもらう不動産会社同士を競わせるために、売主がまずやるべきことは、次の2つです。
①不動産買取をしている会社の種類を知る
②多くの不動産会社に買取価格を見積もりしてもらう
具体的にどうすれば良いかをみてみましょう。
3-1.不動産買取をしている会社の種類と内容を知る
買取をしてくれる不動産会社はたくさんありますが、その中から買取に強いところを選ぶためには、まず不動産買取をしている会社の種類を知る必要があります。
買取してくれる不動産会社は、大きく分けて次の4種類です。
- 自らの会社で買取をしない不動産仲介会社(仲介業者)
- 自らの会社で買取もできるけど、買取しない不動産会社(仲介業者)
- 自らの会社で買取もする不動産仲介会社(仲介業者)
- 買取専門会社(買取業者)
一般的に、「買取のメリットは仲介手数料がかからないこと」と強調されていますが、実はそうではありません。不動産会社によっては仲介手数料の支払いが必要です。
そのように聞くと、仲介手数料がかからない不動産会社を選びたくなりますが、単に仲介手数料の有無だけで選ぶと、結果として損をしてしまうことがあります。
仲介手数料がかかっても、一番手取り額の高い不動産会社を選ぶことがお家を高く買取してもらうコツなのです。
買取してくれる不動産会社について、順に説明していきます。
3-1-1.①自らの会社で買取をしない不動産会社(仲介手数料が発生)
こちらは、大手不動産会社であることが多いパターンになります。大手の不動産会社が自ら買取しないのは、何千万というお家を買取して、売れなかった場合のリスクを避けたいからです。
自社で買取しない不動産会社は、買取専門業者と売主の間を仲介します。そのため、仲介手数料の支払いが必要です。大手の場合は、同じグループ内の買取専門会社を紹介することもあります。
買取は仲介に比べて大幅に売却価格が下がるため、売主はまず仲介の話を聞き、それでも即現金化したいなどの事情がある場合に、買取を選択するのが一般的です。
売却物件を集める力が大変強い大手不動産会社には、買取専門会社がひっきりなしに訪れます。よって、紹介できる買取業者の数も多く、高値を出してくれる可能性も高くなります。
また、買取業者も大手不動産会社とのつながりを大事にするため、無理をして高値で買い取ってくれるケースがある点もメリットです。
一方で、仲介手数料がかかる点がデメリットだと言えるでしょう。
3-1-2.②自らの会社で買取もできるけど、買取しない不動産会社(仲介手数料が発生)
一般的な不動産会社であることが多いパターンです。①と同じく、自社で買取しない不動産会社は、買取専門業者と売主の間を仲介します。そのため、仲介手数料が発生します。
なぜ、自らの会社で買取できるのに買取しないかと言うと、単純に買取金額が合わないことが多いからです。金額が安ければ安いほど、不動産会社も買取できますが、「その金額ではNG」と売主に言われるとどうしようもありません。そのため、①と同じように、買取専門会社を探して仲介します。
①とほとんど同じですが、②には自社で買取するという選択肢もあるため(③のケース)、仲介手数料なしに高値で購入してくれるケースもある点がメリットだと言えるでしょう。
3-1-3.③自らの会社で買取もできる不動産会社(仲介手数料が発生しない)
②の一般的な不動産会社で、さらに自らの会社で買取もするパターンです。
不動産会社が直接買主になるため、仲介手数料がかからないことが最大のメリットです。その分、高く買い取ってもらえます。買取額によっては、手元に多くのお金を残すことが可能です。
3-1-4.④買取専門会社(仲介手数料が発生しない)
恐らく、この不動産買取をメインとしている会社のほうが、パターン③の買取できる不動産仲介会社よりも、高く買ってもらえる可能性が高いでしょう。加えて、仲介手数料も必要ありません。
また、買取専門会社も仲介会社に購入時の仲介手数料を支払わなくて済むため、できれば売主から直接買い取りたいと考えているはずです。
しかし、現実には、売主が買取専門会社に直接連絡するケースはほとんどありません。
なぜなら、繰り返しの説明になりますが、買取は仲介に比べて大幅に売却価格が下がるため、売主はまず仲介の話を聞いて、それでも、すぐに現金が必要などのさまざまな事情から買取を選択するのが一般的だからです。
したがって、最初に知り合った仲介会社との関係の方が強くなってしまうことが多いため、①や②の構図が成り立ちやすいと言えます。
3-2.複数の不動産会社に買取価格を見積もりしてもらう
買取してくれる不動産会社の種類がわかったら、次は実際に買取査定をしてもらいます。
少しでも高く買取ってもらうためには、できるだけ多くの不動産会社に買取価格を見積もりしてもらいましょう。
その際、いろいろなタイプの不動産会社に査定してもらうのも一つの手です。
しかし、売却したい物件のある地域で、買取をしてくれる不動産会社を探すだけでも大変なのに、さらにいろいろなタイプを選ぶとなると時間も労力もかかります。
そのようなときにおすすめなのが、「イクラ不動産」です。
売却したい不動産のある地元で買取をしている不動産会社がわかるだけでなく、それぞれの不動産会社の強みや特徴別に探すことができます。
さらに、買取や売却でわからないことがあれば、宅建士の資格を持ったイクラの専門スタッフにいつでも無料で相談できるので、不動産売却に不安のある人でも安心です。
4.最終的に手に入るお金の額で判断するためにやるべきこと
ここでは、最終的に手に入るお金を1円でも高くするためにやるべきことを説明します。
4-1.不動産会社の査定額を見せて競わせる
ただ多くの不動産会社に、見積もりしてもらうだけでは、買取額は高くはなりません。
2、3社の不動産会社に見積もりをしてもらったら

と、ほかの不動産会社の査定書を見せると、オークション形式で買取価格が上がっていくことが多いです。
また、不動産会社の方から、他社の買取価格を聞いてくることもあります。
不動産会社としては、できるだけ安く買取りたいけれども、他社に買取物件は取られたくないため、探りを入れてくるのです。
そのため、他社の買取価格を聞かれた場合は、そのまま伝えてみましょう。
不動産会社は、あなたのお家を買い取った後、リフォームや建て替えをして再販売する目的のため、

と思われるお家であればあるほど、多少無理してでも高く買い取ってくれます。
4-2.最終的に手元に残る額を教えてもらう
買取額の査定をしてもらう際は、さまざまな費用を差し引いたあとの「最終的に手元に残る額」を教えてもらいましょう。
いくら買取額が高くても、解体費や手数料などが多額にかかってしまうと、手元に残るお金は少なくなってしまいます。
築年数が経った古家(建物)付きの土地の買取の際は注意しましょう。
買取価格が高くても、建物の解体費、処分費、土地の測量費と別途売主が負担するお金が発生することがあるからです。いくら買取価格が高くても、多額の解体費などがかかると、結局、手元に残るお金は少なくなってしまいます。
また、仲介手数料がかかったとしても、買取額の高い不動産会社を選べば、最終的に手元に残るお金が多くなることは言うまでもありません。
買取額を提示してもらったあとは、必ず「手取りのお金はいくらですか?」と聞くことが、買取で最終的に手元に残るお金を少しでも多くするために欠かせないポイントだと言えます。
まとめ
結論として、家やマンションなどを少しでも高く買い取ってもらうには、次の2大ポイントを必ず守るようにしましょう。
①不動産会社同士を競わせる
②1円でも手取りの金額が高い不動産会社を見つける
仮に仲介手数料が発生しても、最終的に手取り額が多くなるようであれば、その不動産会社を選ぶべきです。
家や土地の買取や売却で、どうすれば良いのかわからないという人は、まず「イクラ不動産」でご相談ください。
無料&秘密厳守で簡単に素早く査定価格がわかるだけでなく、あなたの状況にピッタリ合った売却に強い不動産会社を選べます。さらに、売却でわからないことがあれば、宅建士の資格を持ったイクラの専門スタッフにいつでも相談できます。
イクラ不動産については、「イクラ不動産とは」でくわしく説明していますので、ぜひ読んでみてください。
- 合わせて読みたい
- 家を売りたい人必見!売却に強い不動産屋さんの正しい探し方
- 不動産仲介とは?家を希望に近い価格で高く売却できる方法を解説!
- 不動産買取とは?なぜ安くなる?相場額や注意点、おすすめの場合を解説
- 収益還元法とは?投資用不動産の査定方法についてまとめた
- 原価法とは?一戸建て(一軒家)の査定方法をわかりやすく解説!
- レインズとはなにかわかりやすくまとめた
- マンションの査定方法である「取引事例比較法」をわかりやすく解説!
- 土地の査定方法である「取引事例比較法」をわかりやすく解説!
- 不動産会社にとって購入より売却のお客様の方が重要なのはなぜ?
- 不動産売却の一括査定は高く売れるわけでもなく、しつこい営業で迷惑!
- 家を売るときの仲介手数料はいくら?高い?なぜかかるの?
- 不動産査定は何社に依頼すべきなのか(マンション・一戸建て・土地編)
- なぜ投資用不動産のオーナーチェンジ物件は居住用の物件より安いのか
- 査定額とは?高ければいいの?不動産の査定についてわかりやすくまとめた
- マンションの「査定」と「鑑定」の違いを詳しく解説
- 一戸建て(一軒家)の「査定」と「鑑定」の違いを詳しく解説
- マンションを高く売る方法は不動産会社に一括査定なの?
- 一戸建てを高く売る方法は不動産会社に一括査定なの?
- 不動産の相場価格とは?自分でネットで調べる方法をわかりやすく解説!
- 不動産会社へ相談はいつすべき?売却をスムーズに進める方法とは!
- 再建築不可物件は売却できる?相場は?再建築を可能にする方法
- 売るのか貸すのかどちらにすべき?賃貸のメリットとデメリットについてまとめた
- 不動産の共有持分を買取業者(不動産会社)に売却する際の注意点
- 共有名義の不動産を売却する方法についてわかりやすく解説!
- 地震や台風など天変地異の際、家の所有者の責任についてまとめた
- 【家の売却】土地の測量が必要なケースと費用についてまとめた
- あなたにピッタリの家を売る方法はコレ!4種類の売却方法の選び方を解説
- マンションを査定するときの注意点についてまとめた
- 家を査定するときのポイントをわかりやすく解説する
- 不動産査定の前に準備すること・知っておくことについてまとめた
- 土地を査定する前に知っておくべきことについてまとめた
- マンション買取に向いてる物件とは?知っておくべきポイントを解説
- 中古戸建を査定する前に知っておくべきことについてまとめた
- 不動産買取の流れについてわかりやすく解説!
- 不動産を売るタイミングはいつ?3つのお悩みポイントを解決する
- 一戸建てを買取するなら!絶対に知っておきたいポイントを解説!
- 家の売却にかかる費用(税金・手数料)についてまとめた
- 土地は買取すべき?知っておきたいポイントと判断基準を解説!
- 土地を売却するにはどうしたらよいのかまとめた
- ホームステージングってなに?
- 98%以上が満足【家を高く売る】方法は不動産会社選びとインスタ映え
- お家を売る前にリフォームするべき?それともそのまま売却するべき?
- 家を売却するときにハウスクリーニングすべき?費用対効果は?
- 市街化調整区域にある家や土地の売却方法についてわかりやすくまとめた
- 個人情報なしで査定してもらえる不動産サイトは?手軽に価格が知りたい!
- マンションを売るとき仲介手数料は値引きしてもらえる?交渉のポイントを確認
- 家を売却するときホームインスペクションをするべき?注意点を解説
- 【家の売却】個人間売買の方法とメリット・デメリットを解説!
- 土地の「査定」と「鑑定」の違いを詳しく解説
- 土地が旗竿地(専通)の場合の査定方法についてまとめた
- 契約不適合責任とは?瑕疵担保責任との違いを確認
- 土地を高く売るには本当に不動産一括査定がいいの?
- 工務店の家とハウスメーカーで建てた家では査定価格が違うの?
- ハウスメーカーで建てた家は高く売れるの?特徴を知っておこう