
まとまったお金が必要なので、買取を使って家をすぐに現金化したいのですが……
買取って、どうなんでしょうか?どうすればいいですか?
こちらはイクラ不動産をご利用いただいたお客様の実際のご相談内容です。
※イクラ不動産は不動産会社ではなく、無料&匿名で不動産の相談・会社選び・査定ができるサービスです。
「買取」とは、家やマンション、土地などを不動産会社に直接買ってもらう不動産の売却方法です。
すぐに家を売ることができる便利な方法ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

- 不動産買取の仕組みについて
- 買取を利用するメリットとデメリット
- できるだけ高く買取してもらうための注意点
だから!

もくじ

買取とはどのような売却方法か
お家を売却する方法は、大きく分けると「買取」と「仲介」の2つです。
買取とは、不動産会社が直接あなたのお家を買い取ることです。不動産会社を介して売却する「仲介」との違いは、不動産会社が直接買い取ってくれるという点になります。

お家の売却方法については、「あなたにピッタリの家を売る方法はコレ!4種類の売却方法の選び方を解説」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。


仲介について詳しくは「不動産仲介とは?家を希望に近い価格で高く売却できる方法を解説!」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。
不動産買取のメリット・デメリット
不動産買取には、仲介での売却とは異なる特徴やメリット・デメリットがあります。
メリット

早く現金化できる
買取の場合、買主を探す必要がないのですぐに現金化できます。
仲介で売りに出したら数ヵ月~半年程度かかってしまう物件でも、買取なら最短数日〜1週間程度で売ることも可能です。
周りにバレずに売れる
買取を利用すれば、SUUMOやLIFULL HOME’Sなどの物件サイトにお家の情報を公開せずに、直接不動産会社に買い取ってもらうことができます。

契約不適合責任(瑕疵担保責任)が免除される
買取での売却は買主が業者になるため、売却後の売主の責任が免除されます。
もし、売った家に雨漏りなどや傾きなどの不具合が生じた場合でも、修繕費などの費用を売主が負担する必要がありません。

見学(内見)対応が不要
仲介の場合は、購入希望者の内見に、その都度対応しなければなりません。
しかし、買取の場合であれば、査定のとき一度だけ不動産会社に見てもらうだけで済むため、手間もかからず気が楽です。
デメリット

売却価格が安くなる

不動産会社は、マンションや家を買い取ったあとに市場価格で売却するため、買取価格がどうしても安くなってしまうのです。
物件によって異なりますが、仲介で売却する際の相場価格の70%ぐらいになります。
なぜ買取は仲介での売却より安くなるの?
不動産会社による買取は、購入した不動産を転売して利益を出すことを目的としています。


相場価格から、買取にかかる経費と不動産買取の利益分を差し引いた金額が買取価格となるため、買取価格の方が仲介価格よりも安くなってしまうのです。

- 登記費用(登録免許税)【税金】
- 不動産取得税【税金】
- 印紙代(印紙税)【税金】
- 固定資産税・都市計画税→【税金】
- 管理費・修繕積立金→【マンションの場合】
- 仲介手数料→【かかる場合とかからない場合がある】
- リフォーム代・解体費用等→【築年数が古い場合】
- 金利→【不動産会社が銀行にお金を借りて買取する場合、金利が発生する】
不動産会社の再販による利益の目安は、大手不動産買取会社で相場価格の10〜20%です。
つまり、利益と経費を差し引くと、相場価格の60%〜70%が買取価格のおおよその目安になります。

不動産会社に査定してもらうと、相場価格を出してもらえるので買取額の目安をつけることが可能です。
また、不動産会社に行かなくても、イクラ不動産であれば、匿名&無料で調べることができます。
不動産会社によって買取金額がぶれる
買取価格の目安は、物件の築年数や状態、不動産会社によって大きくぶれます。
買取価格が相場価格に比べて安くなるか高くなるかは、不動産会社が買い取って再販する際に、どのくらいの費用をかけるかによって変わってくると言えます。

「仲介」の場合であれば、相場価格に売主の希望金額を上乗せした価格で販売することができるため、相場価格よりも高く売ることもできます。
しかし、いつ売れるかどうかわからないのが「仲介」で売却する最大のデメリットです。
このように、「できるだけ高く」と「できるだけ早く」は反比例しているので、どちらも手に入れることはかなりむずかしいと言えます。

どのような場合に買取を選ぶべきか

- 急いで現金化する必要がある方
- 周囲に売ることを知られたくない方
- 築年数が相当古い物件
中でも買取がおすすめのケースは、お家をすぐに現金化したい場合です。
買取は今すぐお金が必要な人におすすめ
不動産を売る理由は、人によってそれぞれ異なります。
しかし、理由は異なっても、売却するときの売主の希望は同じです。
- できるだけ高く売りたい
- できるだけ早く売りたい
- できるだけ周囲に知られることなく売りたい
このうち、できるだけ早く、できるだけ周囲に知られることなく売却できる方法が「買取」です。


前述した通り、一般的に「買取」は高く売ることができる「仲介」に比べて、売却金額が安くなるからです。
周囲にバレずに売りたい人にもおすすめ
「買取」を選ぶ方の大半の理由が「今すぐにどうしてもお金が必要だから」です。
「仲介」を選んだ場合、3ヵ月間で売却(の契約が)できれば早い方です。

売買契約締結後、買主の住宅ローンの契約等を行い、決済の時に手付金を除く売却代金をやっと受け取ることができます。契約から決済までの期間は、1ヵ月間であれば早い方です。
売買契約のときに受け取れるお金については、「家を売ったらお金はいつもらえる?」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。
「仲介」を選んだ場合、売却活動がスタートしてから、早くても現金化におよそ3〜4ヵ月ぐらいかかると考えておく必要があります。
もし、すぐに売れるのであれば期間はもっと短くなりますが、売れなければもっと長くなります。これが「買取」ではなく、「仲介」を選んだ場合における最大のデメリットです。

また、どうしても周囲に知られたくないという方も、買取金額に納得できるのであれば買取がおすすめだと言えます。仲介だと、どうしても売却の広告や宣伝が必要になるからです。
築年数が古く数百万円のリフォームが必要な場合もおすすめ
築年数が相当古く、リフォームやリノベーションが必要な不動産も「買取」がおすすめです。

築年数が古い物件を購入してリノベーションすることを検討している一般消費者の場合、実際に古い物件を見たとしても、なかなかリノベーション後をイメージすることができません。
その結果、不動産会社が買取してきれいにリノベーションした不動産を購入するケースが多いのです。

このように考える方もいるかもしれませんが、売却する家に何百万円もかけてリフォームするのはむずかしいものがあります。

リフォームすべきかについては、「お家を売る前にリフォームするべき?それともそのまま売却するべき?」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。
できるだけ高く買取してもらうための注意点
「仲介」での売却額と同じ額で買取してもらうことはまず不可能ですが、オークション形式で不動産会社を競わせることで、できるだけ高く買取してもらうことができます。

買取する会社には、「仲介手数料がかかる会社」と「仲介手数料がかからない会社」があります。しかし、もし仲介手数料が発生したとしても、手取り額が多くなれば、結果としては良いと言えるでしょう。

- 買取価格はいくらなのか?
- 仲介手数料は必要なのか?
- 結局、手取りはいくらになるのか?
できるだけ高く買取してもらう方法については、「お家をできるだけ高く買取してもらう方法」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。
買取を利用して少しでも高い価格で売却するには、1社でも多くの不動産会社に買取価格を提示してもらうことが必要です。
イクラ不動産では、無料&匿名で査定額がわかるだけでなく、売却に強い不動産会社を選べます。
まとめ
買取は不動産をすぐに現金化できる便利な売却方法ですが、売却額が安くなるというデメリットがあります。買取を選ぶ場合は、そのことを踏まえておくことが大切です。
また、売却方法として「買取」を選ぶにしても「仲介」を選ぶにしても、重要なポイントがあります。
それは、相場価格を知っておくことです。

「買取」にしても「仲介」にしても、基準となっているのは相場価格です。


相場価格と予想している価格が大きく違うと、「買取」か「仲介」かを選ぶことができません。
すぐに現金化を急ぐあまり、相場価格を知らないまま、不動産会社に不当に安い金額で買取されてしまうといったことは少なくありません。
自分のお家の相場価格がいくらなのかを先に知っておくことは、とても重要です。
相場価格や買取価格を知りたい場合は、ぜひ、無料&匿名で簡単にお家の査定価格がわかる「イクラ不動産」を利用してみてください。また、買取してくれる不動産会社を複数選ぶこともできます。