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【埼玉県版】「土地を売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【埼玉県版】「土地を売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

埼玉県の「土地を売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

埼玉県の「土地の売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「埼玉県の土地・中古戸建て売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

土地を売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 売り時だと思ったから(46.4%)

「令和5年度埼玉県地価調査の結果」によると、県内中心部や生活の利便性に優れた住宅地では需要の高まりが見られ、地価が上昇しています。地価が上昇している今が売り時と判断して、土地を売却する方もいます。

2位相続関連 (28.5%)

親や兄弟から不動産を相続したものの、利用する予定がない場合は所有していてもランニングコストがかかるため、売りに出す人も多いようです。

3位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (9.1%)

埼玉県における土地の売却理由第3位は、「住み替え」という結果でした。子供の進学や家族の定年退職など、ライフステージの変化により住み替える人も多くいます。

4位その他 (5.1%)

そのほかの土地の売却理由として、「親の介護のためにまとまった現金が必要となった」「老人ホームへ入居するにあたって家や土地が不要となった」といった回答も寄せられました。

5位ローンの返済苦など金銭的な理由 (3.9%)

ローンの返済が困難になった、事業の資金繰りや家計が厳しいなど、金銭的な理由で土地を売却するというケースもあります。

6位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(3.7%)

埼玉県で土地を売却した理由として、「転勤・転職」も一定数見られました。 仕事で勤務地が変化することにより、今の家や土地を売って新しい住まいを求める人が多いようです。

7位離婚・別居 (3.3%)

埼玉県の離婚率は1.44(人口1,000人に対して:2022年)で、全国平均の1.42とほぼ同じです。離婚の財産分与のために、土地を売却する人が一定数いるようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月30日

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、土地売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(46.4%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【さいたま市浦和区 S様】
さいたま市浦和区の土地を売却しました。投資用として以前購入した土地で、地価が上昇している今のうちに売っておくことにしました。希望通りの価格で売却することができたので満足しています。

〈買主への上手な伝え方〉

高く売れる時に売りたいと思うことは売主の当然の希望としてあるため、買主に尋ねられればそのままを伝えても問題はないでしょう。

しかし、それによって買主に特別な良い影響が与えられるということもないため、単に「住み替えです」と濁しても良いかもしれません。

2位(28.5%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【加須市 Y様】
母から相続した家と土地を売却することにしました。不動産会社の方に相談し、払わなければいけない相続税のことやそのほかの手続きのことなどを詳しく教えていただき、スムーズに売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

相続で取得した土地や家を売却するケースは珍しいことではありません。正直に伝えても買主の心証を損じる心配はそれほどないといえます。

3位(9.1%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【さいたま市大宮区 T様】
次女の中学進学と同時に東京の方へ住み替えを行うために家を土地を売ることにしました。大宮駅に近い立地にあったので、3ヵ月ほどで買い手が見つかり、早期で売却することができました。以前は2LDKだったので手狭でしたが、4LDKになって広々とした空間になりました。

〈買主への上手な伝え方〉

住み替えは土地の売却理由としてはメジャーなため、買主にそのままを伝えても悪くとられる心配はないでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

4位(5.1%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【さいたま市中央区 N様】
老人ホームにお世話になることを決めたため、今まで住んでいた家と土地を売却しました。1ヵ月ほど前に段差にぶつかって転倒し、腰を痛めてしまい、今まで通りの日常生活を送ることが困難になったからです。娘夫婦が一緒に住もうと誘ってくれましたが、迷惑はかけたくなかったため、娘の家の近くの老人ホームに入居することにしました。2週間に1回ほど娘夫婦の家に泊まらせてもらっています。

〈買主への上手な伝え方〉

単身の方が老人ホームに入居するのに、それまで住んでいた家や土地を売却するケースも増えています。そのまま伝えても問題はないでしょう。

5位(3.9%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【さいたま市見沼区 W様】
家業が経営難に陥り、資金を補填するために、土地を売却することにしました。東大宮駅から徒歩10分ほどの場所で交通の便が良い場所だったので、相場よりも少し高い価格で売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

買主の購入に影響を与えないのであれば、売主のプライベートな理由を特に伝える必要はありません。買主から売却理由を聞かれたら、「住み替えのため」と答えを濁しても問題ないでしょう。

6位(3.7%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【川口市 A様】
東京から京都へ転勤することになったので、埼玉県の家と土地を売却することにしました。賃貸に出すことも考えましたが、管理費など、諸々のことを考えると大変だと思い、手放すことに決めました。そこそこの価格で売却することができたので良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職に伴う土地や家の売却も一般的な理由に該当するため、そのまま伝えても大丈夫です。

転勤による売却については、「転勤で持ち家はどうする?売却と賃貸の流れと判断基準、高く売る注意点は?」や「転勤で持ち家を売却!失敗しない不動産会社の選び方のポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

7位(3.3%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【八潮市 K様】
夫との離婚にあたり、財産分与をするために家と土地を売却しました。早く家と土地を手放したかったので、相場よりも少し価格を落として売りに出したところ、2ヵ月ほどで購入希望者が現れました。早く売却することができて良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚の理由は個人的なものであり、土地そのものには関係ありません。 離婚はマイナスイメージを買主に与える可能性が高いため、単なる「住み替え」であるとだけ伝えておくほうが良いでしょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 埼玉県の土地の売却理由で最も多かったのは、「今が売り時だと思っから」という結果だった
  • 地価の上昇により、売り時だと判断して土地を売却する人が増えてきている
  • 埼玉県では転勤や転職など仕事の事情で他県へ移り住むことになった結果、土地の売却を選択する方の割合もやや高い
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