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【広島県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【広島県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

広島県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)(26.1%)

広島県におけるマンション売却理由の第1位は「住み替え」という結果でした。 子供の独立や配偶者の定年退職など、ライフステージが大きく変わるタイミングで住み替えるケースが見られます。

2位 売り時だと思ったから (19.6%)

第2位の広島県におけるマンション売却の理由として「売り時だと思ったから」がランクインしました。 ここ数年、広島県の中古マンション価格は右肩上がりとなっており、資産価値が高いタイミングを狙って売却する人も多いようです。

3位ローンの返済苦など金銭的な理由 (13.0%)

第3位の売却理由は、ローンの返済苦など金銭的なものです。 広島県の景気情勢は全体的に横ばい状態にあり、企業によっては減益の見込みとなっているため予断を許さぬ状況です。

4位 相続関連(12.5%)

「相続関連」によるマンションの売却理由が第4位にランクインしました。 相続しても利用する予定のない場合は固定資産税などもかかるため、売却するケースが多いと言えます。

5位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(12.0%)

4位の相続関連とほぼ同じ割合ですが、5位の売却理由は「転勤・転職」でした。 仕事や勤務地が変わることにより、マンションを売却するなど住まいを見直す人が多く見受けられます。

6位 離婚・別居(10.9%)

「離婚・別居」によるマンション売却も一定数見受けられます。 広島県の離婚率は1.46(人口千対:2022年)で全国平均とほぼ同じです。しかし、離婚をきっかけに自宅のマンションを売るケースは珍しくありません。

7位 その他 (6.0%)

広島市のような都市では、投資用物件や収益用物件としてマンションを売却するケースも比較的多く見受けられます。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(26.1%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市西区 N様】
子供が独立して夫婦2人暮らしになり、さらに主人が定年になったのをきっかけに、今まで住んでいたマンションを売却しました。売却したお金を元手に、以前から住んでみたいと思っていた神戸市でマンションを購入して住み替えました。思ったより高値で売れたのでローンなしで購入することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

家族の形態が変わるタイミングで、セカンドライフを充実させるために住み替える例も少なくありません。買主には、明るい印象を与えるので「住み替え」による売却であると伝えるのをおすすめします。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(19.6%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市南区 H様】
子供が3人になったので、以前から戸建てへの住み替えを考えていました。ただ、なかなか踏み切れなかったのですが、上の子が小学校に入るタイミングで思い切ってまず自宅マンションを売却しました。広島県の中古マンション価格は、現時点で高い価格であることも後押しになりました。思った通り高値で売れたので、新居の購入費用に充てようと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

広島県の中古マンション価格は、ここ10年間、上昇傾向を維持しており、今が売り時だと言えるようです。

ただし、買主にとっては「高く買う」ことになるため、あまり喜ばしい状況とは言えません。金銭的な事柄は買主に伝えず、通常の「住み替え」であると伝えましょう。

3位(13.0%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【呉市 M様】
高齢で一人暮らしの義母のところに通ってお世話をしていましたが、どんどん介護費用がかかるようになり、貯金もあまりないとのことなので、義母が住んでいるマンションを売却して施設への入居費用に充てることにしました。幸い、自宅近くの施設に入れたので助かりました。

〈買主への上手な伝え方〉

親の貯金がない場合、介護費用を捻出するために親の自宅を売却するケースは珍しくありません。

ただ、買主には金銭的に困っている事情を話すと買い叩かれるリスクがあります。単なる住み替えであると伝えておきましょう。

4位(12.5%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市安佐南区 S様】
長期入院していた叔父が亡くなり、一人で暮らしていたマンションを相続しました。妻も子供もいなかったからです。しかし、私には結婚してから購入した持ち家があり、広島市内に来ることもほとんどないので売却することにしました。

〈買主への上手な伝え方〉

親戚で単身者がいる場合は、日頃付き合いがないとしても甥やめいが相続するケースもあります。特に問題はないため、買主には相続でと伝えて良いでしょう。

5位(12.0%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市佐伯区 H様】
大阪の企業に転職が決まったので、呉市で所有して住んでいたマンションを売却しました。広島には戻る予定がないので、そのまま所有していても無駄だと考えたからです。思ったより高値で売れたので喜んでいます。

〈買主への上手な伝え方〉

転職先が遠く、戻る可能性がない場合は自宅を売却するケースがよく見られます。買主には「転職」が理由であると伝えても問題ありません。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(10.9%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市中区 S様】
子供が結婚して独立したのをきっかけに、25年間連れ添った妻と離婚しました。お互いに我慢の限界にきており、好きに生きたいと意見が一致したからです。自宅マンションはペアローンで購入しましたが、すでに完済していたため、それぞれの持分に応じて売却金を分け合いました。

〈買主への上手な伝え方〉

夫婦仲は悪くないとしても、残された人生を自由に過ごしたくて離婚する夫婦もいるようです。ただ、一般的に離婚はマイナスイメージを与える可能性が大きいです。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

7位(6.0%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市西区 K様】
広島市内に収益用のマンションを所有していましたが、いろいろと管理が面倒になったので売却することにしました。高齢の両親が施設に入居する費用に充てようと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用物件を売却する際は、レントロールや修繕履歴などをあらかじめ準備しておくと売却をスムーズに進めることができます。

また、近年では元気なうちに高齢者施設への入居を決める人も多くいます。そのような場合、買主にはただの住み替えであると伝えれば十分です。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 広島県のマンション売却理由は「住み替え」が1位という結果だった。
  • 広島市内のマンションは、10年連続で相場価格が上昇しているため、売り時だと思って売却する人も多い。
  • 広島県で中古マンションの売却が活発に行われているのは、おもに人口が多い広島市と呉市である。
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