【広島県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【広島県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

広島県の「マンションを売却した理由」について、お客様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、併せて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (23.5%)

広島県でマンション売却をした理由でトップとなったのは「転勤・転職」でした。 仕事や勤務地が変わることにより、マンションを売却するなど住まいを見直す人が多く見受けられます。

2位 売り時だと思ったから (18.1%)

第2位のマンション売却の理由として「売り時だと思ったから」がランクインしました。 ここ数年、広島県の中古マンション価格は右肩上がりとなっており、資産価値が高いタイミングを狙って売却する人も多いようです。

3位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (15.5%)

広島県におけるマンション売却理由の第3位は「住み替え」です。 子供の独立や配偶者の定年退職など、ライフステージが大きく変わるタイミングで住み替えるケースが見られます。

4位 離婚・別居 (13.9%)

第4位は「離婚・別居」によるマンション売却です。 広島県の離婚率は1.54(人口千対:2020年)で全国平均の1.57より、やや低い状況です。しかし、離婚をきっかけに自宅を売るケースは珍しくありません。

5位 相続関連 (12.8%)

「相続関連」によるマンションの売却理由が第5位にランクインしました。 相続しても利用する予定のない場合は固定資産税などもかかるため、売却するケースが多いと言えます。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (12.3%)

第6位の売却理由は、ローンの返済苦など金銭的なものです。 広島県の景気情勢は全体的に持ち直しているものの、企業収益は減益の見込みとなっており、予断を許さぬ状況です。

7位 その他 (3.9%)

広島市のような都市では、投資用物件や収益用物件としてマンションを売却するケースも比較的多く見受けられます。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜

順位別に実際のお客様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(23.5%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【呉市 H様】
東京の会社に転職することになったため、呉市で所有していたマンションを売却しました。広島には戻る予定がないので、そのまま所有していても無駄だと考えたからです。思ったより高値で売れたので喜んでいます。

〈買主への上手な伝え方〉

転職先が遠く、戻る可能性がない場合は自宅を売却するケースがよく見られます。買主には「転職」が理由であると伝えても問題ありません。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

2位(18.1%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市 T様】
男の子3人が成長したため戸建てへの住み替えを考えていましたが、今が「売り時」であると考え、思い切ってまず自宅マンションを売却しました。広島県の中古マンション価格は、現時点で高い価格であることも後押しになりました。思った通り高値で売れたので、新居の購入費用に充てようと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

広島県の中古マンション価格は高価格(2022年10月時点)となっており、売り時と言えるようです。

ただ、買主にとっては嬉しい状況ではないため、金銭的な事柄は買主に伝えず、通常の「住み替え」であると伝えましょう。

3位(15.5%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市 U様】
子供が独立して夫婦2人暮らしになったのをきっかけにマンションを売却しました。売却したお金を元手に、以前から住んでみたいと思っていた福岡市のマンションを購入して住み替えました。思ったより高値で売れたのでローンなしで購入することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

家族の形態が変わるタイミングで、セカンドライフを充実させるために住み替える例も少なくありません。買主には、明るい印象を与えるので「住み替え」による売却であると伝えるのをおすすめします。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

4位(13.9%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市 S様】
子供が結婚したのをきっかけに、20年間連れ添った妻と離婚しました。妻も仕事を持っており、これからの余生は自由に生きたいと言われたからです。自宅マンションはペアローンで完済したため、それぞれの持分に応じて売却金を分け合いました。

〈買主への上手な伝え方〉

夫婦仲は悪くないとしても、残された人生を自由に過ごしたくて離婚する夫婦もいるようです。ただ、一般的に離婚はマイナスイメージを与える可能性が大きいです。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(12.8%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【呉市 W様】
一人暮らしをしていた叔父が亡くなり、子供がいなかったため私が叔父のマンションを相続しました。とはいえ、私は埼玉県に持ち家を購入しており、広島に来ることもほとんどないため売却することにしました。3ヶ月程度で買主が見つかったので肩の荷がおりました。

〈買主への上手な伝え方〉

親戚で単身者がいる場合は、日頃付き合いがないとしても甥やめいが相続するケースもあります。特に問題はないため、買主には相続でと伝えて良いでしょう。

6位(12.3%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市 M様】
義母の要介護度が上がり、介護費用がかかるようになりましたが、国民年金しか入っておらず貯金もあまりないとのこと。子供もそれぞれ教育費や住宅ローンなどで生活が大変なため、義母が所有するマンションを売却しました。しばらくは売却金で義母の面倒が見れそうなのでホッとしています。

〈買主への上手な伝え方〉

親の貯金がない場合は、介護費用を捻出するために親の自宅を売却するケースは珍しくありません。

ただ、買主には金銭的に困っている事情を話すと買い叩かれるリスクがあります。単なる住み替えであると伝えておきましょう。

7位(3.9%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【広島市 K様】
広島市内に収益用のマンションを所有していましたが、いろいろと管理が面倒になったので売却することにしました。高齢の両親が施設に入居する費用に充てようと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用物件を売却する際は、レントロールや修繕履歴などをあらかじめ準備しておくと売却をスムーズに進めることができます。

また、近年では元気なうちに高齢者施設への入居を決める人も多くいます。そのような場合、買主にはただの住み替えであると伝えれば十分です。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 広島県のマンション売却理由は「転勤・転職」であり、次に多いのは「売り時だと思ったから」という結果であった
  • 広島県で中古マンションの売却が活発に行われているのは、主に人口が多い広島市と呉市である

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