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【大阪府版】「土地を売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【大阪府版】「土地を売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

大阪府の「土地を売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

大阪府の「土地の売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「大阪府の土地・中古戸建て売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

土地を売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 売り時だと思ったから(39.7%)

「令和5年大阪府地価調査」によると、大阪府の住宅地の地価は2年連続で上昇しています。特に大阪市や堺市など、交通の便が良く利便性等に優れているエリアの地価は、より上昇傾向にあります。そのため、地価が上昇している今が売り時だと判断して、土地を売却する人も多いようです。

2位相続関連 (22.0%)

土地の売却理由の第2位は、相続関連というものでした。 大阪府では、3世帯が同居している割合が3%と全国平均の6.6%より下回っているため、相続した不動産に子世帯が住むケースは少ないと考えられます。

3位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (11.8%)

大阪府における土地の売却理由第3位は、「住み替え」という結果でした。家族構成の変化や生活により便利な環境を求めて、今の家や土地を売却して新居に住み替えるケースが多いようです。

4位その他 (10.2%)

そのほかの売却理由として、「親の介護のためにまとまった現金が必要となった」「老人ホームへ入居するにあたって家や土地が不要となった」といった回答も寄せられました。

5位ローンの返済苦など金銭的な理由 (7.4%)

ローンの返済が困難になった、収入が減って家計が苦しいなど、金銭的な理由で土地を売却したというケースも一定数見受けられました。大阪府の景気動向はコロナ禍が落ち着きインバウンドも回復しているため上昇傾向にありますが、苦しいところもまだあるようです。

6位 離婚・別居(4.8%)

離婚・別居を理由として土地を売却するケースもあります。 大阪府の離婚率は1.7(人口千対:2022年)と全国平均よりも高めであり、離婚することにより家や土地を売却する人が少なくありません。

7位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (4.3%)

ほかの都道府県から大阪に転勤になるケースも多いですが、逆に大阪から名古屋や東京に転勤になるケースで家とともに土地を売却する人も多いようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月30日

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、土地売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(39.7%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【大阪市天王寺区 S様】
大阪市内で所有していた土地を売却しました。かなり前に購入した土地で、ずっと放置していたのですが、近年、大阪市内の地価が上昇していると聞いたので、今が売り時だと思い売却することにしました。思っていた以上の価格で売ることができたので満足しています。

〈買主への上手な伝え方〉

高く売れる時に土地を売りたいと思うことは、売主の当然の希望だと言えるでしょう。しかし、買主にとっては「高く買わされた」と思いかねないため、単なる「資産整理のため」などと濁しておくほうが良いかもしれません。

2位(22.0%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【堺市南区 U様】
一人暮らしをしていた父が亡くなり、古い家と隣接している農地とを相続しました。農地の売却はむずかしいと聞いていたのですが、すぐそばまで宅地化されており、農地を宅地にして売却する実績がある不動産会社を探して売却を頼んだので、思っていたよりもかなり高い額で売ってもらえました。農地をそのまま売らずに、本当に良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

相続で取得した土地や家を売却するケースは珍しいことではありません。正直に伝えても買主の心証を損じる心配はそれほどないと言えます。

また農地の売却には特別であるため、農地売却の実績がある不動産会社に依頼するのが、売却成功のためには不可欠です。

3位(11.8%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【高槻市 K様】
2人の子供がそれぞれ独り立ちし、夫と二人で暮らしていたのですが、夫婦だけでは家が広すぎるため、老後のことも考えて、今、住んでいる家と土地を売り、生活利便性が良い駅近のマンションに住み替えすることにしました。以前よりスーパーなどの商業施設が近くて便利になったので快適です。

〈買主への上手な伝え方〉

これからのセカンドライフを考えて新しい住まいを手に入れるために、現在の家や土地を売ることは前向きな取り組みといえます。買主にはプラスのイメージを与えるため、ありのままの状況を伝えましょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

4位(10.2%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【大阪市淀川区 F様】
母が亡くなり、父が一人で住むことを心配に思ったので、介護施設に入居することを勧め、入居してもらうことになりました。そのため、両親が今まで住んでいた家と土地を売ることにしました。父から家と土地の売却について頼まれていたので、書類の取り交わしに時間がかかりましたが、無事に手続きが完了し売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

高齢で単身の方が老人ホームに入居するために、それまで住んでいた家や土地を売却するケースも増えています。買い手にとって特に不利になる内容ではないので、そのまま伝えても問題はないでしょう。

5位(7.4%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【東大阪市 N様】
父から受け継いだ事業の経営が苦しくなったので、返済期限が来た借入金を返済するために、駐車場として所有していた土地を売却することにしました。苦渋の選択でしたが、これで当面の資金が賄えると胸をなでおろしています。

〈買主への上手な伝え方〉

買主の購入に影響を与えないのであれば、売主のプライベートな理由を特に伝える必要はありません。買主から売却理由を聞かれたら、「資産整理のため」などと答えを濁しても問題はないでしょう。

6位(4.8%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【堺市堺区 M様】
姑との関係が上手くいかず夫と離婚することになり、結婚してから購入した家と土地を財産分与を行うために売ることにしました。どちらかが住み続けるという選択肢もあったのですが、それぞれ別の場所で暮らすことを望んだので、思い切って売却することに。気分がすっきりとしたので、これで良かったのだと思っています。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚などのネガティブな売却理由は、買い手によっては悪い印象を抱くかもしれません。そのような心配がある場合は、売却理由を「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

7位(4.3%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【河内長野市 Y様】
以前から就きたいと考えていた仕事に転職できることになったので、急遽、大阪から東京に引っ越すことを決めました。数年前に家と土地を購入したばかりだったのですが、もう大阪に戻ることなはいと考えたので売却を決意し、東京で新生活をスタートさせることにしました。まだ住宅ローンが残っていたのですが、頭金をたくさん入れたことと築年数が新しかったおかげで、売却価格でローンを完済できました。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職に伴う土地や家の売却も一般的な理由に該当するため、そのまま伝えても大丈夫です。

転勤による売却については、「転勤で持ち家はどうする?売却と賃貸の流れと判断基準、高く売る注意点は?」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 大阪府の土地の売却理由で最も多かったのは、「売り時だと思ったから」という結果だった
  • 大阪府は全国でも同居率が低い地域であることから、相続した土地をそのまま売却するというケースも多い
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