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【全国版】「戸建ての売却にかかった期間」ランキングTOP5&具体的な事例

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【全国版】「戸建ての売却にかかった期間」ランキングTOP5&具体的な事例

全国のお客様アンケート結果から戸建ての売却にかかった期間をランキング形式で紹介しつつ、あわせてそれぞれの期間で売れた具体的な事例を紹介します。

全国の「戸建ての売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「全国の土地・中古戸建て売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

戸建ての売却にかかった期間
ランキングTOP5

順位 ポイント

1位1年以内(28.4%)

戸建てはマンションに比べて個別性が高く、購入者もファミリーに限定されることが多いので、売却期間は長くなりがちです。1年以内と聞くと長く感じますが、価格で妥協しないのであればそれぐらいかかることを想定しておくことが大切だと言えます。

2位6ヵ月以内(26.2%)

戸建ての売却期間として、6ヵ月以内は一般的です。戸建ては土地と建物との組み合わせによって価格や購入希望者が大きく違ってくるため、マンションよりも売却に時間がかかります。

3位3ヵ月以内(20.8%)

3ヵ月は不動産売却における目安とされる期間です。不動産会社に売却を依頼したときに結ぶ媒介契約の期間も3ヵ月に設定されています。そのため、戸建ての売却でもこの期間を目指す人は一定数いるようですが、価格の面で妥協しなければならない場合もあります。

4位2年以内(14.4%)

戸建ては、マンションほど売却を急がないケースも多いので、希望する価格や条件で買ってくれる買い手が現れるまで根気よく待つ人も多いです。

5位2年より長い(10.2%)

2年よりも長い売却期間の場合は、売れても売れなくても構わないというケースのほか、築年数が古く建物の資産価値がほとんどなくても、とりあえず家が建っていれば土地の固定資産税の優遇を受けられるため、形だけ売りに出して放置しているケースも考えられます。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜2023年11月

順位別に実際のお客様の声&具体的な事例をご紹介

こちらでは、戸建ての売却に成功した売主の実際の回答に加えて、それぞれの期間で売却した具体的な事例を紹介します。

1位(28.4%)1年以内

〈売主様の実際の声〉

【栃木県 T様】
戸建ての家を売りに出し、売れそうになったら新しい家を探す予定でした。築15年とそれほど古くなく、立地や間取りも普通なので売れやすいと思っていたのですが、いざ売りに出してみるとなかなか売れず、思ったよりも売却に時間がかかりました。なるべく値下げはしたくなかったので売れるまで根気よく待ちました。

〈1年以内に売った事例〉

戸建ての売却に1年近くかかることは珍しくありません。

一般的な戸建てでも1年近く売却期間がかかることがありますが、特に次のような特徴がある場合、売却が長期化しがちです。

  • 築年数が古い物件
  • 間取りが個性的な物件
  • 生活の便が悪い立地にある物件

築年数が古いと、購入後の修繕費用などを考えて敬遠する買主は多くいます。ただし、価格を下げればリフォームを前提にして古い物件を探しているケースもあるでしょう。

その場合、個性的な間取りだとリフォームしにくそうだと思われてしまいます。

また、駅から遠かったり学校や商店、病院などが近くになかったりすると、どうしてもファミリー層の購入希望者が減ってしまいがちです。

それ以外にも、延床面積や土地の坪数が一般的な需要より大きい、もしくは小さいといったことでも売れやすさが左右されます。

2位(26.2%)6ヵ月以内

〈売主様の実際の声〉

【滋賀県 M様】
どうしても妻の実家で同居しなければならなくなったので、家を売ることになりました。急いで売却する必要もなかったので、希望の額で売れたらいいな、という感じでした。空き家にしてから売却したのが良かったのか、売り出してから5ヵ月ほどで買い手がつきました。リフォームしようかと迷ったのですが、そのままの状態で買ってくれる人がいてよかったです。

〈6ヵ月以内に売った事例〉

一般的に、戸建ての平均的な売却期間は6ヵ月〜1年と割合長めになっています。戸建ての売却において、6ヵ月以内であればスムーズに売却が進んだケースです。

万人向けに作られていることが多いマンションに比べて、戸建ては間取りや構造に個性が出やすく、建物と土地の組み合わせによってはさまざまな状況が発生します。

買主の方でも購入に迷うポイントが増えることが、戸建ての売却が長期化する理由の一つです。

3位(20.8%)3ヵ月以内

〈売主様の実際の声〉

【静岡県 T様】
家の売却には時間がかかると聞いていたのですが、築年数が8年と比較的新しい家だったからか、売りに出してから3ヵ月で売却できました。不動産会社のアドバイスに従って売り出し価格を設定したことと、室内をきれいにしていたことがよかったのだと思います。良心的な不動産会社に出会えたおかげだと感謝しています。

〈3ヵ月以内に売った事例〉

3ヵ月以内に売れる戸建ては、たとえば次のような、買い手がつきやすいポイントを複数押さえた物件であることが多いです。

  • 駅から徒歩15分以内
  • 築年数が浅い
  • 周辺環境が良い
  • 使いやすい間取り
  • 採光が良い

4位(14.4%)2年以内

〈売主様の実際の声〉

【富山県 Y様】
相続した実家を売却しました。使ってもいないし、いつか売れればいいかなという気持ちで売りに出していました。でも、その間の管理をきちんとしていなかったので、家や庭がひどい状態になってしまいました。やむを得ず、別の不動産会社に買い取ってもらいました。もっと早くに買取を利用していればよかったです。

〈2年以内に売った事例〉

2年以内に売ったケースは、おもに相続物件など、売却を急がない場合であることが多いです。

もしくは、近くに墓地などの嫌悪施設があるため人気がない立地であるにもかかわらず、相場より高い価格で売り出した結果、値下げの機会を逃してしまったなどのケースも見受けられました。

5位(10.2%)2年より長い

〈売主様の実際の声〉

【山口県 O様】
実家の両親に家を売却して施設に入ることを勧めたところ、すでに1年以上前から不動産会社に相談して売りに出してもらっているとのこと。そんなに売れないものかと驚き、その会社をやめて別の不動産会社に売却を依頼しました。それからしばらくして買い手が見つかりましたが、結果として2年以上かかってしまいました。

〈2年より長い期間で売った事例〉

2年より長くかかっている場合は、形だけ売りに出されているものの実際は売れても売れなくても構わないというケースが考えられます。

また、上記の売主のように、一社の不動産会社に任せっきりにしておいたためにほったらかされていることに気が付けなかったという事例が多いようです。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 戸建ての売却期間はマンションよりも長期間になることが多く、期間のばらつきも大きい。
  • 戸建ての売却期間で最も多いのは1年以内で、約半数の人が1年以内に売却が完了しているという結果だった。
  • 売却物件の状態や売却目的に合った不動産会社を選ぶことが、戸建ての売却期間を短くするポイントだと言える