【全国版】「マンションの売却にかかった期間」ランキングTOP5&具体的な事例

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【全国版】「マンションの売却にかかった期間」ランキングTOP5&具体的な事例

全国のお客様アンケート結果からマンションの売却にかかった期間をランキング形式で紹介しつつ、併せてそれぞれの期間で売れた具体的な事例を解説します。

マンションの売却にかかった期間
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位3ヵ月以内(44.3%)

マンションは戸建てや土地に比べて流動性が高く、不動産の中では最も売りやすいと言われています。需要も高いので、3ヵ月程で売れる場合が多いです。

2位6ヵ月以内(35.7%)

マンションは住み替えの他、転勤・離婚など、急いで売却する必要があることが多いです。そのため総合的に売却期間が短く、今回の調査でも1位と合わせて8割の人が半年以内に売っていることが分かります。

3位1年以内(15.1%)

マンションの場合、これだけの売却期間が普通にかかることは考えにくく、急いで売る必要がない場合や、希望する額で売却できるまで気長になっている場合がここに該当します。

4位2年以内(3.8%)

通常あまり見受けられないケースです。3位と同じく、売却を急がない人が該当しています。

5位2年より長い(1.1%)

ほとんどないケースですが、投資用物件などの売却で積極的に売ろうとしていなかったり、売れても売れなくても構わないという物件だったりするとこれだけかかることもあるようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜

順位別に実際のお客様の声&具体的な事例をご紹介

こちらでは、マンションの売却に成功した売主の実際の回答に加えて、それぞれの期間で売却した具体的な事例を解説しています。

1位(44.3%)3ヵ月以内

〈売主様の実際の声〉

【高知県 H様】
相場価格が3,000万円とのことだったので、3ヵ月後に2,300万円での買取保証を付けて3,100万円で売り出しました。途中、2,900万円に値下げをしても売れる気配がなかったため、思い切って2,800万円まで下げたところ売れました。相場よりも安くなりましたが、3ヵ月経って2,300万円で買い取られるよりも良かったと思っています。

〈3ヵ月以内で売った主なケース〉

3ヵ月という期間は、マンション売却においてまず最初に目標とされます。

マンションは一般的に交通の便が良いところに建っていることが多いので需要も底堅く、価格の設定が適正で物件の状態も悪くなければ、基本的には3ヵ月程度で売れることが多いです。

2位(35.7%)6ヵ月以内

〈売主様の実際の声〉

【広島県 M様】
住み替えのためのマンション売却。今のマンションが売れてから新しい家を探そうと考えていたので、早く売ることよりも希望額で売れるまで待ちました。なかなか売れなかったのでやきもきしましたが、結果として5ヵ月で希望額で売却できたので妥協しなくて正解でした。

〈6ヵ月以内で売った主なケース〉

基本的にマンションは、戸建てや土地よりも需要が高いため、3~4ヵ月で売れる事が多いのですが、例えば下記のようなケースでは売却期間は長くなりがちです。

  • どうしても売りたい額があり、妥協したくない場合
  • 交通アクセスがよくない、周辺環境が悪いなど、売れにくい条件が重なった物件

3位(15.1%)1年以内

〈売主様の実際の声〉

【大阪府 T様】
定年退職したので、今住んでいるマンションを売って、田舎暮らしをしたいと考えていました。特にいつまでに移住したいなどもなかったので、とりあえず売りに出して、希望の額で売れるまで待とう、という軽い感じでした。結構時間がかかりましたが、やっと希望額で売れたので、引っ越しできました。

〈1年以内で売った事例〉

積極的に売りに出している場合、半年かけて売れないということはほとんどありません。

1年ほどかかるケースでは売却を急ぐ理由がなく、「いつか売れればいい」というくらいの考えで、希望の価格で買ってくれる買主が現れるまでのんびり構えているということが多いようです。

4位(3.8%)2年以内

〈売主様の実際の声〉

【神奈川県 B様】
マンションを相続しましたが、特に使う予定もなく、かといって売却を急ぐ理由もなかったので、とりあえず知り合いの不動産会社に売りに出してもらっていました。正直あまり気に留めていなかったものの、気づいたら1年が過ぎていてびっくり。固定資産税もかかるし、いくらなんでもと思って、別の不動産会社に額を変更せずに依頼したところ、それから3ヵ月程で売れたので驚きました。手間もあまりかかりませんでしたし、早いところ売ってしまえば良かったかも、と思っています。

〈2年以内で売った主な事例〉

マンションの売却期間が2年近くかかるのは大変稀です。

積極的に売る場合ではあり得ないと言ってよく、上記の売主のように、売却成約までにかかる時間や金額に格別こだわりがなく、一軒の不動産会社に任せっきりにしておいた結果、後回しにされてしまったというケースが多く該当しています。

5位(1.1%)2年より長い

〈売主様の実際の声〉

【栃木県 O様】
独身時代に住んでいたマンションを、賃貸している状態のまま売りに出しました。特にすぐに売る必要もなかったのですが、内覧ができないので売れにくかったです。とは言え、安くするのもいやだったので結局、2年を過ぎてからイクラ不動産で探した不動産会社に依頼して、希望額ですぐに売れました。最初から、投資用物件の売却に強い不動産会社にお願いしておけばよかったです。

〈2年より長い期間で売った主な事例〉

このケースに該当するのは非常に稀で、特に現段階では売れても売れなくても構わないという投資用物件の売却や、「相場よりかなり高い売り出し価格で長期間売ってしまい、買主の間でよくないイメージがついてしまった」、「依頼した不動産会社が売却活動をまったくしていなかった」など、売却を大きく失敗してしまったケースがあります。

あまりにも長期間売れていない物件は、買主の間で「なにか売れない事情があるのではないか」と勘ぐられ、さらに売りにくくなってしまう傾向にあります。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • マンションの売却期間は3ヵ月以内が最も多く、約8割の人が、6ヵ月以内に売却を完了している
  • マンションの売却で2年近く、または2年以上かかるケースもあるが、非常にまれである
  • 早く売りたい場合は価格を下げるのが効果的。どうしても価格を下げたくない場合は、売却が長期戦になることが多い

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