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【全国版】「マンションの売却にかかった期間」ランキングTOP5&具体的な事例

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【全国版】「マンションの売却にかかった期間」ランキングTOP5&具体的な事例

全国の売主様アンケートの結果から、マンションの売却にかかった期間をランキング形式で紹介しつつ、あわせてそれぞれの期間で売れた具体的な事例を紹介します。

全国の「マンションの売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「全国のマンション売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

マンションの売却にかかった期間
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位3ヵ月以内(42.4%)

マンションは戸建てや土地に比べて流動性が高く、不動産の中では最も売りやすいとされています。また、都市部では中古マンションの需要が増えていることも売れやすい一因です。今回の調査結果でも、売却期間3ヵ月以内が1位になりました。

2位6ヵ月以内(36.2%)

マンションは、所有者の世代的に転勤や離婚など急いで売却しなければならないことが多いです。そのため、ほかの不動産よりも売却期間が短くなりがちで、今回の調査でも8割近くの人が6ヵ月以内に売却したという結果でした。

3位1年以内(15.3%)

マンションの場合、売却に1年近くかかることあまりありません。急いで売却しなければならない事情がなく、希望する額で売却できるまで気長に待っていたケースがこのあたりに該当すると考えられます。

4位2年以内(4.5%)

マンションの売却では、通常あまり見受けられない売却期間です。3位と同じく、売却を急いでいなかった人が該当しているケースだと言えるでしょう。

5位2年より長い(1.6%)

ほとんどないケースですが、投資用物件の売却などで積極的に売ろうとしていなかったり、売れても売れなくても構わないという状態だったりすると、2年以上かかることもあるようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜2023年11月

順位別に実際のお客様の声&具体的な事例をご紹介

こちらでは、マンションの売却に成功した売主の実際の回答に加えて、それぞれの期間で売却した具体的な事例を紹介します。

1位(42.4%)3ヵ月以内

〈売主様の実際の声〉

【東京都 H様】
一応、23区内にあるマンションだったのですが、最寄り駅から少し離れていたのと築年数が古いことから、思うように売れるかどうか心配でした。でも、いざ売りに出してみるとすぐに内覧者が現れて、結果、売り出してから2ヵ月で思っていた額よりも高く売れました。売りに出したタイミングも良かったのだと思います。

〈3ヵ月以内で売った事例〉

3ヵ月という期間は、マンションの売却においてまず最初に目標とされます。

マンションは一般的に交通の便が良いところに建っていることが多いので需要も底堅く、売出し価格の設定が適正で物件の状態も悪くなければ、基本的には3ヵ月以内で売れることが多いです。

立地や物件にそれほど大きな問題がないのになかなか売れない場合は、売出し価格が適正がどうか、不動産会社が売却活動を怠っていないかどうかを確認しましょう。

2位(36.2%)6ヵ月以内

〈売主様の実際の声〉

【兵庫県 N様】
主人の体調が悪くなったので、今住んでいるマンションを売って夫婦で高齢者施設に入居することにしました。入居の初期費用は貯蓄で工面できたので、あとは希望の額で売れるのを待ちました。結果として、売り出してから6ヵ月が来るのを目前にして売却できたので、妥協しなくて良かったと思っています。

〈6ヵ月以内で売った事例〉

基本的にマンションは戸建てや土地よりも需要が高いため、売り出してから3~4ヵ月程度で売れる傾向にあります。しかし、たとえば下記のようなケースでは売却期間は長くなりがちです。

  • どうしても売りたい額があり、妥協したくない場合
  • 交通アクセスがよくない、周辺環境が悪いなど、売れにくい条件が重なった物件

3位(15.3%)1年以内

〈売主様の実際の声〉

【神奈川県 U様】
株でそこそこ資産を作ることができたので、ファイヤーで早期リタイアをして田舎暮らしをすることにしました。住んでいたマンションを残そうかどうか迷っていたのですが、管理費や固定資産税もかかるので、とりあえず希望額で売りに出してみて買ってくれる人が現れたら売ろうという感じたったのですが、思いがけず1年以内に売れて驚いています。

〈1年以内で売った事例〉

マンションの場合、積極的に売りに出していれば、半年かけて売れないということはほとんどありません。

マンションの売却で1年以上かかるケースでは、売却を急ぐ理由がなく、「いつか売れればいい」というくらいの考えで希望の価格で買ってくれる買主が現れるまでのんびり構えているということが多いようです。

4位(4.5%)2年以内

〈売主様の実際の声〉

【千葉県 T様】
配偶者も子供もいない叔父のマンションを相続したのですが、特に使う予定もなかったので知り合いの不動産会社の売却リストに入れてもらって売出し中にしていました。そのまま放置していたのですが、固定資産税の請求が届いたのであわてて値段を下げて売却活動をしてもらい、それから4ヵ月後に売れました。もっと早くに真剣に売却活動をしておけばよかったと反省しています。

〈2年以内で売った事例〉

マンションの売却期間が2年近くかかるケースは、あまりありません。

積極的に売りたい場合ではあり得ないと言ってよく、上記の売主のように、売却成約までにかかる時間や金額に格別こだわりがなく、一軒の不動産会社に任せっきりにしておいた結果、後回しにされてしまったというケースなどが多いようです。

5位(1.6%)2年より長い

〈売主様の実際の声〉

【埼玉県 O様】
相続したマンションを投資用物件として賃貸に出していました。自分で管理していたのですが、時間や労力がかかるわりにはそれほど収益がなく、管理会社に委託すると管理費がかかるので、賃貸している状態のまま売りに出しました。すぐに売る必要もなかったのですが、今、借りてくれている人が退去せず、オーナーチェンジ物件になるので売れにくかったようです。

〈2年より長い期間で売った事例〉

このケースに該当するのは非常に稀で、特に現段階では売れても売れなくても構わないという投資用物件の売却や、「相場よりかなり高い売り出し価格で長期間売ってしまい、買主の間でよくないイメージがついてしまった」、「依頼した不動産会社が売却活動をまったくしていなかった」など、売却を大きく失敗してしまったケースがあります。

あまりにも長期間売れていない物件は、買主の間で「なにか売れない事情があるのではないか」と勘ぐられ、さらに売りにくくなってしまう傾向にあります。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • マンションの売却期間は3ヵ月以内が4割以上と最も多く、さらに約8割の人が6ヵ月以内に売却したという結果だった
  • マンションの売却で1年以上かかるケースもあるが、非常にまれである
  • マンションを売却するとき、どうしても価格を下げたくない場合は長期戦になることが多い