「土地の売却が得意な不動産会社が大事にしている事」ランキングTOP7

6で読める
「土地の売却が得意な不動産会社が大事にしている事」ランキングTOP7

土地の売却を得意とする不動産会社の現役担当者に実際にアンケートを取り、その回答をランキング形式で紹介して、「なぜそのポイントを大事にするのか」を解説しています。

「売却時に自分の不動産を任せる不動産会社を選ぶ基準」として役立ててください。

土地の売却が得意な不動産会社が
大事にしている事
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位身になって売主様の相談にのること(18.16%)

相続や遺産分割など、土地売却で生じやすい複雑な状況下で売主に寄り添い、親身になって相談にのることを心がけているという回答が1位となりました。

2位誠意ある公正なお取引をすること(17.85%)

土地の本当の価値に見合った公正な値段をつけることを追求し、そのための情報を売主にも開示するなど、信頼を得るため誠意を見せることを大切にしているという声も多く上がっています。

3位迅速なレスポンスと行動をすること(15.10%)

「売主の不安を軽減し、誠意を見せたい」、「売却のタイミングやチャンスを逃したくない」といった理由から、迅速な対応を心掛けている担当者も多く見られました。

4位お客様第一主義を貫くこと(14.98%)

売主の希望をかなえるだけでなく、本当に売主のためを思ってアドバイスをするという「お客様第一主義」を大切にしているという声が4位にあがりました。

5位わかりやすく説明すること(14.93%)

売却時の事柄だけでなく、それに付随する事柄など、売主から質問されるよりも前に説明できるようにしているという回答が見受けられました。

6位売主様が満足するまでお付き合いすること(11.40%)

売り方の希望までしっかりと聞いたうえで満足できる売却を実現するため、とことんお付き合いすることを大切にしているというのがこちらの回答です。

7位売却後も長く続くお付き合いすること(7.57%)

何かあった際にも声を掛けやすいように、売却後も長くお付き合いできるような関係性を築くように心掛けているという回答も見受けられました。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産加盟店へのヒアリングシートによるアンケート調査
<実施方法>
実施日 2021年10月〜

順位別に土地の売却が得意な不動産会社の実際の声&大事にしていることをご紹介

土地の売却を得意とする不動産会社の実際の回答と併せて、「そのような会社の現役担当者は、どうしてこのポイントを大事にしているのか」について詳しく解説します。

1位(18.16%)親身になって売主様の相談にのること

〈不動産会社担当者の実際の声〉

マンションや家とは違って土地の売却は相続や遺産分割などが絡むことが多いので、困っている売主様が多いです。そのような売主様のお気持ちに寄り添いながらサポートできるように心がけて営業しています。
土地はいろいろな売り方ができるので、売主様がどのような売却を希望されているのか、しっかりとヒアリングをしながら相談にのり、売却を進めていくようにしています。

〈それを大事にしている理由〉

親身になって売主の相談に乗ることが出来る担当者は、土地の場合、特に相続において問題の早期解決をサポート出来ます。

例えば、次のような事例です。

〈表 相続事例 一例〉
詳細
家族構成 ・両親と長女・長男・次男の3人兄弟
相続以前の状況 ・父親は既に他界
・長男、次男は独立している
・実家には母親と長女が残り、認知症の母親を長女が献身的に介護
・他二人の兄弟はほとんど実家を訪ねていない
相続発生 ・母親が死亡。財産の分割に関する記載を明確にした遺言書はなし
相続発生後、各者の主張 ・長男・次男は平等な分割を希望
・長女は、故人に対する自らの献身は、ほとんど訪ねて来ることさえしなかった兄弟たちに比べて大きいと考えており、その分相続分も多くてしかるべきと主張
現在の状況 ・言い争いに発展、話し合いは膠着状態に

このような時に、取引を早く終わらせようとして不動産会社が長女の主張をおざなりにすれば問題がさらに大きくなる危険もあり、不満の残る結末を迎えることは明らかです。

一方親身になって売主の相談に乗ることができれば、法律で定められた基本的な取り分を説明し、特別寄与についての提案をするなど柔軟に対応して事態を整理できるため、結果として当事者全員が納得する取引になるでしょう。

ほかにも、思い入れのある不動産を手放さなければならない時など、精神的に苦しい売却の際に当事者の思いを大事にし、失意の状態から満足して次のステップを踏めるような取引を後押ししてもらえます

不動産会社や担当者の選び方や見極めるポイントについては、「不動産売却はどこがいい?おすすめの不動産会社の選び方」「不動産会社や担当者を変えたい!変更方法と注意点についてまとめた」で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

2位(17.85%)誠意ある公正なお取引をすること

〈不動産会社担当者の実際の声〉

不動産取引に携わる際は、いつも公正なお取引になるよう心がけています。担当しているお客様の利益を上げようと不正なことしてあとでトラブルになるようなことにならないよう、すべての人に誠意をもって対応するようにしています。
他社で宅地以外の土地の売却を断られたと来社されるお客様がいらっしゃいます。弊社では、どのような土地であっても何らかの活路を見出し、その土地の価値に見合ったお取引ができるよう尽力しています。

〈それを大事にしている理由〉

不動産売却は多くの売主にとって初めての経験で、知識が全くないことが普通です。そのため、悪徳業者にとっては非常に騙しやすい相手と言えます。

例えば

  • 早く契約を結ばせるために、実際には絶対に売れない高額な査定額を提示する
  • 仲介手数料に広告費用を上乗せして請求する(通常範囲の広告費用は仲介手数料に含まれているため、追加の支払いは不要)

などは代表的な手口です。

誠意ある公正な取引を大事にしている担当者は、価格の根拠を説明した上で、相場を大きく外れない公正な査定額を提示してくれるため、適切な期間内に売却が完了しやすくなります。

また、取引の中で売主の考えを聞くようなときには、じっくり時間をかけてもらうことも可能です。

後から売主が困惑して取引を見直すようなことがなくなるため、取引は円滑に進みます。

3位(15.10%)迅速なレスポンスと行動をすること

〈不動産会社担当者の実際の声〉

「お客様をお待たせしない」これが、私のポリシーです。お客様にとって待っている時間はとても長く感じられるので、どのようなお問い合わせであっても、まずはお返事をすることを大切にしています。
営業時間外や休日であっても、売主様や買い手側の不動産会社から連絡があればすぐに対応しています。即時レスポンスと行動を心がけることで、誠意を表すことができると思っているからです。

〈それを大事にしている理由〉

不動産取引は初めてという売主が圧倒的に多い中で、対応が遅い不動産会社だと、売主は「売却は滞りなく進んでいるのだろうか」と気に病むことになります。

なお、そのようなところに任せっきりにしてしまった場合、対応を後回しにされたり、良い買主が現れたときにも迅速に対応してもらえずに、買主側の信頼も得にくくなったりする恐れもあるため注意が必要です。

迅速なレスポンス・行動をしている会社の担当者は、取引の上で分からないことがあったり、進捗状況などが気にかかったりした時には、すぐに対応をしてくれます。

売主は自分の不動産が今どういう状態なのかを遂一確認できることによって取引の上での不安が軽減し、予想外のことを突然言われるといった混乱も防げるでしょう。

また、好条件の買主が現れたときにも素早い対応をしてもらえるため、売却の好機を逃さずに済みます。

4位(14.98%)お客様第一主義を貫くこと

〈不動産会社担当者の実際の声〉

営業時には、お客様のことを一番に考えています。どうすればお客様が希望される結果になるかを常に考え、少しでも近づけるように工夫をしながら売却を進めていきます。
お客様の大切な資産を売却するにあたり、最大限の利益が得られるようにするだけでなく、リスクをできるだけ抑えられるように、お客様第一主義で日々業務に携わっております。

〈それを大事にしている理由〉

売主の中には、「絶対に周りに売却を知られたくない」、「ローンの返済のため、どうしてもこの額で売りたい」など、さまざまな事情を抱えたケースがあります。

一般的な不動産会社の担当者は「早く、あまり手間をかけずに売ってしまいたい」と思っていることも多いです。

悪くすると対応をおざなりにされたり、売るための方法を見つける前に「高くて売れないので値段を下げて欲しい」と言われたりということも残念ながらあり得ます。

一方お客様第一主義を貫く担当者は、売主の要望を最大限重んじるために、多様な着眼点を持って売却方法を考え、提案してくれます。

そのため、たとえ完全に希望の形での売却が叶わなくても、「自分のために最大限の働きをしてくれた」と思え、最上の選択ができたという納得感が得られます。

5位(14.17%)わかりやすく説明すること

〈不動産会社担当者の実際の声〉

土地の売却には、事前にさまざまな調査や手続きが必要な場合があり、費用がかかることもあります。なので、わかりやすく丁寧に説明して売主様が納得されてから売却していただけるように気をつけています。
わかりやすくご説明しているつもりでも、その場では質問が出ないことがあります。あとからわからないことが出てきた場合に備え、こちらから積極的にご不明点がないかを確認しています。

〈それを大事にしている理由〉

土地の売却では、トラブルが起こりやすいです。例えば

  • 「隣地との境界線が分からなくなっていた」
  • 「相続した土地の名義が故人のままだった」

などは代表的なものとなっています。

それらを明らかにするには数々の手順を踏まなければなりません。また、かなり専門的な作業になるので、知識がなければ何から手を付けたらいいかわからなくなる可能性もあります。

さらに費用がかかる場合であれば、資金の調達も考えなければなりません。

ここで担当者が、土地売却において事前に必要なことの確認や売却の流れなど、基礎から丁寧に解説してくれると、売主は不安を感じることなく売却が出来ます。

また、売主側の立場に立って「こういうことが分かりにくいのではないか」「これは事前に説明した方が混乱せずに済むのではないか」といった気遣いのもと、売主が質問するよりも先に動いてくれる担当者も多く、売主は予想外のことが起こってくるリスクに最大限備えられます。

6位(11.40%)売主様が満足するまでお付き合いすること

〈不動産会社担当者の実際の声〉

土地や家などの不動産に思い入れのあるお客様も多いです。お客様の思い入れや思い出なども大切にしながら、ご満足のいく売却になるようにがんばっています。
不動産売却のご依頼を受けたとき、売主様が目指しているゴールをまず明確にすることからはじめます。早く売りたいのか高く売りたいのかは売主様によって異なるため、どうすれば満足していただけるかをいつも考えています。

〈それを大事にしている理由〉

一般的な不動産会社の担当者は、あまり手数をかけずにさっさと売ってしまいたいと考え、型通りの方法で売却することがむずかしくなると、売主に希望条件をゆるめるように交渉してくる場合もあります。

しかし、自分たちがやりやすいように手を抜くということがなく、希望条件が叶えられるように売り方を工夫してくれる担当者であれば、売主の目的を最大限達成させるために、多彩な売却方法を提案してくれるため、型通りの方法では叶わなかった条件でも売却できる可能性が高まります。

またそのように多くの売り方を心得ているということは、経験を積んでいたり、柔軟な発想力に富んだ優秀な人材であると考えられるため、安心して不動産売却を任せられる担当者だと言えます。

7位(7.57%)売却後も長く続くお付き合いすること

〈不動産会社担当者の実際の声〉

土地の売却の場合、売却後に売主様が私達のサポートを必要とすることはほとんどありません。でも、何かあった場合はいつでもご相談いただけるよう、折に触れてご連絡をさせていただいております。
何世代にもわたって不動産取引をお任せくださるお客様や、新しいお客様をご紹介いただくことが多いので、売却されたあとも関係性が続くようなコミュニケーションを大切にしています。

〈それを大事にしている理由〉

買い替えや住み替えが少ない土地の売却では、売却後のアフターフォローに力を入れている不動産会社は、建物の売却を得意としているところよりも少ない傾向にあります。

ただし、売却後にトラブルが生じて売主が責任を問われる場合もあり、そのような時には頼りになります。

最近増えているのが山林を売却した際のトラブルです。

かなり広大な土地でも低コストで購入することができるため、「キャンプ場を持とう」などと考えて購入する人も増えているのです。

しかし、実際は山林には規制が多く、建物は原則建てられず、木を切るのにさえ許可申請が必要などと、「想定していた使い方が出来ない」というクレームがかなり多くなっています。

売却後の付き合いを大切にしている会社はそのようなことがないよう、よく気を配っていることがほとんどです。防止策を教えてもらえますし、万が一何かあった時でも専門家を立てたりと対策を取ってもらえるため安心できます。

この記事のポイントまとめ

このアンケート調査で分かったことは以下の通りです。

  • 土地の売却が得意な不動産会社の担当者が、営業時に心がけていることで一番多かった回答は「親身になって売主様の相談にのる」ことで、総回答数の18%にのぼった。
  • 「親身になって売主様の相談にのる」ことが1位になった理由として、土地の売却には相続に代表される複雑な事情が絡んでいることが多いため、売却することになった背景をしっかりとヒアリングし、当事者の事情に寄り添うことが、売却を成功させるために大切と心得ている担当者が多いことが推察される。
  • 「迅速なレスポンスと行動」「お客様第一主義」「わかりやすい説明をする」の3つについては、土地売却を得意とする不動産会社の回答の割合はほとんど同じであった。このことから、それら3点を柱として、売主の不安を減らし、起こりえるリスクを想定して備え、売却を成功に導こうとする意思が読み取れる。