不動産会社を探す際に、利用者の口コミで判断する方も多いでしょう。
しかし、不動産会社の口コミは、飲食店などの口コミと違ってあまり参考にならないことが多いです。
ここでは、不動産会社の口コミが参考にならない7つの理由と、失敗しない不動産会社の選び方をわかりやすく説明します。
- 不動産会社の口コミは、口コミの数が少なすぎる、比較対象がない、同じ商品が一つとしてない、などの理由から、あまり参考にならないことが多い
- 具体的に不動産会社の良かった点や悪かった点が書き込まれている口コミなら、参考になる場合もある
- 売却力のある不動産会社を探すには、口コミよりも売却実績で選ぶのがおすすめ
- この記事はこんな人におすすめ!
- 家やマンションなどの売却にあたり、どの不動産会社に依頼しようか迷っている人
- 不動産会社の口コミがどれくらい参考になるかを知りたい人
- 失敗なく、かつ効率良く信頼できる不動産会社を見つけたい人
もくじ
1.不動産会社の口コミが参考にならない理由7つ
口コミとは、不特定の消費者がモノを購入(サービスを利用)したときに「(ほかと比較して)どのようなところが良いのか悪いのかの感想」をインターネット上に書き込んだものです。
不動産会社の口コミは、グルメサイトなどとは違ってあまり参考になるとは言えません。
なぜなら、不動産会社の場合、「口コミが良い不動産会社=高く売ってくれる不動産会社」とは限らないからです。
その理由を順番に説明します。
1-1.理由①口コミの数が少なすぎるから
不動産会社の口コミが参考にならない理由として、まず、口コミの数が少なすぎる点があげられます。
1人の人が不動産売却を経験することは、一生のうちにそう何回もありません。そのため、商品のレビューや飲食店の口コミと比べると、不動産売却自体の頻度が少なすぎるため、当然、口コミの数もその分少なくなります。
100人中、過半数の人が良いと言っているなら、ある程度その商品やサービス、会社は信用できるでしょう。
しかし不動産会社の場合は、数人、下手をしたら1人の口コミしかない場合もあります。
利用頻度が少ない不動産取引の中でもさらに「賃貸>不動産購入>不動産売却」の順に回数は少なくなり、さらに売却する方は比較的年齢層が高いため、インターネットを利用されている割合も少なくなります。
1-2.理由②比較対象がないから
不動産売却は人生で何度も経験することではないため、サービスや売却結果などを比較することができないことも、不動産会社の口コミが参考にならない理由です。
たとえば、あなたが不動産会社Aに依頼してお家を売却できたとします。この場合、不動産会社Aのサービスがどうだったのかについて書き込むことはできるでしょう。
しかし不動産会社Aが、他の不動産会社Bや不動産会社Cに比べて良かったのか悪かったのかについてはわかりません。つまり、サービスの比較ができないのです。
もちろん、複数回の取引がある人の書き込みは参考になるかもしれません。しかし、複数回取引ある方の割合はさらに低くなるため、書き込みもさらに少なくなります。
1-3.理由③「良かった」ばかりのレビューになるから
不動産会社の口コミは、売却が成功してから書き込むことになるため、「良かった」ばかりのレビューになってしまいがちです。
実際に不動産会社の口コミを見てみると、星が4〜5つで「良かった」という声が多く見受けられます。
実はそれは当たり前のことです。なぜなら、不動産売却を依頼して不動産が売れたのであれば、目的を果たせて満足します。それは不動産の売却に関わらず、購入でも賃貸でも同じです。
たとえば、飲食店の場合だと、食べてみて美味しくなかったとしてもお金を支払う必要があるため、不満の口コミにつながります。
一方、不動産仲介は、売却も購入も賃貸も「成功報酬」です。サービスの目的を果たすことができた結果、対価を支払います。そうなると、口コミで「良かった」以外に書くことがありません。
良くなかった場合は、そもそもその担当者や不動産会社に依頼をしないか、途中で不動産会社を変更しているでしょう。
1-4.理由④「悪かった」ばかりのレビューもあるから
逆の場合、つまり、その不動産会社の批判ばかり書かれているケースもあります。この場合は、ある程度参考にできる部分もあるかもしれません。
しかし、実は、ライバルの不動産会社同士が、お互いを蹴落とすために書き込んでいるケースもあり得ます(実際にそのような話は多くあります)。よって、悪いレビューすべてを鵜呑みにするのは危険だと言えるでしょう。
1-5.理由⑤同じ商品(不動産)が一つとしてないから
不動産は同じものが一つとしてないため、売却が成功したかどうかを比較できない点も口コミが参考にならない理由の一つです。
たとえば、「不動産会社Aに頼んで予想していた金額より高く売れました」といった書き込みがあったとしても、必ずしも参考になるとは言えません。
そもそも、その予想自体が低すぎた可能性もあるからです。
もしかしたら、B社で売っていたらもっと高く売れたかもしれませんが、検証することは不可能です。
同じ商品で、かつ不特定多数の利用者の声は信用できます。しかし、同じ商品が一つとしてない不動産に対する口コミは、参考程度にしておくほうが良いでしょう。
1-6.理由⑥悪い口コミが書きづらいから
不動産は同じものがないため、不満だったことを具体的に書けば書くほど、書き込んだ人が特定されてしまいます。
加えて、不動産会社1店舗あたりの年間売却件数はそれほど多くありません。月単位に絞るとさらに少なくなります。
そのため、投稿月や内容によって、書き込んだ本人が不動産会社にすぐにバレてしまいます。
そのため、もし本当に不満があったとしても、インターネットに書き込むことをためらっている方が多いのです。
1-7.理由⑦本当の口コミかどうかわからないから
上記1〜6の理由から、どうしても口コミ数が少なくなるため、明らかにサイトを運営している会社や不動産会社自身が書き込んだと見られる口コミが多く見受けられます。いわゆる「サクラの口コミ」です。
もしかしたら、不動産会社がお金を支払って評価を上げている可能性もゼロではありません。
本当に利用者が書き込んだ口コミかどうかがわからない以上、その内容を信じて不動産会社を選ぶべきではないと言えるでしょう。
2.参考になる不動産会社の口コミもある
不動産会社の口コミが、すべて参考にならないというわけではありません。参考になる口コミには、どのようなものがあるかを見てみましょう。
2-1.具体的な内容が書かれている口コミ
具体的なサービス内容や体験が述べられている口コミは、不動産会社の選択において有用な情報源となります。
たとえば、「イクラ不動産」に対する以下のような具体的なフィードバックは参考になるでしょう。
【イクラ不動産の実際の口コミ】
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簡単ですが!本当に有難うございました。
不動産売却は初めての場合は不安にもなりますし、不動産会社への手数料は安いわけではありません。
あとで失敗したと後悔しないためにも、このような具体的な口コミは、会社やサービスを知るうえで参考になると言えるでしょう。
悪意がある口コミなのか、本当に良くないサービスだから口コミされているのかを見極める必要はありますが、より具体的であればあるほど参考になります。
3.失敗しない不動産会社の選び方
不動産会社の口コミがそれほど参考にならないのであれば、判断基準にすべきなのは、「論より証拠」、つまり不動産会社の売却実績です。
3-1.「論より証拠」売却実績で不動産会社を選ぶ
「論より証拠」とは、ものごとの良し悪しをはっきりさせるには、いくら上手に説明しても意味はなく、 証拠となるものを目の前に示したほうが明らかではっきりするという意味を表しています。
あなたがお家を売却するとき、本当に参考にすべきなのは、参考にならない口コミよりも不動産会社の売却実績です。
具体的には、次のような手順で不動産会社を選びましょう。
- 売却したい物件がある地域で、売却実績が多い不動産会社をリストアップする
- 不動産会社の担当者に直接会って、信頼できる営業担当者かどうかを確認する
このような手順を踏むことで、本当に売却力のある不動産会社を失敗せずに探すことができます。
しかし、売却実績の多い不動産会社を一社ずつ探してリストアップしていくのは大変です。
そのような場合は、ぜひ「イクラ不動産」をぜひご利用ください。
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まとめ
この記事のポイントをまとめました。
- 不動産会社の口コミは次のような理由から、あまり参考になるとは言えない
①口コミの数が少ない:不動産取引の頻度は低く、その結果、口コミの数も限られてしまう
②比較対象の欠如:不動産売却は通常、人生で数回しか経験しないため比較対象がなく、サービスの質を判断することが困難
③「良かった」ばかりのレビューの偏り:売却成功時の満足感から、口コミは肯定的な内容に偏りがち
④「悪かった」ばかりのレビューの偏り:ライバルの不動産会社が。悪い口コミをあげていることがある
⑤同じ商品(不動産)がない:不動産には一つとして同じものがないため比較できない
⑥悪い口コミが書きづらい:不動産売買の口コミは、誰が書き込んだか特定されやすい
⑦本当の口コミかどうかわからない:不動産会社の自作自演やサクラの書き込みがある - 具体的に良かった点や悪かった点が記載されている口コミは、参考になる場合がある
- 売却力にある不動産会社を選ぶときは、口コミよりも売却実績を確認することが大切
不動産会社を探すときは、口コミでの評価はあまり当てになりません。
なぜなら、ほとんどの人にとって不動産売却は一生のうちで1、2回のことなので、不動産会社の比較ではなく単なる感想になってしまうからです。
そのため、大切な資産である家やマンションの売却を任せられる不動産会社を探すためには、口コミではなく売却実績で選ぶことが重要になります。
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