不動産会社へ相談はいつすべき?売却をスムーズに進める方法とは!

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不動産会社へ相談はいつすべき?売却をスムーズに進める方法とは!

お家を売却したいのですが、売却活動を始める時期について悩んでいます。
自宅がなかなか売れない物件なのであれば、早めに動かなければと思っているのですが…
不動産会社にはいつ相談すべきなのでしょうか?

こちらは、イクラ不動産をご利用いただいたお客様の実際のご相談内容になります。
※イクラ不動産は不動産会社ではなく、無料&匿名で不動産の相談・会社選び・査定ができるサービスです。

お家を売却したいと思っても、いつどのタイミングで不動産会社に相談すればいいのか不安になるものです。

実は、スムーズにお家を売却できるかは、売却前の準備段階で既に決まっています

こちらでは、お家を売りたいとき不動産会社にはいつ相談すべきなのか、売却をスムーズに進めるにはどうしたらよいのかについてわかりやすく説明します。

1.不動産会社にはいつ相談すべき?

まず、基本的な売却の流れと、一般的な売却にかかる期間を確認しておきましょう。

売却の流れ 期間
売却前の準備 不動産会社の選定 数週間前後
お家の査定
媒介契約の締結
売却活動スタート 購入希望者を探す 早くて3ヶ月〜売れるまで
売却完了まで 売買契約 1ヶ月前後
残代金決済・引渡し
奥様
お家の売却をしよう!

と思っても、まずは、どの不動産会社に査定してもらうのか情報収集したり、その中から実際に売却活動を依頼するのはどこがいいのか悩まれる方は多いので、売却活動を開始するまでの期間は人によってさまざまです。

不動産屋選び

また、売却活動を開始して、買主が見つかるまでに早くても約3ヶ月かかるのが一般的です。もちろん売り出す条件や需要によっては、すぐに買主が決まるケースもありますし、反対になかなか売れず1年以上かかってしまうケースも少なくありません。

買主が決まっても売買契約締結から残代金決済・引渡しまでは、約1ヶ月の期間を要するので、お家の売却を全て完了するまでには、準備期間も含めて、早くても4・5ヶ月以上かかるというのを一つの目安に動き始めるのがいいでしょう。

売却の流れについてもっと詳しく知りたい方は「不動産売却の流れをイラスト解説!」も併せてご覧ください。

1-2.実際にお家を売却された方のスケジュールから学ぶ

イクラ不動産をご利用いただいたお客様から「売れました」「この不動産会社様にお任せしました」とご報告いただいた方の実際のスケジュールを一部ご紹介致します。

1-2-1.①スムーズに売却が完了したお客様のケース

11月にお問い合わせいただいたお客様は、12月に不動産会社と媒介契約を締結、1月末に買い付け(不動産を購入したいという申し込みのこと)が入りました。

そして、2月に売買契約、3月に残代金決済・引渡しが行われお家の売却が無事に完了しました。

ヒグチ(宅地建物取引士)
このお客様でかなりスムーズに売却を完了されたケースではありますが、やはりご相談をいただいてから4ヶ月の期間を要しています

ただ、あくまでも「相談をいただいてから」なので、インターネットなどで情報収集にもっと前から時間をかけていた可能性もあります。

1-2-2.②早めに売り出しても引渡し条件をつけられる

6月にご相談いただいたお客様は、売却完了(家の引き渡し)が翌年の3月をご希望でしたので「まだ不動産会社に相談するのは早いのかな?」と思っておられました。

しかし、このケースでは、売り出し時に「翌年の3月に引き渡す」という条件をつければ、売買契約だけ先に成立させて、その時期まで住むことが可能となります。実際に、そのまま不動産会社を紹介させていただき、1社様から売り出すことが決定しました。

仮に相談だけしておき、まだ売りに出さなかったとしても不動産会社側は「このお客様は〇月ぐらいまでに売りたいんだな」とインプットしているので、もし、購入検討者との条件が合えば、

営業マン
買いたいというお客さまがいるのでどうですか?

と連絡をしてきてくれます。そうなれば、良い条件で売主も売ることができますし、買主もまだ市場に出ていない希望の物件を買えるので双方にとってプラスとなります。

このように家の売却は、早くても4・5ヶ月以上かかるため、どこかのタイミングで売ろうと思っているのであれば、自分でまだ早いかなと判断せずにできるだけ早い段階で売却の相談をして準備をしておくと安心です。

お家を売却したいと思っているけれど、まだ不動産会社に相談するのは気が引けるという方は、まずイクラ不動産にご相談ください。売却に強いおすすめの不動産会社も紹介してもらうことができます。

2.お家の売却をスムーズに進めるには?

お家の売却完了までにかけられる期間は、売却理由などによっても異なりますが、できればスムーズに進めたいですよね。

売却をスムーズに進めるには、売却活動を開始するまでの準備期間が大きなカギです。

2-1.不動産会社選びが何よりも重要!

「お家がいくらで売れるのか、いつ売れるのか」というのは不動産会社にかかっているといっても過言ではありません。

早くお家を売りたいと思っても、不動産会社の比較や検討をする時間は十分に確保するべきです。

どこの不動産会社にまかせたらよいのか?

2-1-1.売買を得意とするエリアが必ずある

大手の不動産会社でも中小の不動産会社でも各会社や店舗によって、それぞれ不動産を取り扱う地域(エリア)が決まっています。つまり、不動産会社ごとに売買を得意としているエリアがあるということです。

しかし、普段取り扱っていないエリアの売却相談を持ちかけられても、基本的に不動産会社は売主にその事実を教えてはくれません。不動産の売買は、1件決まれば、入ってくる仲介手数料の金額が大きいからです。

たとえ隣接する地域であったとしても、取り扱っていないエリアの相場感を不動産会社が把握していることはありません。そのため、他社に

不動産屋
〇〇地域の相場っていくらくらいですか?

と電話で聞く不動産会社もありますが、答える側も親切・丁寧に教えることはほとんどありません。不動産会社もお客様を取るか取られるかなので仕方ありませんよね。

適当な相場感で言われるがままに売り出しては、たとえ売れる物件であっても売れません。必ず、売却したいお家のあるエリアの売買を得意としている不動産会社かどうかは、まず大前提として確認する必要があります。

2-1-2.物件によっても選ぶべき不動産会社は違う

あまり知られてはいませんが、物件(マンション、一戸建て、土地)によっても、実は得意・不得意が不動産会社にはあります

マンションの場合は、比較的どの不動産会社も問題なく行えますが、よく売買するマンションは不動産会社ごとに存在します。店舗から近かったり、よくチラシを撒いている地域では、その不動産会社に問い合わせが集中します。

そのため、既に購入希望客を抱えているケースも多いです。また、そのマンションのアピールポイントを熟知しているので、購入希望客への後押しも非常に上手です。

一戸建てや土地の場合は、不動産会社にとってもマンションの売買と比べると難易度が高く、得意ではない(あまり取り引きの実績がない)不動産会社が存在するのは事実です。

境界確認や測量、道路や水道管・ガスの調査、近隣とのトラブルがないかなど、複雑な調査が必要となるからです。後々トラブルにならないためにも、一戸建てや土地の売買が得意な不動産会社に依頼するのが安心です。

このように、売却したい物件によっても売却を依頼すべき不動産会社は異なるのです。

2-1-3.やみくもに複数社に査定依頼すればいいのではない

売却活動を開始するためには、必ずお家の査定をしてもらわなければなりません。査定を依頼する際は、客観的にその査定額が正しいのか判断するために複数社に依頼するのは基本です。

しかし、ここまで見てきたように、不動産会社と言っても、得意なエリアや得意な物件があり、やみくもに複数の会社に査定依頼すればいいわけではありません

不動産会社の自社ホームページで扱っているエリアや売買した実績を載せているところもありますので、確認してみましょう。また、「成約御礼チラシ」が入っていれば、こちらも売却実績の1つの参考資料となります。

成約御礼チラシとは?

売却を依頼されていた物件が、無事に契約に至ったことを示したチラシのことです。

不動産会社の狙いは、「この物件、成約しました!弊社は販売力があります!売却の査定依頼は是非お任せください!」という売主への販売力のアピールと、「狙っていた人ごめんなさい、次に似た条件のお家が出た時は連絡するので、教えてね」という買い逃してしまった購入希望者へのアピールです。

査定してもらった不動産会社の中から、実際に売却を依頼する会社を選ぶことになります。

そのため、査定を依頼する時点で、その地域の売却実績が多い不動産会社を選定できているかが、お家の売却をスムーズに進めるための前提条件です。

2-2.査定価格の正しい見極めを!

査定価格は、あくまでも売れるであろう目安の金額でしかありません。また、不動産会社によって提示される査定価格に差が生じることは多々あります。

中には、売却を依頼してもらうために、その価格では明らかに売れないとわかっていても高めに査定する不動産会社もいるのです。

この査定価格を正しく見極めなければ、売り出したはいいものの値下げを繰り返し、長期に渡って売却活動をしなければならないリスクがあることを忘れてはいけません。

奥様
低い金額で査定してきた不動産会社はやる気がないの?!

と判断される方もいますが、決してそうとは言い切れません。他社が高く言い過ぎているだけで、真剣にお家の売却について向き合ってくれているのは、その不動産会社なのかも知れないのです。

お家がだいたいいくらぐらいなのか自分で調べるには、周辺の同条件の物件がいくらで売り出されているかや過去に売れた金額を調べるとだいたいわかります。

ただし、ここまで見てきたように、その地域の売却実績が多い不動産会社を探したり、お家がいくらぐらいなのか自分で調べるのには限界があり、時間もかかります。

そこで、イクラ不動産であれば、お家の価格を知ることができるうえ、売却実績の多い不動産会社を無料で探すことができます。

どうしたらいいのか悩んでいる方は、まず一度、ご相談ください。

2-3.複数の不動産会社に売却活動を依頼すべき?!

売却活動を本格的に開始するためには、不動産会社と媒介契約を締結します。

媒介契約には、一般媒介契約専任媒介契約専属専任媒介契約の3種類がありますが、唯一、一般媒介契約のみ複数の不動産会社に売却を依頼できる契約となっています。

そのため、一般的媒介契約で広く売り出すことが、早く買主を見つける方法であると断言しているところもありますが、決してそうではありません。

一般媒介契約に最も適していると言えるのは、都心部や人気エリアの物件の場合です。該当しない場合は、専任(専属専任)媒介契約で、手厚く売却活動を行ってもらうのがおすすめです。

必ずしも複数社に売却依頼(販売活動を依頼)をすればいい、ということではありませんので、注意してください

3.すぐにお家を売却する方法は?

奥様
すぐに売って現金化してしまいたい…

「買取」という方法であれば、すぐにお家を売却し、現金化することができます

買取では、不動産会社が買主となってお家を直接買い取ってくれるので、短期間で売却することが可能なのです。

不動産買取と仲介

買取査定後は、1番手元に残る金額の多い不動産会社にお家を売却するだけなので、査定してもらってから売却活動終了までの期間は、1週間程度で可能です。

ただし、買取価格は相場価格の7割程度の金額になってしまうことが最大のデメリットです。

買取についてはついては、「お家をすぐに売ることができる方法をかんたん解説!」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。

まとめ

お家の売却をするには、不動産会社にいつ相談すべきなのか、スムーズに進めるには何が重要なのか見てきました。

ただ、不動産の売却は縁のものなので、実際に売り出してみなければわからないということも事実です。

いざ売却しようとしたら、思わぬ時間がかかってしまうケースもあります。そのため、売却を考えているのであれば、少しでも早めに不動産会社に相談するべきです。

不動産会社選びについては「不動産売却はどこがいい?おすすめの不動産会社の選び方」も併せてご覧ください。

とはいえ、いきなり不動産会社に相談するのに抵抗がある方も少なくありません。

お家の売却を考えている方は、まず「イクラ不動産」でご相談ください。

無料&秘密厳守で、簡単に素早くお家の査定価格を知ることができます。さらに、あなたの状況にピッタリ合った売却に強い不動産会社を選ぶことが可能です。

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