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不動産売却物件募集のチラシは本当に信用できるの?注意点を確認しよう

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不動産売却物件募集のチラシは本当に信用できるの?注意点を確認しよう

「売却物件募集中!」や「高額買取します」などのチラシが入っていることがありますが、本当に信じてよいのだろうかと不安に思っている方もいることでしょう。

このような売却物件募集チラシの内容は、事実ではない場合もあるので注意が必要です。

こちらでは、どのようなチラシには注意すべきか、また不動産会社が大げさな売却物件募集チラシを配布する理由について解説します。

この記事で具体的にわかる3つのポイント

  • 不動産売却の「売却物件求む!」のチラシで注意すべきキャッチフレーズがわかる
  • 不動産会社が、なぜ売り物件募集のチラシを配布するのかがわかる
  • 不動産の売却を依頼する不動産会社の選び方がわかる
この記事はこんな人におすすめ!
家やマンションなどを売る予定で、売却物件募集のチラシが気になっている人
どのような売却物件募集チラシに注意すれば良いのかを知りたい人
不動産売却で、信頼できる不動産会社を探したい人

1.売却物件募集で注意すべきチラシとは?

3つのポイント

  • 「売却物件募集」チラシを見て不動産会社に連絡する前に、チラシの内容に疑問を持つことが大切
  • 「〇〇マンション限定で探しているお客様がおられます」というキャッチフレーズは、本当はそのような買い手がいないこともある
  • 「〇〇円で購入希望のお客様がいます」というキャッチフレーズも、そのような金額での購入希望者がいるかどうか疑わしいことがある

戸建ての家やマンションのポストに、「売却物件募集!」や「このマンションのお部屋が〇〇千万円で売れました!」といったチラシが入っていることがよくあります。

もし、自分の持ち家やマンションが短期間で高く売却できるなら、「この不動産会社に任せて売ってみようかな」と思うこともあるでしょう。

しかし、チラシを見て不動産会社に売却の依頼をする前に、チラシの内容に疑問を持つことが大切です。

注意が必要なチラシのキャッチコピーは、情報が具体的だったり、購入希望者がいることを記載しているものです。

特に、次のようなキャッチコピーには要注意です。

  • 「〇〇マンション限定」や「急募」などの強調する言葉が入っている
  • 「〇円で購入希望のお客様がいます」など価格が記載されている

このような内容のチラシで売却を決意し、一社にしか査定依頼しなかった場合、売主側は適切な相場価格がわからず、言われるがままになってしまうため、不動産会社の思うツボになります。

それぞれのキャッチコピーがなぜ危険なのか、確認しておきましょう。

1-1.〇〇マンション限定で探しているお客様がおられます

このフレーズの問題点は、購入検討者が実際にいるのか怪しい点です。

実際に現在探している顧客がいるわけではなく、需要がある地域や相場が高い地域の売却物件を集めることが目的の可能性があります。

他にも、「〇〇地区限定」や「急募!」など、都合よくあなたの地域限定やすぐに売却可能という場合も注意が必要です。

不動産会社は「とにかく売却物件を集めたい!」と考えているため、あなたが売却を検討するように、あなたのマイホームに寄せた広告が作成されている可能性があります。

1-2.〇〇円で購入希望のお客様がいます

このキャッチコピーの問題点は、実際に顧客がいたとしても、その売却価格で購入してもらえるかは疑わしいです。

そもそも、実際にその顧客がいるかどうかも疑わしいですが、たとえ顧客がいることが本当だとしても、売却価格は物件や部屋によって変わることを忘れてはいけません。

同じ地域や同じマンションでも、築年数や方位、間取りや階数などで価格は大きく変わります。不動産会社があなたの家だけにチラシを投函しているとは考えにくいので、単に多くの人に興味を持たせるためにあえて価格を記載しているケースが多いです。

わざわざ〇円と記載がある場合、実際の相場よりも高めに設定している可能性が高く、「少しでも高く売却できたら」や「この不動産屋さんは他社と比べてやる気がありそう」という売主側の思いを逆手にとっているケースもあります。あくまでも参考程度にしておきましょう。

査定依頼するときは必ず複数社に依頼し、金額を比較することが需要です。

相場価格からかけ離れた金額で売り出してしまうと、なかなか買い手が見つからず、結局査定価格よりもずっと安い価格での売却になってしまうからです。

また、長期間売れなかったことでその家に問題があるのではないかと思われ、売却価格を下げざるを得なくなる可能性もあります。家を売却するには、相場を知り、適正価格で売りに出すことが大切です。

お家の相場価格が知りたいという方は「イクラ不動産」で無料で調べることができます。お気軽にお問い合わせください。

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2.不動産会社がチラシを配布する理由

3つのポイント

  • 不動産会社は、問い合わせによって集客しているから、大げさなチラシを配布することが多い
  • 不動産会社は、利益につながる可能性が高い売り物件の獲得を目指しているからチラシを配布することが多い
  • 売却を任せてもらえると、買い手と売り手の両方からの仲介手数料が受け取れる「両手仲介」を狙いやすいためチラシを配布することが多い

それでは、不動産会社はなぜ大げさな広告を作ってまで、売却物件を集めようとするのでしょうか。

その理由は、おもに次のとおりです。

  • 問い合わせがないと土俵にすら立てない
  • 売却物件は効率がいい
  • 「両手仲介」を狙える
  • 在庫を抱えるリスクなく集客できる

一つずつくわしく解説していきます。

2-1.問い合わせがないと土俵にすら立てない

不動産会社が、大げさとも言える言葉を並べたチラシを配布するのには、とにかく問い合わせが欲しいからです。

売却を開始するまでの流れは、不動産会社に査定してもらったあと、その中から売却を任せる会社を選ぶのが基本です。

そのため、そもそも査定依頼を受けることができなければ、土俵に立つことすらできないので、1件でも多く問い合わせがくるように売り手の気を引く内容となっているのです。

2-2.売却物件は効率がいいから

不動産仲介会社の主な収益は仲介手数料です。

この仲介手数料は、売り手と買い手の契約が成立して初めて得ることができます。

不動産会社が売却を任せてもらう「媒介契約」は、次の3種類です。

このうち、専属専任媒介契約と専任媒介契約は、売却を1社にしか任せることができないため、売れれば確実に仲介手数料を受け取ることができます

一方、買い手の場合、今すぐに家を購入したいと言う人は少なく、慎重に購入物件を検討することがほとんどです。

また、気に入った物件をいちはやく紹介してくれた不動産会社と契約が成立してしまうため、どんなに時間を割いても最終的に他社で決まってしまえば、1円も報酬を受け取ることができません。

せっかく何件もの物件を案内したのに、結局、他社で購入が決まってしまったということが普通に起こり得るため、売却に比べると、購入は不動産会社にとって効率が悪いといえます。

そのため、不動産会社は利益につながる可能性が高い、売り物件の獲得に尽力しているのです。

2-3.「両手仲介」が狙えるから

両手仲介とは、一つの物件に対して、売主と買主、両方と媒介契約を結ぶことです。

不動産会社は、一つの契約を成約させることで、仲介手数料を受け取ることができます。売り物件を預かることができなければ、そもそも両手仲介を狙うことができないということも、不動産会社が売却物件を集める理由の一つです。

ちなみに、売り手か買い手どちらかと契約を結ぶことを片手仲介といいます。

400万円以上の物件を売買する場合、売り手と買い手、それぞれから受け取れる仲介手数料の上限は、次の計算のとおりです。

売却価格×3%+6万円(+税)

たとえば4,000万円の物件を売買した場合、片手仲介なら仲介手数料が138万6000円のところ、両手仲介なら277万2000円です。

不動産会社としては、できるだけ売却物件を預かって、仲介手数料がたくさん得られる両手仲介に繋げたいと考えています。

2-4.在庫を抱えるリスクなく集客できる

不動産会社にとって、売り手が大切なもう一つの理由は、在庫のリスクを抱えることがなく、買い手を集客できることです。

通常、物を売って利益を得るには、商品を仕入れて在庫を抱える必要があります。しかし、不動産仲介の場合はその必要がありません。

なぜなら、売主という物件の持ち主がすでにいるからです。不動産仲介の仕事は、自社のノウハウを活用して売主の売却活動を手伝うことになります。

そのため、万が一売れなくても在庫を抱えるという負担がありません。また売り物件を持っているということは、必然的に買い手の集客にも繋がります。

これらの理由から、不動産会社は売却物件募集チラシに力を入れているのです。

不動会社のチラシの中には、事実とは異なる内容のものもありますので、十分注意してください。

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まとめ

この記事のポイントをまとめました。

  • 不動産会社の売却物件募集チラシは、大げさな表現た使われていることがあるので注意する
  • 「〇〇マンション限定」や「〇円で購入希望のお客様がいます」といったキャッチフレーズが掲載されているときは、特に注意が必要
  • 不動産会社は、次のような理由から大げさなチラシを配布することが多い
    ・問い合わせがないと土俵にすら立てない
    ・売却物件は効率がいい
    ・「両手仲介」を狙える
    ・在庫を抱えるリスクなく集客できる

不動産会社の「売却物件募集」チラシのなかには、大げさな表現が使われていることがあるため注意が必要です。

そのようなチラシは信じないから大丈夫だと思っている方もいるかもしれませんが、だまされないと思っている人ほどだまされてしまう可能性もあるのです。

もちろん。すべてのチラシが事実と異なるわけではないため、「査定をしてもらう不動産会社の候補に入れておく」という考えで、査定依頼するときは必ずほかの不動産会社2~4社ほどを選んで比較することをおすすめします。

また、チラシに記載してあった内容が事実なのかどうか直接きちんと確認してみることも重要です。また、他社とのサービス・価格の根拠などもチェックしてみてください。

「ここに任せないと売れないのかな…」と考えずに、信頼できる不動産会社に任せるのがおすすめです。

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