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【2023年度版 詳細解説】千葉県の中古戸建て売却価格相場・動向

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【2023年度版 詳細解説】千葉県の中古戸建て売却価格相場・動向

この記事では、千葉県の

  • 中古戸建ての売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

という中古戸建てを売る際に知っておきたい基本情報に加えて、

  • 高く売れる中古戸建ての特徴
  • 売れにくい中古戸建ての特徴
  • 売れにくい中古戸建てを売るための対策方法

について知ることができます。

千葉県の「戸建ての売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「千葉県の土地・中古戸建て売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

もくじ

この記事のポイントまとめ

1.【2023年度版】千葉県の中古戸建てが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

売却成約までにかかった期間は平均約4.1ヵ月、平均売却価格は約2,500万円です。

また相場の動向は、おおまかに以下のとおりです。

  • 前年に比べ売却価格は、約3.73%上昇
  • 前年に比べ成約した物件の㎡単価は、約4.74%上昇
  • 前年に比べ成約件数は、約▲0.5%下降

詳しくは、「1.【2023年度版】千葉県の中古戸建てが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向」をご覧ください。

2.千葉県で高く売れる中古戸建ての特徴(2023年度版)

千葉県で高く売れる中古戸建ての一般的な特徴は以下のとおりです。

  • 京葉線・総武線上にある
  • 延べ床面積が広い
  • 周辺環境が良い
  • 外観・内観が良い
  • デザイン性が高い

上にあげたような特徴が多くあてはまり、なおかつ「駅や商業施設などが近くにある生活しやすい立地」に建っている中古戸建ては査定額が高くなります。

詳しくは、「2.【チェックリスト付き】千葉県で高く売れる中古戸建ての特徴(2023年度版)」をご覧ください。

3.千葉県で売れにくい中古戸建ての特徴(2023年度版)

千葉県で売れにくい中古戸建ての特徴としてあげられるのは、一般的に次のようなものです。

  • 京葉線・総武線などの主要沿線上にない
  • 延べ床面積が狭い
  • 周辺環境が悪い
  • 外観・内観が悪い
  • 古くてデザイン性が低い

詳しくは、「3.千葉県で売れにくい中古戸建ての特徴(2023年度版)」をご参照ください。

4.【事例で解説】千葉県売れにくい中古戸建てを売るための対策方法3つ(2023年度版)

千葉県で売れにくい中古戸建てを売るための対策方法3つについて、実例でご紹介いたします。

おもな対処方法は、次のとおりです。

【2023年度版 千葉県で売れにくい中古戸建てを売る対策方法の例】
対策方法(例)
京葉線・総武線上などの主要沿線にない ・相場価格よりも価格を下げる
延べ床面積が狭い ・ニーズにあった買い手を探す
周辺環境が悪い ・物件の良さをアピールする

4.【事例で解説】千葉県で売れにくい中古戸建てを売るための対策方法3つ(2023年度版)」の章で、詳しくご覧いただけます。

1.【2023年度版】千葉県の中古戸建てが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

1-1.【2023年度版】千葉県の中古戸建てが売却成約までにかかった期間

【2023年度版 千葉県の中古戸建ての売却成約までにかかった期間】
千葉県平均
戸建ての売却成約までにかかった期間 約4.1ヵ月

不動産の売れやすさは「マンション>戸建て>土地」の順になっています。

中古戸建ては、空き家になっている相続物件を売却する場合など、急いで売る必要がないケースも含まれるため、マンションよりも売却期間が長くなりがちです。

千葉県では千葉市、船橋市などの都市部のほかに、市川市や流山市などの郊外でも戸建ての取引が多くみられます。

参考として実際に売却成約した売主のアンケートを見ると、1年以上かかっている場合も一定数あるものの、約6割近くが3ヵ月~6ヵ月以内で売却できていることが分かります。

【2023年度版 千葉県の中古戸建ての売却成約までにかかった期間アンケート】
順位 売却にかかった期間 割合
1位 6ヵ月以内 32.4%
2位 3ヵ月以内 27.9%
3位 1年以内 20.6%
4位 2年以内 13.5%
5位 2年以上 5.6%

※イクラ不動産の利用者アンケートより

1-2.【2023年度版】千葉県の中古戸建ての売却価格・相場の動向

【2023年度版 千葉県の中古戸建ての売却価格・相場】
千葉県平均
戸建て売却価格・相場 約2,500万円

2023年現在、千葉県の中古戸建て相場の動向は次のような傾向です。

〈2022年度版 千葉県の中古戸建て相場の動向まとめ〉

  • 前年に比べ売却価格は、約3.73%上昇
  • 前年に比べ成約した物件の㎡単価は、約4.74%上昇
  • 前年に比べ成約件数は、約▲0.5%下降

【おもな要因】

  • 土地の価格相場が高い駅近くの物件取引が多かったため、売却価格が上昇した
  • 子育て世帯やファミリー層からの中古戸建て需要が増えている

千葉県内では千葉市・船橋市・市川市・松戸市・柏市への転入者が多く、全国的に見ても千葉県は転入者数第5位にランクインしています。

戸建ての取引は都市部で活発に行われており、特に船橋市や流山市では街の開発が進んでいることから、住宅需要が増え続けている状況です。

その一方でリモートワークの普及によって、山武市やいすみ市といった都心へのアクセスが良く、自然に囲まれた外房線沿いの人気も高まりつつあります。

さらに、千葉県では「チーパス」という子育て家庭優待カードがあるなど、子育て支援にも力を入れているため、若い世代やファミリー層からの支持も多いようです。

また、以下のようなエリアの住宅需要・地価が高まっています。

〈住宅需要・地価が高まっているエリア〉

1.千葉市・船橋市
⇒千葉市の美浜区、花見川区、稲毛区
⇒船橋駅周辺
2.以下の条件に当てはまるエリア
⇒浦安駅や流山おおたかの森などの開発の進んでいるエリア
⇒治安が良く子育てがしやすい環境
⇒都市部へのアクセスが良く自然に囲まれた外房沿線沿い
【おもな要因】

  • 船橋市や市川市は、都心近郊で家を探しているファミリー層に人気がある
  • リモートワークが定着したことにより、郊外にある住宅の人気も以前高い状態である

一戸建ての売却期間については、「一戸建ての売却期間はどれくらい?特徴を掴んでスムーズに進めよう」で詳しく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

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2.【チェックリスト付き】千葉県で高く売れる中古戸建ての特徴(2023年度版)

基本的に中古戸建ては「駅や商業施設が近くにある立地」でないと高く売れません。なぜなら中古戸建ての価格は主に土地の価格相場動向に左右されるため、そのような立地でないと土地の価格が上がらないからです。

加えて千葉県では以下のような特徴に多くあてはまっているほど査定額が上がります。

【2023年度版 千葉県で高く売れる中古戸建ての一般的な特徴 チェックリスト】
チェック項目 チェック
京葉線・総武線上にある ・京葉線・総武線上にあり、都内へのアクセスが良い
・快速、急行が止まる駅に近い
延べ床面積が広い ・延べ床面積が100㎡以上ある
周辺環境が良い ・商業施設、病院、銀行などが近い
・学校、幼稚園が近い   など
外観・内観が良い ・外観や内装の状態が良い
デザイン性が高い ・デザイン性の高い建物になっている

以下の章で、これらの特徴について詳しく解説します。

2-1.[特徴1]京葉線・総武線上にある

京葉線・総武線など、都内へのアクセスが良く、通勤や通学に便利で人気のある沿線上にある戸建ては高く売れます。

主要沿線上でなくても特急・急行が停まる駅や、始発駅などの近くにあると、査定額が高くなります。

2-2.[特徴2]延べ床面積が広い

一般的に、戸建ては延べ床面積が広くなるほど、人気も価格も高くなります。

千葉県で取引されている中古戸建ての平均延べ床面積は108.4㎡です。そのため、100㎡以上の延べ床面積がある3LDK以上の戸建てが高く売れる傾向にあると言えます。

2-3.[特徴3]周辺環境が良い

ファミリー層向けの戸建ては、周辺環境が良いエリアに建っていると高く売れます。商業施設や病院、銀行といった生活に必要な施設が近くにあるほか、歩道が整備されていたり小学校・中学校が近くにある戸建てであれば、より購入意欲がアップする物件になります。

2-4.[特徴4]外観・内観が良い

千葉県はファミリー層や子育て世代が多いため、外観・内観の良い戸建ては高く売れる傾向があります。

築年数が外壁や室建っていて外壁や室内が老巧化している場合でも、リノベーションをすることで高額な売却が成立しているケースもあります。

2-5.[特徴5]デザイン性が高い

千葉県では、デザイン性が高い物件が好まれる傾向にあります。外観や内装、インテリア、家全体の空間の雰囲気など、オリジナリティーにこだわったデザインの物件は統一感があり、人気があります。

3.千葉県で売れにくい中古戸建ての特徴(2023年度版)

【2023年度版 千葉県で売れにくい中古戸建ての一般的な特徴 一覧表】
説明
京葉線・総武線などの主要沿線上にない ・主要沿線上になく、交通アクセスが悪い
・快速、急行が止まらない
外観・内観が悪い ・老巧化している
・外観、室内の状態が良くない
延べ床面積が狭い ・延べ床面積が80㎡以下老巧化している
・外観、室内の状態が良くない
周辺環境が悪い ・墓地、廃棄物処理場などの嫌悪施設が近くにある
・大気汚染や騒音がなどがひどい場所にある など生
古くてデザイン性が低い ・家全体のデザインが古い

以下の章で、これらの特徴について詳しく解説します。

3-1.[特徴1]京葉線・総武線などの主要沿線上にない

京葉線・総武線などの主要沿線上にない戸建ては、通勤や通学に不便なため価値や価格が低くなります。

主要沿線上であっても、駅から離れている場合は相場価格よりも価格が下がりやすいです。

3-2.[特徴2]外観・内観が悪い

千葉県はファミリー層や子育て世代が多いため、綺麗でデザイン性のある戸建てが人気です。そのため、外観・内観の悪い戸建ては売れにくくなります。

築年数が古い場合は、リフォームやリノベーションをするのも一つの手です。

3-3.[特徴3]延べ床面積が狭い

千葉県は延べ床面積が80㎡~140㎡の戸建てが多く売れているため、延べ床面積が80㎡以下の戸建ては人気が下がる傾向にあります。

3-4.[特徴4]周辺環境が悪い

千葉県では船橋市や流山市などの住環境の良いエリアが好まれています。そのため、道路が舗装されていないなど周辺の環境が悪い物件は価格も安くなりがちです。

また、以下のような施設が近い戸建ては、売り出してもなかなか買い手がつきません。

  • 墓地・焼却場・暴力団事務所などの嫌悪施設
  • 工場・ガソリンスタンドなど、においが強い施設
  • 高速道路や幹線道路など、排気ガスによる大気汚染の影響がある場所
  • 線路横や踏切など、騒音がひどい場所

嫌悪施設が近くにある家の売却については、「【墓地に近い家】売却したいけど安くなるの?ポイントを押さえよう」や「葬儀場近くの家の売却は難しい?価格への影響をチェック」で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

用語解説

  • 嫌悪施設……一般的に、住んでいるところの近くにあると嫌な気持ちになりがちな施設や建物のこと。墓地、焼却場、廃棄物処理場、暴力団関連の建物、など

3-5.[特徴5]古くてデザイン性が低い

建物が古くてデザイン性が低い戸建ても、あまり人気がありません。さらに、家事動線が悪かったり、家具の配置に困るような縦に長い間取りや壁が少なすぎる間取りは売れにくい物件になります。

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4.【事例で解説】千葉県で売れにくい中古戸建てを売るための対策方法3つ(2023年度版)

千葉県で売れにくい中古戸建てを売るための対策法3つについて、実例でご紹介いたします。

その方法は、次のとおりです。

【2023年度版 千葉県の売れにくい中古戸建てを売る対策方法の例】
対策方法(例)
京葉線・総武線などの主要沿線上にない ・相場価格よりも売出し価格を下げる
外観・内観が悪い ・リフォームをする
延べ床面積が狭い ・ニーズにあった買い手を探す

〈事例1〉
京葉線・総武線などの主要沿線上にない場合の成功事例

概要

売主Kさんは千葉市の駅から徒歩30分の場所に4LDKの戸建てをお持ちでしたが、引っ越しのためなるべく早く売却をしたいと考えていました。駅までのアクセスがあまり良くなかったので相場価格よりも価格を下げて売りに出したところ、無事に売却できました。

売れたポイント

・相場価格よりも売出し価格を下げる
相場よりも価格を下げることでスムーズに売却することができます。

なかなか買い手が見つからない場合は、売却価格の見直しをすることも大切です。地元に詳しい不動産会社に相談し、買い手のつきやすい適正価格にすることで買い手が見つかるケースも多くなります。

お客様の声

駅から遠くにある家だったので、ちゃんと売れるかどうか心配でした。もし売れにくいようなら、ずるずると先延ばしせずに値下げするつもりでいたので、売出して3ヵ月を過ぎたところで思い切って価格を下げました。すると、すぐに購入希望者が数名現れて、結果として想定内の価格で売れたので満足しています。

〈事例2〉
外観・内観が悪い場合の成功事例

概要

売主Mさんは市川市に築年数が30年越えの住宅をお持ちで、売却について悩んでいましたが、外観も内観も古かったのでリフォームを施しました。もともとあった和室を残しつつ、人気のあるデザインにリフォームをしたところ、3ヵ月ほどで買い手を見つけることができました。

売れたポイント

・リフォームをする
外観までリフォームをして新しくできない場合でも、室内や水回りがきれいになっていれば、買い手は現れやすくなります。

リフォームをする場合は、かけた費用を売却額で回収できるかどうかを試算したうえで、リフォーム業者などと提携している不動産会社に依頼すると良いでしょう。

これまで大切に住んでいた家ですが、さすがに築年数が経っていることから、間取りも和室が多くて古くさかったので売れるか心配でした。売却に際し、不動産会社にリフォームせずに売った場合とリフォームして売った場合の試算をしてもらい、悩みましたが思い切ってリフォームすることにしました。不動産会社に紹介してもらった業者に頼んで人気のデザインにしてもらい、リフォームにかかった費用も売却額で回収できたので良かったです。

〈事例3〉
延べ床面積が狭い

概要

売主Kさんは船橋市で駅から徒歩5分の場所に戸建てをお持ちでした。延べ床面積が70㎡ほどの1LDKと少々手狭な家だったため、売れるかどうかお悩みでした。集客力の高い不動産会社を探すことで、ニーズに合った買い手に巡り合うことができました。

売れたポイント

・ニーズのある買い手を探す
数は少ないかもしれませんが、こじんまりとした物件を探している買い手のニーズに合えば、スムーズな売却実現が見込めます。

お客様の声

仕事の関係上、どうしても売らなくてはならなくなったので、とにかく集客力の高い不動産会社を探しました。狭い家なので売れるかどうかとても心配でしたが、交通アクセスが良いことから、買い手を見つけることができました。地元の不動産会社相談して本当に良かったです。