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不動産会社インタビュー
株式会社BFコンサルティング

売却は、相続手続きの一部。相続の困りごとを丸ごと設計する、東京・神田 株式会社BFコンサルティング 岡部弘幸代表インタビュー

相続で家を売ることになったけれど、何から手をつければいいか分からない。そんな売主様へ。東京・神田の「BFコンサルティング」岡部弘幸社長に、士業の知識を兼ね備えた相続専門の売却サポート、売主様への想いを伺いました。

株式会社BFコンサルティングのインタビュー

東京・神田を拠点に、相続にまつわる不動産の相談を受けている「株式会社BFコンサルティング」。
代表を務めるのは、岡部弘幸さんです。公共土木の設計に10年、測量・登記に16年、不動産に13年、相続・後見に11年。複数の専門分野を歩み、土地家屋調査士・測量士・二級建築士・上級相続診断士など、数多くの資格を持ちます。相続コンサル延べ700件超、不動産取引は400件超、相続税の土地評価は1,000件超(※取材時点)。税理士向けの著書『相続税 贈与税 土地評価実務の教科書』は、版を重ねています。

最大の特徴は、不動産売買を「相続手続きの一部」と位置づけていることです。遺産分割の設計から売却、税金、売却後の資産の持ち方まで、司法書士や税理士と連携しながら、全体をひとりの監修役がまとめ上げる。空き家、農地、市街化調整区域や事故物件など、他社で断られるような不動産の相談を数多く手がけてきた会社です。

「相続した家を、誰に相談すればいいのか分からない」 
「遺産分割や税金も絡んで、何から手をつければいいのか分からない」
「他の不動産会社で断られた家や土地を、どうにかしたい」

そんな売主さんの不安に、岡部社長はどう向き合っているのか。お話を伺いました。(こちらの記事は、2026年7月27日に取材したものです。)

株式会社BFコンサルティング

所在地:〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町一丁目6-1 日東合同ビル6F
営業時間:9:00〜18:00(定休日:土日祝・年末年始)
代表:岡部弘幸
電話:03-6274-8598
相談料:初回無料
対応エリア:東京・埼玉・千葉・神奈川を中心に、福島(郡山・いわき)、佐賀にも対応

こんな方に向いています

●相続をきっかけに、家や土地を売ることになった方
●遺産分割・相続税・登記など、売却以外の手続きもまとめて相談したい方
●空き家・農地・市街化調整区域・事故物件など、他社で断られた不動産にお困りの方
●営業をされずに、専門家としての「選択肢」をフラットに示してほしい方

設計の仕事から、相続の世界へ

——まず、ご経歴を教えてください。

出身は佐賀県です。大学で土木を学び、30歳ごろまで道路やダムなど公共事業の設計に携わっていました。
当時は公共事業が削減されていく時期で、将来への不安から土地家屋調査士の資格を取り、33歳で関東に出てきました。
測量や登記、開発許認可の仕事を経て、不動産会社に転職したのがこの世界との出会いです。

——実際に不動産の仕事をしてみて、いかがでしたか。

営業の現場で経験を積むうちに、気づいたことがあります。
自分が本当にやりたいのは、売ることそのものではなく、売却の手前と後ろにある問題を解決することだ、と。
お客様にとって売却は人生の通過点であって、ゴールではありません。それなら、設計や登記で培った経験を活かして、問題解決を軸にした不動産の仕事をしよう。そう考えました。
その後、総合士業事務所に入り、社内に不動産部門を立ち上げて、相続物件の売却をワンストップで手がけるようになった。これが当社の原点です。

「ワンストップ」と「たらい回し」は、違う

——そこから独立された理由は、何だったのですか。

士業事務所は「ワンストップ」を掲げていても、実際は登記、税務、法務と専門ごとに分かれています。
相談者は担当が替わるたびに、はじめましての挨拶からやり直すことになります。
中にいた人間として、「これは本当のワンストップではない」と感じていました。
士業には業際(専門分野ごとの境界)という壁があり、自分の専門の外には踏み込めません。
それなら、士業の外側から全体をまとめる人間が必要だと考え、2016年に独立しました。

——現在は、どのような体制で進めるのですか。

まず私が、相続全体の設計図を描きます。そのうえで、登記は司法書士へ、税務は税理士へと、各分野の専門家に役割を割り振っていきます。
ここで大切なのは、ただ専門家を紹介して終わりにしないことです。真ん中に監修役がいて、全体の進行に責任を持つ。だからこそ、最初から最後まで一つの流れとして進められます。
もともと私は設計の仕事をしてきた人間ですから、相続対策も同じように考えています。全体を見渡して、最適な形に組み立てる。それを当社では「全体最適」と呼んでいます。

不動産売買は、相続手続きの一部

——不動産会社として、珍しい考え方ですね。

当社にとって売買仲介は、単独の業務ではありません。相続手続きの一部です。
遺産分割の話し合いの段階から、「この家はいくらで売れそうか」という時価の把握は始まっています。
売却したお金を分け、税金を納め、残った資産をどう持つかまでが一続きです。売却だけを切り離さないので、途中で相談先を探し直す必要がありません。

——実際には、どのような相談が多いのですか。

親を亡くして空き家を相続した方、相続人どうしで話がまとまらない方、地方の農地や山林を引き継いで困っている方。事故物件のご相談もあります。
不動産会社として利益になる物件は、正直ほとんどありません。それでも相続で困っている方を放っておけないので、お引き受けしています。

以前には、兄弟間の話し合いが長く止まっていた案件で、遺産分割の整理からやり直し、売却まで一つの流れで解決したこともあります。
売却は手段であって、解決すべきは遺産分割そのものだからです。

提案はする、営業はしない

——大切にしている信念はありますか。

「提案はするが、営業はしない」ということです。選択肢がある以上、それをお伝えしないままでは、お客様が判断できません。
こういう方法があります、ただしこのようなリスクも伴います。判断材料をすべてお出ししたうえで、最終的にお決めいただくのはお客様です。
私たちの役割は、説得することではなく、材料を揃えることだと考えています。

——押しの強い営業が苦手な方には、心強い言葉ですね。

ご相談に来られた方の多くが、『そんな方法があったのか』と驚かれます。それだけ、知られていない制度や選択肢が多いということです。
知っている人間が先にお伝えする。それが専門家の責任だと考えています。

当社の行動指針のひとつに「唯一無二であること」という言葉があります。
他社でも同じ価値を提供できるのであれば、無理に当社をお選びいただく必要はありません。私たちは、当社にしかできない仕事に力を注ぎたいと考えています。

9割が、業者買取という選択

——売却は、どのように進めるのですか。

相続にともなう売却では、市場に出して時間をかけて売る方法と、業者に買い取ってもらう方法の両方を、相場の資料とあわせてご提案しています。
そのうえで最終的に買取をお選びになる方が、結果として9割を占めます。相続には申告の期限がありますし、複数の相続人で分けるという事情も重なるためです。
修繕や測量の費用を先に負担して時間をかけるよりも、確実な金額と期日で区切って、早く分けられるほうを選ばれる。それが相続の現場でよく見られる判断です。

——買取だと、安くなりませんか。

そこが交渉のしどころです。複数の業者から条件を出していただき、各社の本気度を見極めながら、提示いただける上限まで引き上げていきます。
長く不動産の現場にいましたので、その価格が本当の限界なのか、まだ余地があるのかは判断がつきます。
一方で、期限に追われない売却であれば、進め方は変わります。
老人ホームへの住み替えにともなう売却などでは、測量や片付けを丁寧に行い、時間をかけて市場で売ることもあります。
目的に合わせて売り方を設計する。それが私たちの仕事です。

査定で競わない、連絡で負けない

——媒介契約は、どうされていますか。

基本は一般媒介です。市場に広く出す必要があるとき、つまりレインズという不動産会社間の情報ネットワークに掲載する場合のみ、専任媒介をお願いしています。
他社と査定額を競うことは、まずありません。査定額の高さで選びたいというご希望であれば、そちらにお任せいただいて構いません、とお伝えしています。
当社にご依頼いただく価値は、査定額の高さではなく、相続全体をどう設計するかにあると考えているからです。

——途中経過の報告は、どのようにされていますか。

お客様から「どうなりましたか」とご連絡をいただいた時点で、こちらの負けだと考えています。
動きがあれば、こちらから先にお知らせするのが当然だからです。

ご連絡は履歴の残るメールを基本としつつ、お客様のご希望や緊急のご用件にはお電話でも対応しています。
コンサルタントの仕事は、先回りしてご提案することです。後手に回っては、その役割を果たせません。

売ったあとの人生まで、設計する

——売却が終わったあとも、相談できるのですか。

もちろんです。売却によって現金が手元に入ったあと、次の相続に備えた資産の持ち方について、保険を含めた選択肢を専門家とともに検討します。
老人ホームのご紹介、任意後見、遺言、そして亡くなったあとの手続きまで、高齢期に起こることはすべて一続きだからです。
身寄りのない方を支える身元保証法人の代表として、1,000人を超える方の支援(※取材時点)にも携わってきました。売って終わりにしてしまっては、相続の問題は解決しません。

——もしご家族の相続だったとしても、同じように進めますか。

変わりません。目的を整理して、選択肢とリスクを並べ、最適な形に設計する。どなたの相続であっても、やるべきことは同じです。

家を売るのは、目的ではなく手段

——最後に、これから家を売ろうとしている方へ、ひとことお願いします。

家を売ることは、目的ではなく手段だと考えています。
相続した資産を分けるためなのか、住み替えのためなのか。その目的によって、最適な売り方も、選ぶべき相談先も変わってきます。
とくに相続にともなう売却では、売り方ひとつで税金の特例が使えなくなることもあります。
だからこそ、売り出す前に、何のために売るのかを一度整理していただきたいのです。

そのうえで、目的に合った相談先をお選びください。どこに相談すればよいか分からない。その状態のままで構いませんので、まずはお話を聞かせていただければと思います。

相続の不動産に、お困りの方へ

株式会社BFコンサルティング(東京・神田)は、土地家屋調査士・二級建築士・上級相続診断士などの資格を持つ代表が、遺産分割の設計から売却、そして売却後の備えまでを一つの流れで組み立てる会社です。空き家、農地、市街化調整区域内の土地、事故物件など、他社で断られた不動産のご相談にも対応しています。初回相談は無料です。

インタビュアーからの感想

取材を通じて印象に残ったのは、岡部代表の「専門家としての誠実さ」がいかに具体的な言葉と行動に落とし込まれているか、という点でした。 ただ家を売るのではなく、相続という全体像のなかで最適解を探る。依頼主の判断を迷わせないために「提案はするが、営業はしない」を貫き、メリットだけでなくリスクもフラットに示す。常に先回りの連絡を徹底する。どれも当たり前のように聞こえて、実際には現場で徹底し続けるのが難しいことばかりです。 公共事業の設計や測量・登記というバックグラウンドを持つからこそ、「全体最適の設計図を描く監修役」に徹するというお話も、非常に納得感がありました。士業ごとの壁に阻まれて相談者がたらい回しにされがちな相続の現場で、知識と経験を持ったひとりのプロが真ん中に立ち、ワンストップで進行を担う。そのことが、他社で断られた複雑な案件を解決に導く強みになっているのだと思います。 長年のキャリアで培った知見を惜しみなく注ぎ、著書を執筆するほどの専門性を備えながら、難解な相続や不動産の問題に泥臭く寄り添い続けてきた。その姿勢は、相続コンサル700件超、そして1,000人を超える身元保証(※取材時点)という数字が静かに物語っていました。 「家を売るのは、目的ではなく手段」という言葉が、取材後も心に残っています。相続した不動産の扱いや今後の手続きに悩み、何から手を付ければいいか分からずにいる方にとって、株式会社BFコンサルティングは、最初の一歩を安心して踏み出せる心強い存在だと感じました。

株式会社BFコンサルティングの店舗写真
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東京都千代田区鍛冶町一丁目6-1 日東合同ビル6F
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