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【新潟県版】「土地を売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【新潟県版】「土地を売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

新潟県の「土地を売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

新潟県の「土地の売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「新潟県の土地・中古戸建て売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

土地を売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 相続関連(35.7%)

新潟県の土地の売却理由第1位は「相続関連」でした。親や兄弟などから不動産を相続したものの利用する予定がない場合は、所有していても固定資産税や管理費などがかかるため売りに出す人が多くいます。

2位売り時だと思ったから (21.7%)

「令和5年度新潟県地価調査」によると、新潟県の住宅地の地価は26年連続で下落しています。そのため、これ以上地価が下がらないうちに土地を売却するという人も多くいるようです。

3位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (14.7%)

新潟県における土地の売却理由第3位は、「住み替え」という結果でした。子どもの進学や成長、家族の定年退職など、ライフステージの変化により家や土地を売却して住み替える人も多くいます。

4位ローンの返済苦など金銭的な理由 (12.4%)

ローンの返済が困難になった、事業の資金繰りや家計が厳しいなど、金銭的な理由で土地を売却するというケースもあります。

5位その他 (6.2%)

そのほかの売却理由として、「親の介護のために実家に戻ることにしたため、住んでいた家や土地を売ることにした」「老人ホームへ入居するにあたって家や土地が不要になった」といった回答も寄せられました。

6位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(5.4%)

新潟県で土地を売却した理由として、「転勤・転職」も数は少ないものの、一定数見られました。仕事で勤務地が変化することにより、新しい住まいを求める人がいます。

7位離婚・別居 (3.9%)

新潟県の離婚率は1.13(人口1,000人に対して:2022年)で、全国平均の1.42よりかなり低く、全国2番目に離婚率が低いです。そのため、あまり数はありませんが、離婚する際に財産分与を行うため、土地を売却する人もいます。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月30日

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、土地売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(35.7%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【新潟市北区 S様】
父から相続した土地を売却しました。5ヵ月ほど前に父が脳梗塞で亡くなり、父が住んでいた実家と土地を相続することになりました。私は大阪の方で仕事をしていて新潟の実家に戻る予定はなかったので、売却することを決めました。遠距離での売却だったので大丈夫なのか不安でしたが、無事に売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

相続による土地の売却は多いため、正直に伝えても買主の心証を損じる心配はないといえます。

相続による不動産売却については、「【相続×不動産売却まとめ】相続した不動産の扱いについて基本から解説」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

2位(21.7%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【新潟市中央区 K様】
新潟市に土地を持っていて売却を考えていたのですが、仕事が忙しく放置してしまっていました。しかし、時間にゆとりを持つことができるようになったため、一度、不動産会社へ相談に伺うことにしました。すると嬉しいことに予想していた金額よりも高値で売れることを知り、売却を決意しました。土地を売却したことで、老後の資金にかなり余裕を持つことができました。

〈買主への上手な伝え方〉

放置していた土地を査定してもらったら予想外の高値で売れることを知り、売却に踏み切る方も一定数います。高く売れる時に売りたいと思うことは売主の当然の希望としてあるため、買主に尋ねられればそのままを伝えても問題はないでしょう。

しかし、買主にとっては「高く買わされた」と思われかねないため、単なる「住み替え」「資産整理のため」などと濁しておく方が良いでしょう。

3位(14.7%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【上越市 T様】
子どもが大きくなって家が手狭に感じるようになったので、家と土地を売って住み替えを行うことにしました。男の子3人の子どもがいて、リビングに全員集まるとかなり狭く感じるようになり、またそれぞれに個室を与えたかったからです。そこで、思い切って住み替えを行うことを妻と話し合って決めました。住み替えたことで、日々の暮らしがとても快適になりました。

〈買主への上手な伝え方〉

子どもの成長などライフステージの変化に伴って、住み替えを行う人は多いです。住み替えは土地の売却理由としてはメジャーなため、買主に正直に伝えても問題ないでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

4位(12.4%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【長岡市 W様】
会社を辞めて起業したものの、事業が上手くいかず、資金繰りに困ってしまいました。そこで、最終手段で住んでいた家と土地を売却することにしました。とりあえず、当分の資金は確保することができたので、廃業するのか、続けるのか、真剣に考えてお金を使おうと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

不動産の売却において、買主の生活に影響を与えるような問題でない限り、売主のプライベートな売却理由を買主に伝える必要なありません。

もし、買主に売却理由を聞かれたら、「住み替え」や「資産整理」などと答えを濁しても問題ないでしょう。

5位(6.2%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【新潟市南区 T様】
両親の代から兼業農家だったのですが、もう両親も農業がつらい年齢になり、私も仕事が忙しくて農業まで手が回らないので農地を売却することにしました。農地は売れにくいと聞いていましたので、まずは相談だけでもと思って不動産会社に問い合わせたところ、何でも近くが住宅地になってきているのでこの辺りもうまく売れるかもしれないとのことで、時間がかかりましたが無事に売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

特に売り急ぐ必要はないものの、何らかの理由によって土地の売却を考える方もいます。ただし個人的な事情であることが多いため、買主にそのまま伝えなくても問題ありません。「住み替えのため」や「資産整理のため」などと言葉を濁して伝えましょう。

6位(5.4%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【新潟市東区 H様】
宮城の方へ転勤することが決まったので、新潟市の家と土地を売却することになりました。勤務先から転勤になることは滅多にないと聞いていたので、数年前に家と土地を購入していたのですが、4ヵ月ほど前、まさかの転勤が決まり、急いで売却活動を行いました。引っ越しをしてからの売却になりましたが、なんとか買い手も見つかり、無事売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職に伴う土地や家の売却は、マンションに比べ、あまり数はありませんが、一般的な売却理由に該当するため、そのまま買主に伝えて大丈夫です。

転勤による売却については、「転勤で持ち家はどうする?売却と賃貸の流れと判断基準、高く売る注意点は?」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

7位(3.9%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【長岡市 M様】
夫の家で暮らすようになったものの、姑との関係がうまくいかず、離婚することにしました。財産分与を行う過程で、家と土地の売却を行うことに。とにかく早く関係を断ちたかったので、不動産会社に買取をお願いしました。早期で売却することができたので、買取にして良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚を理由に土地を売却する際は、早期での売却を希望する人が多いため、買取を選択する人も一定数います。

また、離婚を理由とした土地の売却は、特にこれから新婚生活を送る人からは購入を避けられることもあります。そのため、離婚で売却を行う際は、売却理由を「住み替え」や「資産整理」などと伝えるほうが良いでしょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害
・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による不動産の売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説」でくわしく説明しています。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 新潟県の土地の売却理由第1位は「相続関連」という結果だった
  • 新潟県では一部の地域を除いて地価が下落傾向にあるため、これ以上下がらないうちに土地を売っておこうと考える人もいる
  • 子どもの進学や成長、ライフステージの変化によって住み替えをされる方の割合もやや高い
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