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【佐賀県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【佐賀県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

佐賀県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (31.0%)

結婚・独立・出産など家族の変化に加え、より良い生活環境を求めて住みかえたという事例や、高齢化が進んでおり、所有している物件を売り施設に入る・子どもと同居するといった事例も多かったようです。

2位 売り時だと思ったから(20.7%)

2位のマンションの売却理由は、「売り時だと思ったから」でした。佐賀県では中古マンションの需要は近年ほぼ横ばい傾向にあるため、需要が無くなる前に売りたいと希望する方も多くなっています。

3位 相続関連(13.8%)

使う予定がないためすぐに売却するケースが多いですが、空き家のまま放置し続けて管理費用や管理の手間がかかるため、結局、数年後に売却するといったケースもあります。

4位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (10.3%)

佐賀県から福岡県や東京都などへ転勤・転職を理由とした県外転出が多くなっているようです。単身赴任や賃貸に出すことを選ぶケースが少ないため、戸建てや土地に比べて売却理由となる割合が高いです。

5位離婚・別居 (10.3%)

佐賀県の離婚率は全国平均と比べて低めです。しかし、離婚する人が最も多くなるのはおおむね30代で、ちょうどマンションを購入する世代と重なっているため、戸建てや土地よりも売却理由として多くなっていると考えられます。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (6.9%)

不測の事態や環境の変化により、当初は問題ないと思われた住宅ローンの返済が大変になり、売らざるを得なくなる場合もあるようです。

7位 その他 (6.9%)

投資用物件のマンションやセカンドハウスのマンションを売却したという理由が、佐賀県でも比較的多く見受けられました。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(31.0%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【唐津市 H様】
子供が小学校にあがるのを機に、住み替えを決意しました。小学校だけでなく中学校の通学も便利なところにしたかったからです。主人の通勤は少し遠くなりましたが、住み替えをしてよかったと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

子供が成長するにつれて今までの住まいでは手狭になり、住み替えることはよくあります。 未来を感じさせる明るい印象を与えるため、買主にはそのまま伝えてもOKです。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(20.7%)売り時だと思ったから

〈買主への上手な伝え方〉

立地条件の良いマンションは、いざ売りに出すと高値で取引されることが多いようです。 ただし、売主にとっての売り時は、買主にしてみると買い時ではないかもしれません。金銭的な事柄はあまり出さずに、通常の「住み替え」であると伝えたほうが無難です。

3位(13.8%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【佐賀市 D様】
夫の実家だったマンションを、夫と夫の兄が相続することになりました。売却して代金を分けるのが一番良いだろうということになったので売却しました。駅から比較的近いところにあるマンションだったので、思ったおりも高く売れてよかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

マンションなどの不動産を相続したものも、使わないため売却するケースも多いです。また複数の相続人がいる場合は、売却した代金を分ける方がトラブルになりにくいと言えます。

買主に相続したものの使わないため売却したと伝えても、心証を損じる心配はあまりないと言えるでしょう。

4位(10.3%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【佐賀市 E様】
福岡に転勤になったのでマンションを売却しました。通勤しようと思えば何とかなりそうだったのですが、毎日のことを考えると、引っ越しをする方が良いと思ったからです。福岡での住まいはまだ決めていませんが、佐賀に戻ることはないと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職で遠方に行くことになり、住まいのあり方を見直すことはよくあります。 新天地に行くことは前向きなイメージを与えるため、買主にはそのまま事情を伝えるのをおすすめします。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(10.3%)離婚・別居

〈買主への上手な伝え方〉

離婚・別居といったネガティブな理由は、正直に言うと買主の印象を下げてしまう恐れがあります。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるのがおすすめです。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(6.9%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【佐賀市 S様】
夫婦共に勤めている会社の業績が悪化して思ったよりも収入が伸びず、さらにボーナスもほとんど出なくなったので、ローンの支払いが苦しくなってしまいました。2人ともなのがキツかったです。何とか売却代金でローンの残りを完済できそうだったので、早い方が良いと思って売却を決意しました。

〈買主への上手な伝え方〉

勤務先の会社の業績が悪くなり、年収が大幅に下がることもあります。そうなると住宅ローンの返済が苦しくなって自宅を売らざるを得ない場合もあるでしょう。

金銭的に困っている状況を買主に話す義務はありませんので、通常の「住み替え」であると伝えるのをおすすめします

7位(6.9%)その他

〈買主への上手な伝え方〉

高齢者施設に入るなどの理由で、それまで住んでいたマンションを売却するケースも増えています。そのまま伝えても問題はありませんが、住み替えとだけ伝えても良いでしょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 佐賀県でのマンションの売却理由として最も多かったのは、「住み替え」だった。
  • マンションなどの不動産を相続したものの、使い道がないため売却する人は、佐賀県では比較的多く見受けられた。
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