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【山口県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【山口県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

山口県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (32.9%)

山口県のマンションを売却した理由で一番多かった理由は「住み替え」です。 結婚して家族が増えたり子供が成長したりして、今までの住まいでは手狭になるなどの理由で住み替えるケースもよく見られます。

2位 売り時だと思ったから(18.6%)

2位のマンション売却理由としてランクインしたのは、今がマンションの「売り時だと思ったから」という理由でした。山口県のマンション価格は、都市部においてはここ数年間でわずかに上昇しているからだと考えられます。

3位相続関連 (11.4%)

3位にランクインした山口県におけるマンションの売却理由は、相続関連です。 誰も住む人がいないなどの理由で、相続したマンションを売却する人が約1割いるようです。

4位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (10.0%)

転勤や転職で違う土地に移るのをきっかけにマンションを売却する人も、山口県では多いようです。 転勤先の土地柄を気に入り、そのまま住み続ける人も見受けられます。

5位ローンの返済苦など金銭的な理由 (10.0%)

山口県においても、ローンの返済苦など金銭的な事情によりマンションを売却する人が一定数存在します。

6位離婚・別居(8.6%)

「離婚・別居」というマンションの売却理由が6位という結果でした。 山口県の離婚率は1.35(2022年:人口1,000人に対して)で、全国平均の1.42(人口人口1,000人に対して)より少ない割合となっています。しかし、離婚によりマンションを手放すケースは、少ないですがあるようです。

7位 その他 (8.6%)

マンションを売却する人の中には、隣人トラブルなどの理由で自宅を売りに出す人もいます。また投資用マンションなどの売却ケースもあるようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(32.9%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【下関市 U様】
結婚を機に購入したマンションにずっと住んでいました。来年、子供が小学校に入学することになり、主人の異動もなさそうなので、もう少し広くて小学校に近いマンションに住み替えることにしました。タイミング的に、今がちょうどよかったと思っています。

〈買主への上手な伝え方〉

子供の就学などをきっかけに住まいを見直すというのは、マンションの売却理由の中でも多いほうです。未来を感じさせる前向きなイメージのため、買主にはそのままの理由を伝えましょう

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(18.6%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【宇部市 T様】
兄と一緒に駅近のマンションを購入して住んでいたのですが、兄が結婚することになったのでマンションを売ることにしました。宇部市のマンションの価格が少し上がっているようなので、今が売り時だと思ったのも一因です。思っていた価格に近い値段で売れたので満足しています。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用物件だけでなく、自宅マンションを売る際にも価格相場の上昇に合わせて売却するケースが多いです。「売り時なので売却しました」と買主に伝えると、高く売りつける印象を与えるため、単なる「住み替え」と伝えておきましょう。

3位(11.4%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【下関市 F様】
一人暮らしをしていた母が亡くなり、実家のマンションを姉妹で相続しました。ほかに相続する財産はほとんどなかったし、それぞれ家庭があって住む予定もなかったので、売却した代金を分けました。不動産会社が不用品の処分業者も紹介してくれたので助かりました。

〈買主への上手な伝え方〉

現代は核家族が多いため、親から不動産を相続しても売却するケースが目立ちます。マンションのケースはそれほど多くはありませんが、一定数は発生するようです。 珍しいことではないため、買主には「相続関連で」と伝えておきましょう。

4位(10.0%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【下関市 E様】
山口から広島に転勤することになったので、やむなく生活していたマンションを売ることにしました。所有したまま賃貸に出すのも考えたのですが、売ってしまう方がすっきりするかと思ったからです。転勤してからの売却になりましたが、ちゃんと売れたので良かったです。

〈買主への上手な伝え方〉

遠い地域に転勤や転職で移動する場合、そのまま引越し先のエリアに住み続けるケースもあり、売却に踏み切るケースも多いようです。一般的な理由であるため、買主に伝えても問題ありません

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(10.0%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈買主への上手な伝え方〉

体調不良やリストラなどで、思いがけなく住宅ローンの返済が難しくなる方も少なくありません。ただ、お金に困っている印象を与えると買い叩かれるリスクがあるため、買主にはただの「住み替え」であるとだけ伝えるほうが良いでしょう。

6位(8.6%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【山口市 M様】
長年、別居をしていた夫が体調を崩したそうで、お金がいるとのことだったので、離婚をして共有名義のマンションを売って財産分与することにしました。今更という感じでしたが、私も引っ越しができたので、再スタートに向けてがんばろうという気持ちになれました。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚にはさまざまな理由があり、夫婦関係をリセットして新しい人生を生き直す人も近頃では多いようです。ただ、買主にはプライベートな事情を話す必要はないため、通常の「住み替え」であると伝えたほうが良いでしょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 その4」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

7位(8.6%)その他

〈買主への上手な伝え方〉

その他のマンションの売却理由として、投資用物件の売却や高齢者施設への入居費用の捻出のためなどが見受けられました。

高齢者施設は手厚いサービスが魅力ですが高額な入居一時金が必要となるため、自宅を売却して入所資金をつくるご家庭は少なくありません。買主には高齢による「住み替え」であると伝えれば良いでしょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 山口県のマンション売却理由は、「住み替え」がトップという結果だった。
  • 山口県のマンションは、宇部市や山口市で価格が上昇傾向にあるが、地方では横ばいから下降傾向のエリアもある。
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