家を売りたいけれど、どの不動産会社に任せればいいか分からない。そんな売主さんへ。茨城・つくばの「センチュリー21うらら」本多英樹社長に、大工が社内にいる会社ならではの売却サポート、正直な査定、売主さんへの想いを伺いました。

茨城県つくば市を拠点に、茨城県内で家や土地の売却相談を受けている「センチュリー21うらら」。
代表を務めるのは、福島県いわき市出身の本多英樹さんです。
東日本大震災をきっかけに人生を見つめ直し、2013年に一人で創業。現在は約20名のスタッフとともに、売却実績400件(※いずれも取材時点)を積み重ねてきました。
センチュリー21の表彰では「茨城県売買物件契約件数No.1(2015年度〜2025年度・センチュリー21加盟店中)」を獲得しています。
最大の特徴は、不動産会社でありながら、一棟建てられる棟梁(大工)が社内に在籍していることです。
家を「物件」ではなく「建築物」として理解し、その価値を買い手に伝え切る。それが、売主さんの立場に立って売却をサポートする力につながっています。
Googleのクチコミは205件・評価4.6(※2026年7月時点)。経営理念に「利他であふれる社会を創る」を掲げ、お客様を「身内」のように想い、社長もスタッフも顔を出して発信している会社です。
「出された査定額が、本当に妥当なのかわからない」
「任せたあと、ちゃんと動いてくれるのか不安」
「売ったあとのことまで、相談できる相手がほしい」
そんな売主さんの不安に、本多社長はどう向き合っているのか。お話を伺いました。
(こちらの記事は、2026年7月23日に取材したものです。)
所在地:〒305-0047 茨城県つくば市千現一丁目7-2
電話:0800-800-1421(フリーアクセス)/029-886-5270
代表:本多英樹
営業時間:10:00〜17:00(定休日:火曜・水曜・年末年始)
対応エリア:つくば市を中心に茨城県全域
こんな方に向いています
●つくば市・茨城県南エリアで、家や土地の売却を考えている方
●建築の目線で、家の価値をきちんと買い手に伝えてほしい方
●根拠のある査定と、こまめな報告を受けながら安心して任せたい方
●「売って終わり」ではない、長いお付き合いのできる会社を探している方
——まず、不動産業を始めた経緯を教えてください。
出身は福島県いわき市の小名浜で、20代のころから会社勤めはせず、自分で事業を営んできました。
転機になったのは、2011年の東日本大震災です。地元が被災し、知人を亡くしました。
生きたくても生きられなかった人がいるのに、30代半ばの自分は、このままでよいのか。
そう自問した末に、それまでの事業をすべて整理し、一から出直すことを決めました。
——そこから、なぜ不動産だったのですか。
住まいに関わる仕事であれば、人の役に立ち続けられると考えたためです。
ただ、業界は未経験でしたので、妻の勧めもあり、茨城県内の不動産会社で約1年間修業しました。
そのうえで2013年に千葉県松戸市で独立したのが、当社の始まりです。半年ほどで拠点を茨城県に移し、現在はつくば市を拠点としています。
——独立したばかりのころは、どんな営業をされていたのですか。
独立した時は小さな事務所で、従業員もいませんでした。お客様から見れば、信用する材料がありません。
そこで私は、自分の運転免許証の裏表のコピーをお渡ししていました。
「会社としての信用はまだありません。しかし、私は決してお客様を裏切りません。私自身もこの街に家を構えています。責任を持って対応します。何があっても、私ができる限りサポートします」と。会社ではなく、本多英樹という人間を信じていただく営業です。朝7時から夜11時まで、問い合わせの電話はすべて自分で受けていました。
——「うらら」という社名には、どんな想いがあるのですか。
当社で住まいを手に入れた方に、うららかな日々を送っていただきたい。その願いを込めました。
不動産会社らしくない名前ですが、その分、覚えていただきやすいと感じています。
——そこから、順調に大きくなったのでしょうか。
順調ではありませんでした。業績こそ急成長したものの、その過程で私は慢心し、数字を追うことばかりに傾いていきました。
そうなると、「今だけ・金だけ・自分だけ」という自己中心的な価値観の人が集まってきて、社内にはトラブルが増え、大切な仲間も離れていく。
会社は経営者の写し鏡なのだと、痛感しました。この失敗を機に、経営を根本から学び直しました。
そして、ようやく気づいたのです。経営の本質は、「人を幸せにすること」だと。
——いまの理念は、その経験から生まれたのですね。
そうです。「利他であふれる社会を創る」という経営理念も、「世界で一番応援される会社」という将来像も、かつての自分にできていなかったことへの反省から生まれた言葉です。
応援される会社になるためには、まず自分たちが応援する側に回る。お客様に対しても、先に価値を差し出す。この順番だけは、決して崩さないと決めています。

——建築部門を自社に持っているそうですね。
一棟の建築を担える棟梁と、見習いの大工が社内に在籍しています。自動車のディーラーが整備部門を併設しているのと同じ考え方です。
売って終わりではなく、住み始めたあとのメンテナンスまで自社で対応できる体制を整えています。
お引き渡し後も3か月に1度ニュースレターをお送りし、何かあればすぐに駆けつけられる関係を続けています。
——売主さんにとっては、どんなメリットがあるのでしょうか。
この体制こそが最大のメリットだと考えています。
不動産の知識だけで向き合うと、家は「物件」としてしか見えません。当社は「建築物」として見ます。
サッシの性能、断熱材、床の建材ひとつまで理解したうえで、売主さんの立場に立った売却活動を行えます。
たとえばこだわりの注文住宅であれば、「このガラスは断熱性が高く、夏も快適に過ごせます」「現在同じ家を建てれば、資材高騰で1.5倍の費用がかかります」などと、買い手に専門家の言葉で価値を伝えられます。売主さんご自身では説明しきれない住まいの価値を、根拠を持って語れるかどうか。売れ行きを大きく左右する部分です。
——買い手への対応でも、違いが出るのですか。
出ます。中古住宅の購入希望者は、多くの場合「水回りを直したい」といったリフォームの希望をお持ちです。
建築部門のない会社は外部に見積もりを依頼するため、どうしても時間がかかります。
住まいの購入意欲は、買いたいと思った瞬間がいちばん高く、時間が経つほど冷めていくものです。
当社は自社の建築部門で概算をすぐにお出しできるため、買い手の気持ちが熱いうちに検討を進められます。買い手を逃さないことは、そのまま売主さんの利益につながります。
——査定価格は、どのように出しているのですか。
住宅ローンの残債をはじめ、売主さんのご事情は丁寧に伺います。そのうえで、すべての売主さんに必ずお伝えしていることがあります。
査定価格と、実際に売れる価格は別のものだということです。価格は、需要と供給で決まります。プロとして意見は申し上げますが、最終的に決めるのは市場です。
まず市場に出して反応を確認し、反響が多ければ価格を上げるご提案を、反応がなければ見直しのご相談をさせていただく。
市場と対話しながら、適正な価格での売却を目指すことを大切にしています。
——難しいと感じるご相談は、ありますか。
相場と大きくかけ離れた高値でのご依頼です。プロとして売り切る責任を果たせないと判断した場合は、理由をご説明したうえで、お断りすることもあります。
売れる見込みのない価格でお預かりすることは、売主さんにとっても当社にとっても不幸です。
かつての数字至上主義だった自分なら受けていたかもしれませんが、今は違います。責任を持てない仕事は請けない。それが当社の方針です。
——媒介契約は、どうされていますか。
当社は、専任媒介のみでお預かりしています。理由は明確で、一般媒介では当社の売却活動による効果を正確に把握しにくいためです。
複数の会社に依頼したほうが早く売れるように思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
窓口を一社に絞り、どの広告にどれだけ反響があったかを正確に測りながら、価格と見せ方を調整していく。
それが、適正な価格でできるだけ早く売却するための方法だと考えています。そのぶん当社は、お預かりした物件に対して、あらゆる手を尽くします。
——売却活動は、具体的に何をするのですか。
まず、多くの方の目に触れさせることです。インターネットでは、30サイト以上に掲載します。
センチュリー21のネットワークを通じて、海外の購入希望者への情報提供にも対応しています。
あわせて、紙媒体でしか情報が届かない層に向けて、茨城県南エリアで毎月約10万部発行されるフリーペーパーにも広告を掲載しています。
——それでも反応が薄いときは、どうしますか。
見せ方を変えます。
写真を撮り直し、明るさや構図を工夫して、住まいの魅力が正しく伝わる形に改善します。
不動産会社間の流通網に載せる販売図面も、間取り図だけで済ませず、写真を多く使って作り込みます。
他社の営業担当者が「お客様に紹介したい」と思える資料に仕上げることも、重要な売却活動の一つだからです。
社内では「この物件の売却のためにできることを100件挙げる」という取り組みも行っています。
手を尽くしたうえで反応がなければ、売主さんも納得して、価格の見直しに進むことができます。
——途中経過の報告は、どのようにされていますか。
専任媒介で義務づけられている定期報告は当然として、そのうえで報告の方法はお客様のご希望に合わせています。
担当者から直接ご説明したほうがよろしければ担当者がお伺いしますし、メールでの受け取りをご希望であれば、毎週の反響状況をまとめてお送りします。
お電話でもLINEでも構いません。報告の形式まで、お客様に選んでいただきたいと考えています。
——もしご家族の家を売るとしたら、どうしますか。
現在お客様に行っていることと、まったく同じです。
当社のポリシーは「お客様を身内と同様に接する」ことです。身内だからこそ、申し上げにくいことも率直にお伝えします。
たとえば住まいの状態が売れ行きに影響しそうであれば、先に片付けや清掃を整えてから売り出すご提案をします。
場合によっては、その費用のご相談に応じることもあります。
売却は、不動産会社に任せきりにするのではなく、売主さんと相談しながら進めていくものだと考えています。仲間になれば、不満ではなく相談が生まれます。
——見せ方にも、工夫があるそうですね。
住まい選びは、理屈だけでは決まりません。内覧の第一印象で「合わない」と感じられれば、その時点で候補から外れてしまいます。
だからこそ、先に住まいを整え、暮らしのイメージが膨らむ状態でご案内します。
そのうえで、性能や機能は建築の言葉で具体的に説明する。
感性と理屈の両面から伝えることで買い手の納得が深まり、結果として売主さんにとってより良い売却につながると考えています。

——仲介手数料の値引き相談には、応じていますか。
「仲介手数料の値引きは、一切いたしません」と、明確にお伝えしています。
実は創業当時、手数料半額を売りにして始めたのですが、これがうまくいきませんでした。
安さだけを重視したサービスでは、販売活動や人材への十分な投資が難しくなる場合があります。
販売活動にも人材にも十分な費用をかけられなくなり、結果として、お客様の利益を損なうことになるのです。
だからこそ当社は、所定の仲介手数料をいただく代わりに、30サイト以上への掲載も、紙媒体の広告も、建築部門も、報告体制も、そのすべてでお返ししています。
手数料の安さではなく、信用と信頼で選ばれる会社でありたいと考えています。
——営業で、心がけていることはありますか。
社員には「当社を選んでください、という営業は決してするな」と伝えています。
自分で自分を褒めても、信用にはつながりません。代わりにお伝えするのは、会社選びの基準です。
相場から大きく離れた査定額が提示される場合には、その根拠を確認することが大切であること。建築を理解している会社のほうが、住まいの価値を伝えられること。専任媒介と一般媒介の違い。
仮に当社が選ばれなくても、売主さんが納得して売却活動を進めるための判断材料をお渡しすることが、私たちの仕事だと考えています。
——それで、他社を選ばれてしまうことは。
あります。ただ、数か月後に「やはりお願いしたい」と戻ってきてくださる方が少なくありません。
営業をしたのではなく、誠実に判断材料をお渡ししただけです。それでよいと考えています。
——最後に、これから家を売ろうとしている方へ、ひとことお願いします。
売却を進めるうえでは、会社選びが重要なポイントになります。選ぶ基準は、条件の良し悪しだけではありません。
売主さんのことを深く理解し、望みを把握したうえで、共に協力できる「相棒」となれる会社かどうかです。
売主さんと目指す方向を共有できる会社であれば、売却活動もスムーズに進めやすくなります。私たちは、お客様を身内と同様に迎える覚悟で、一件一件に向き合っています。
売却を迷っている段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
センチュリー21うらら(株式会社うらら)は、つくば市を中心に茨城県全域で、売却実績400件(※取材時点)を重ねてきた不動産会社です。
一棟の建築を担える棟梁が社内に在籍しているからこそできる、「建築物としての価値を伝える売却」と、30サイト以上+紙媒体10万部の販売活動、お客様の望む形に合わせた報告体制で、売主さんをサポートしています。「お客様を身内と同様に」。売って終わりではない、長いお付き合いのできる会社です。
取材を通じて強く印象に残ったのは、本多社長の根底にある「利他であふれる社会を創る」という理念が、単なるスローガンではなく、社内の体制や日々の地道で熱意あふれる行動として徹底されている点でした。 東日本大震災をきっかけに「人の役に立ち続ける仕事」を志し、身ひとつで創業した原点。自らの失敗や葛藤を経て「人を幸せにすること」を経営の本質と定めた歩みからは、目の前のお客様や地域に対して嘘のない姿勢で向き合い続ける深い覚悟が伝わってきます。 特に象徴的だったのは、社内に建築部門を擁し、家を単なる「物件」ではなく「建築物」として捉えるアプローチです。断熱材や建材の価値まで棟梁・大工の目線で具体的に買い手へ語りかけ、購入後のリフォーム提案やメンテナンスまで自社で即座に対応する。その体制こそが、売主さんの想いや住まいの価値を正しく次の手へ渡すための強力な「武器」になっているのだと感じました。 安易な高値査定や手数料の値引きで期待を持たせるのではなく、専任媒介として30以上のサイトや10万部を超える紙媒体へ情報を展開し、できる限りの手を尽くして市場と対話する。自社を選んでもらうこと以上に「売主さんが正しい判断をできること」を優先する姿勢に、プロとしての誇りと誠実さが凝縮されています。 「お客様を身内と同様に想い、共同作業で売却を進める」。その言葉通り、茨城県南・つくば周辺で家や土地の売却に悩む方にとって、株式会社うららは査定の根拠から売却後の暮らしまで、心から頼れる「人生の相棒」のような存在であると実感しました。
