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不動産会社インタビュー
グリーンゲイブルズ

28年前に家を建てた方が、また訪ねてくる。「売れる価格」と「その後」まで考える不動産売却 佐藤将代表インタビュー

高い査定額を出す会社が、本当にいい会社なのか。奈良で家を売るなら、誰に頼めばいいのか。そんな売主様へ。奈良・富雄の「グリーンゲイブルズ」佐藤将代表に、大手で約31年培った値付けの考え方と、紹介でつながり続ける仕事の流儀を伺いました。

グリーンゲイブルズのインタビュー

奈良県奈良市富雄で、家や土地の売却相談を受けている「グリーンゲイブルズ」。代表を務めるのは、業界歴34年の佐藤将(さとう まさる)さんです。
大手住宅メーカーで16年半、営業として家を建てる仕事に携わったのち、大手不動産仲介会社で14年。売る側と建てる側、その両方を経験して、2023年に独立しました。
社名は、『赤毛のアン』に登場する主人公の家「グリーンゲイブルズ」から。
若いころに映画で見た緑の切妻屋根の家が忘れられず、40代でカナダ・プリンスエドワード島まで訪ねたほどの思い入れがあります。

最大の特徴は、新しいお客様を追いかけるのではなく、これまでご縁のあった方を大切にする姿勢です。
住宅メーカー時代のお客様に年賀状を送り続けて30年近く。1998年に家を建てたお客様からも、相談が舞い込みます。

「高い査定額を出す会社が、本当に売れる金額を提示しているのか分からない」
「価格を下げれば売れると言われたが、本当だろうか」
「一度きりの売却だから、信頼できる人に任せたい」

そんな売主様の不安に、佐藤代表はどう向き合っているのか。お話を伺いました。(こちらの記事は、2026年8月3日に取材したものです。)

グリーンゲイブルズ

所在地:奈良県奈良市富雄元町四丁目15-1(近鉄奈良線・富雄駅より徒歩13分)
電話:0742-81-8393
代表:佐藤 将
営業時間:9:30〜18:30(水曜定休)※土日営業・19時以降のご相談・オンライン相談にも対応
宅地建物取引業免許:奈良県知事免許(1)4513号
対応エリア:奈良市・生駒市を中心に、大和郡山市、京都府南部(木津川市・精華町など)、大阪府

こんな方に向いています

●奈良市・生駒市周辺で、家や土地の売却を考えている方
●契約を取るための高い査定額ではなく、実際に売れる価格を知りたい方
●担当者が変わらず、最初から最後まで同じ人に任せたい方
●売ったあとも相談できる関係を築きたい方

建てる側と、つなぐ側。両方を歩いて

——ご経歴を教えてください。

新卒で入ったのは、大手の住宅メーカーでした。そこで16年半、営業として家づくりに携わりました。退職を決めたときには、すでに独立を考えていました。
ただ、家を建てる経験はあっても、売買を仲介する経験がない。それならと、大手の不動産仲介会社へ移りました。
修業のつもりでしたが、思いのほか馴染むことができ、結果として14年勤めることとなりました。2023年に独立したため、合わせて業界歴は34年になります。

——独立は、いつごろから考えていたのですか。

会社にいるあいだ、ずっと考えていました。仲介の現場で学ばせていただきながら、いつかは自分でという思いは持ち続けていたのです。あとはタイミングだけでした。

——社名の「グリーンゲイブルズ」は、印象的ですね。

『赤毛のアン』に出てくる、主人公の家の名前です。若いころに映画で見て、緑の切妻屋根に白い壁という佇まいが、とても綺麗だと心に残りました。
40代のときには、カナダのプリンスエドワード島まで実際に足を運び、その家を見てきたほどです。
ただ、不動産会社らしくない名前ですから、雑貨屋やカフェと間違われることもあります。少し言いにくい名前のようで、電話では聞き返されることもしばしばです。

契約がほしくて、高い査定は出さない

——査定価格は、どのように出しているのですか。

実際に売れる金額を、そのままお出しします。売買契約がほしいために高い数字を提示する会社もありますが、私はそれをしません。
成約事例に即して、現実に販売できる価格をご提案するだけです。
もちろん、それではご納得いただけない方もいらっしゃいます。それでも、契約を取るための数字を出すことはありません。 

——売り出す価格は、どう決めるのですか。

査定額は、あくまで「売れる金額」です。実際にいくらで売り出すかは、お客様の状況を伺いながら一緒に決めていきます。
早く現金化したい方であれば、3か月以内に売れる価格をご提案します。
一方、1年でも2年でもかけて条件のよい価格で売りたいという方なら、まずはご希望の価格で出してみましょうとお伝えします。
買ってくださる方が、お一人いればいい話ですから。そういう方を粘り強く探すのも、私の仕事です。

最初の価格設定が、すべてを決める

——「あとで下げればいい」という考え方については、どう思われますか。

最初の価格設定は、非常に大事です。本当にその家を欲しい方は、インターネットで毎日のように動向を見ています。
一度下げ、二度下げ、三度下げると、「まだ下がるのではないか」と思われてしまう。売れ残っている印象が強くなり、当初の査定額でも売れなくなることがあるのです。

——値下げのタイミングも、難しいのですね。

1回目にいつ、いくら下げるか。そこはとても重要です。反響や問い合わせの状況を見ながら、ご相談させていただきます。
組織にいると、上からの指示で機械的に値下げを求められることもありますが、今は自分の判断でお伝えできます。もう少し粘ったほうがよいと思えば、そう申し上げます。

土地は、住宅メーカーの担当者へ

——売却活動は、どのように進めるのですか。

土地の場合は、住宅メーカーとの取引が多いため、その担当者にご紹介します。建築を検討中のお客様を連れてきてくださることが多いのです。
家を建てたい方は、不動産会社より先に住宅展示場へ行かれることが多い。まだ場所を決めていない方ほど、その傾向があります。
住宅メーカーで16年半営業をしてきたので、その流れが体に入っています。

——戸建てやマンションの場合はどう対応されるのですか。

SUUMOやアットホームなどのポータルサイトが基本です。
今はインターネットが主流でチラシ単体での反響は少ないですから、媒体を増やすより、掲載する中身を厚くすることに力を入れています。
買い手が見たいと思うコメントを入れる。写真は、天気のよい日に空が青いときに撮る。大手時代に叩き込まれたことを、今も続けています。

一般媒介でも、対応は変えない

——媒介契約(不動産会社に売却活動を依頼するための契約)は、どうされていますか。

できれば専任媒介(1社だけに売却を依頼する契約)でお預かりしたいという気持ちはありますが、「専任でなければ売れません」というような言い方はしません。
いろいろな会社に声をかけたいという方には、一般媒介(複数社に同時に売却を依頼する契約)でも構いませんとお伝えします。

——契約の種類によって、対応は変わりますか。

変わりません。大手であれば、専任媒介以上で測量や草刈りが無料になるといったサービスがありますが、個人ではもともとそうしたサービスがありませんから。
ポータルサイトにも掲載しますし、レインズ(不動産会社間の物件情報ネットワーク)にも登録します。
他社からの問い合わせにも、通常どおり対応します。最終的に行き着く情報は同じです。

——では、どちらを選べばよいのでしょうか。

複数の営業担当者とやりとりするより、窓口が一人のほうが楽だと感じられるなら、専任をおすすめします。
ご自身でしっかり管理できる方なら、一般媒介でも問題ありません。
ただし一般媒介では、レインズに登録された物件情報を見た他の不動産会社から、問い合わせや営業の連絡が来ることもあります。
そうしたリスクもお伝えしたうえで、お選びいただいています。

動きがなくても、連絡する

——途中経過の報告は、どのようにされていますか。

内覧のご希望が入ったときなど、動きがあった場合はすぐにお電話します。
特に動きのないときは、ショートメッセージでお知らせすることが多いですね。
専任媒介では2週間に1回以上の報告が義務づけられていますので、その頻度が一つの目安になります。

——一般媒介の場合は、報告義務がありませんが。

義務はありませんが、同じくらいの頻度でご連絡するようにしています。
何もお伝えしないままでは、売主様を不安にさせてしまいますから。
あの担当者は、うちの物件のことを忘れているのではないか。そんなふうに思われてしまうくらいなら、最初からお引き受けしないほうがよいという話です。

売ったら終わり、ではありません

——お取引が終わったあとでも、相談できるのでしょうか。

もちろんです。先日も、2年半ほど前に購入いただいた方から、隣地との境界についてご相談をいただきました。
お電話で済ませることもできたのですが、実際にお宅まで伺い、ここはこうなっていますと現地でご説明しています。
お客様がご不安になって連絡をくださったとき、その最初の対応がいちばん大事だと思っていますから。
手数料をいただいた方には、何年経っても同じように向き合わせていただきます。

——リフォームや相続の相談も、受けられるのですか。

私自身がリフォームを手がけるわけではありませんが、専門の業者や司法書士とは長く取引があります。
ご要望を伺えば、それぞれに合った方をご紹介できますので、住まいに関することであれば、たいていのご相談にはお応えできると思います。

1998年のお客様から、電話が鳴る

——大切にしている考え方を教えてください。

新しいお客様を追いかけるより、これまで買っていただいた方、売っていただいた方を大事にすること、それに尽きると思います。
住宅メーカー時代に家を建てていただいた百数十名の方には、今も年賀状と暑中見舞いを送り続けています。
当時から、年末にカレンダーをお届けするのが楽しみでした。
同じようにカレンダーを渡されても、まったく届けに行かない営業もいましたが、私は一軒ずつご挨拶をして一年を終えるのが好きだったのです。

——それが、今につながっているのですね。

一昨年、1998年に家を建てていただいたお客様から、突然お問い合わせをいただきました。
新しく家を考えているということで、土地探しのお手伝いをさせていただいたのです。何十年ぶりにお会いしたのに、今もあの家を喜んでいただいている。これは嬉しかったですね。
「この人は騙したり嘘をついたりしない」そう感じていただけていたのだと思います。

免責にするのは、業者が楽をしたいから

——契約の際に、注意していることはありますか。

契約不適合責任を、売主様の免責にしてしまう業者が非常に多いのですが、これはトラブルのもとだと考えています。

契約不適合責任というのは、引き渡した家に雨漏りやシロアリ被害などが見つかったとき、売主様が一定の責任を負うというものです。
これを「免責」にすれば、売主様は責任を負わずに済みます。引き渡し後の対応が面倒だからと、「免責です」の一言で済ませてしまう業者が多いのです。

——一見、売主様にとっては有利に思えますが、いかがでしょうか。

そう見えますよね。ですが、免責の特約を設けていても、売主様が知りながら告げなかった事実については、免責されない場合があります。
あとになって「知っていて隠していたのではないか」と言われれば、話し合いや、場合によっては裁判に発展しかねません。
つまり免責は、トラブルをなくすのではなく、先送りにしているだけなのです。

——では、どうするのがよいのでしょうか。

はじめから、責任の範囲をきちんと決めておくことです。
個人の方が売主の場合、引き渡しから3か月を責任期間とするのが一般的で、その間に見つかった不具合には対応していただき、過ぎれば責任は終わります。
この仕組みをご説明し、ご納得いただいたうえで進める。特に築年数が浅く、建物の価値が残っている物件では、免責にすべきではないと考えています。
売主様に負っていただくべきことは、きちんと負っていただく。そのほうが、結果としてトラブルを避けられるのです。

——もしご家族の家を売るとしたら、どうしますか。

やることは同じです。売却活動そのものも、専門家をご紹介する流れも、一般のお客様とまったく変わりません。

事情に、寄り添う

——最後に、これから家を売ろうとしている方へ、ひとことお願いします。

それぞれのご事情に寄り添って、しっかりお話を伺い、対応させていただく。それに尽きると思っています。
売却の理由も、ご希望の時期も、お一人ずつ違います。
査定額だけを見て決めるのではなく、その事情を分かったうえで一緒に考えてくれる相手かどうかで、選んでいただければと思います。
私にできるのは、目の前のお一人に、丁寧に向き合うことだけです。それを34年、続けてきました。まずは一度、ご事情をお聞かせください。

奈良・生駒で、家や土地の売却をお考えの方へ

グリーンゲイブルズ(奈良・富雄)は、業界歴34年、大手住宅メーカーと大手不動産仲介会社で約31年の経験を積んだ代表が、2023年に独立して立ち上げた会社です。契約を得るためだけの高い査定額ではなく、実際に売れる価格をご提案します。ご相談から引き渡し、そのあとまで、代表がすべて担当します。土日の営業はもちろん、19時以降のご相談やオンラインでのご相談も可能です。

インタビュアーからの感想

取材を通じて強く印象に残ったのは、佐藤代表の「新しいご縁を追いかけること以上に、目の前の人といただいたご縁を何十年も大切にし続ける」という、愚直なまでの誠実さでした。 依頼を獲得するための安易な高値査定は提示せず、現実に売れる価格を包み隠さずお伝えする。免責という言葉に頼って引き渡し後のトラブルリスクを先送りさせず、売主様と買主様双方のために責任範囲を最初からすり合わせる。大手住宅メーカーと大手仲介会社で約31年培った知見があるからこそ、「目先の契約」ではなく「引き渡し後の安心」を最優先にする姿勢に、プロとしての揺るぎない誇りを感じます。 住宅メーカー時代の顧客へ30年近く年賀状を送り続け、28年前に家を建てたお客様から再び相談が舞い込むというエピソードには、深い納得感がありました。取引後何年経っても相談があればすぐに現地へ駆けつける。「この人は嘘をつかない」という長年の積み重ねがあるからこそ、大手から独立した今も紹介や再会のご縁が途切れないのだと実感します。 憧れの家を一目見ようとカナダまで足を運んだ行動力と、住まいに対する強い情熱。その情熱がそのまま目の前の売主様へ注がれているからこそ、単なる取引を超えた温かいお付き合いが生まれるのだと思います。奈良・生駒周辺で不動産の売却に悩み、「自分の想いまで汲み取り、最初から最後まで親身に伴走してくれる人に託したい」と願う売主様にとって、グリーンゲイブルズは末永く手を取り合える最高のパートナーだと確信しました。

グリーンゲイブルズ
所在地奈良県奈良市富雄元町四丁目15-1
アクセス近鉄奈良線富雄駅より徒歩13分

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