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【茨城県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【茨城県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

茨城県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)(36.2%)

結婚・独立・出産など家族の変化に加え、「通勤や通学に便利な立地」、「より良い生活環境」を求めて住みかえたという事例が、茨城県におけるマンションの売却理由の上位にあがりました。

2位売り時だと思ったから (19.8%)

不動産市場や景気のほか、「買った時よりも値上がりしている」、「維持管理費用が高く、持ち続けていると損をする」など、売り時を考えて判断したという方も多いようです。なかでも、水戸市をはじめ、つくばエクスプレス沿線上のマンションは人気があるため、売却に踏み切るケースが多くなっています。

3位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (12.9%)

茨城県から転勤・転出を理由に、都内をはじめ関東圏内へ引っ越すケースが多いです。単身赴任や賃貸に出すことを選ぶケースが少ないため、戸建てや土地に比べて売却理由となる割合が高くなります。

4位 離婚・別居 (10.3%)

離婚する人が最も多くなる世代とマンションを購入する世代とがちょうど重なっているため、戸建てや土地よりも売却理由として多くなっています。

5位 その他(7.8%)

つくば市をはじめ、おもにに投資用物件の売却という理由が比較的多く見受けられました。マンションは戸建てや土地よりも、投資用物件として売買されることが多いためです。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由(6.9%)

不測の事態や環境、景気などのの変化により、当初は問題ないと思われた住宅ローンの返済が大変になり、売らざるを得なくなる場合があります。

7位相続関連 (6.0%)

使う予定がないためすぐに売却するケースが多いですが、空き家のまま放置し続けて管理費用や管理の手間がかかるため、結局、数年後に売却するといったケースもあります。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(36.2%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【つくば市 U様】
つくばエキスプレスが開通してしばらくしてから購入した1LDKのマンションに住んでいたのですが、子どもが中学校に入るタイミングにあわせて、3LDKのマンションに住み替えることにしました。住宅ローンが残っていましたが、ローンの扱いに慣れている不動産会社を見つけることができ、無事に売れてローンも新しく組めたのでよかったです。

「結婚・出産・子供の独立などでライフスタイルが変化した」ために住み替えたという人がかなり多く、そのほかに「年を重ねて利便性より周辺環境を重んじるようになったので、マンションから郊外の戸建てに買い替えた」などの理由があります。

〈買主への上手な伝え方〉

住み替えはマンションの売却理由としてはメジャーなため、買主にそのままを伝えても悪くとられる心配はまずないでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(19.8%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【つくば市 M様】
つくばエキスプレスの駅から少し離れたところに、両親が昔に購入して放置していたマンションがあり、いつ売ろうかと考えていました。そこで不動産会社に査定してもらったところ、大きく値上がりしているとのことだったので、今が売り時だと思い売却に踏み切りました。ずっと待っていてよかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

高く売れる時に売りたいと思うことは売主の当然の希望としてあるため、買主に尋ねられればそのままを伝えても問題はないでしょう。

しかし、それによって買主が「高く買わされた」と感じる恐れもあるため、単に「住み替えです」と濁しても良いかもしれません。

3位(12.9%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【水戸市 A様】
急に関西方面への転勤が決まり、結婚してから買ったマンションをどうしようかと悩んでいました。賃貸に出すことも考えたのですが、管理が面倒だと思い、売却することにしました。売却代金とローンで、前よりも好みの新しいマンションが買えたので、結果オーライだったと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤・転職による売却も理由としてメジャーなため、正直に伝えて問題ないでしょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(10.3%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【取手市 S様】
東京で結婚してからこちらに転勤になったのでマンションを購入したのですが、妻が東京を出たくなかったと文句を言い続け、結局離婚することになりました。私の単独名義ローンで購入したのでこのまま住み続けることも考えましたが、一人ならそれほど広い部屋も必要ないかと売却を決意しました。

離婚を理由とする売却は、マンションのほうが土地・戸建てに比べて多い傾向にあります。 離婚による売却に詳しい不動産会社に相談をもちかけることで、スムーズな売却が可能になるだけでなく、視野になかった選択肢も出てくるかもしれません。一度、相談をしてみても良いでしょう。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚・別居といったネガティブな理由は、正直に言うと買主の印象を下げてしまう恐れがあります。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(7.8%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【つくば市 N様】
投資用に買ったワンルームマンションを、もっと資産価値が高い広くて便利な場所に建っているものに買い替えようと思って売ることにしました。買った時と同じぐらいの値段で売れたので、その間に得た家賃収入を考えると成功だったかな、と思います。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用物件の売却の際には、その旨を伝えるとともに「レントロール」(賃料・敷金など賃貸条件を記した表)や、過去の修繕履歴を明確に知らせておくと良いでしょう。

また、必要となる税金や売るべきタイミングについて、不動産会社に相談することもできます。時期を逃すと損になる場合もあるので、予定があれば早めに検討を始めましょう。

6位(6.9%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【水戸市 O様】
転職して収入が減ったため、月々のローンの支払いが苦しくなってしまいました。そこで、ローンが残っていても売却してくれる不動産会社に相談しました。任意売却を利用して、競売にかけられるよりもかなり高く売ってくれたので、おかげさまで残りの借金も少なくてすみました。本当に助かりました。

〈買主への上手な伝え方〉

物件において、買主の生活に差し障りの生じるような問題がない限り、プライベートな売却理由を伝える義務はありません。

「住み替え」などと濁しても問題ありませんし、心配な場合には不動産会社に相談すると、売主にとって損にならない最適な伝え方を提案してもらえるでしょう。

7位(6.0%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【水戸市 N様】
茨城県にある実家のマンションを相続したのですが、忙しくて空き家にしたままずっと放置していました。相続した不動産を売った時の優遇に期限があると知人から教えてもらい、あわてて不動産会社を探して売ることにしました。東京に住んでいるので、ちゃんと売却できるかどうか心配でしたが、マメに連絡をしてくれたので進捗状況がよくわかりました。固定資産税の心配もなくなったので売ってよかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

相続による売却は、マンションではあまりメジャーではないものの、正直に伝えても買主の心証を損じる心配はないといえます。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 茨木県のマンション売却理由は、おもに住み替えによるものだった。県内で住み替えるケースのほか、都内をはじめ関東圏内への住み替えも多い。
  • つくばエクスプレス沿線上の物件は東京までのアクセスが便利なので人気があり、価格が高騰している今が売り時だと考えて売却に踏み込むケースも多く見受けられた。
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