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【宮城県版】「土地を売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【宮城県版】「土地を売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

宮城県の「土地を売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

宮城県の「土地の売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「宮城県の土地・中古戸建て売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

土地を売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 売り時だと思ったから(39.6%)

ここ数年、宮城県では地価が上昇傾向にあります。特に仙台市を中心とするエリアにおいては価格の上昇率が高いため、今が売り時だと考えて土地の売却に踏み切るケースも多いようです。

2位相続関連 (36.4%)

宮城県内にある家や土地を相続したものの、すでに別の場所に家を構えていて利用予定がない場合に売却を検討する方は少なくありません。また、相続を機に家や土地を現金化し、相続人の間で分割するケースもあります。

3位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (7.1%)

宮城県における土地の売却理由の3位は「住み替え」という結果でした。より良い住まいを求める、ライフスタイルの変化などに応じて住み替えをする際に、家や土地を売却する方は多いようです。

4位その他 (5.2%)

宮城県におけるその他の土地の売却理由として、「農地を宅地に転用して売却」「資産整理をするため」「投資用物件の売却」といった理由が見受けられました。

5位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (4.6%)

宮城県で土地を売却した理由として、「転勤・転職」も比較的多く見られました。 仕事で勤務地が変化することにより、今の家や土地を売って新しい住まいを求める人も多いようです。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由他(3.9%)

宮城県の経済指標は、コロナ禍が落ち着くと共に持ち直しつつあります。親が入居する老人ホームの費用を捻出するためなど、何らかの事情でまとまった現金が必要となったことも戸建ての売却理由として挙げられます。

7位離婚・別居 (3.3%)

宮城県の離婚率は1.68(人口1,000人に対して:2022年)と、全国平均の1.42よりやや高い傾向です。そのため、離婚により土地を売却する人が一定数いるという結果でした。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月30日

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、戸建て売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(39.6%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市泉区 N様】
仙台市内で所有していた土地を売却しました。今まで駐車場会社に貸していたのですが、いろいろとやり取りが面倒になり、仙台市内の地価が上がっているということもあって売却することにしました。思っていたよりも高く売れたので、今、思い切って売って良かったと思います。

高く売れる時に売りたいというのは、売主として当然の考えです。買い手が業者などのプロであれば、そのまま伝えても問題はないでしょう。しかし、一般の買い手だと、高く買わされたと感じるかもしれません。そのような場合は、単に「資産整理」などと伝えても良いでしょう。

2位(36.4%)相続関連売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【塩竈市 H様】
一人暮らしをしていた父が亡くなり、兄弟で家と土地を相続することになりました。兄が家を相続し、私が近くの土地を相続しました。兄はそのまま相続した家に住むつもりとのことでしたが、私はほかに家があるので、土地だけ売却することにしました。急ぐ売却ではなかったのでじっくりと買い手を探し、1年近くかけてやっと売ることができました。

親が亡くなって実家を相続した際、多くの思い出が詰まっている家をそのまま所有し続けたいと考える方は少なくありません。しかし家に誰も住んでいなくても、毎年固定資産税などの税金を納める必要があります。また、空き家を管理する手間や費用もかかります。自分では管理ができない、コストをかけたくない場合に売却を選択する方が多い傾向にあります。

〈買主への上手な伝え方〉

相続で取得した家の売却は買主にネガティブな印象を与えることはないので、そのまま事実を伝えても問題はありません。買い手には「相続した物件を使う予定がないため」などと伝えれば良いでしょう。

3位(7.1%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【石巻市 E様】
同じ市内で住み替えをするために、今の家と裏の空き地を一緒に売却しました。住み替えの理由は、年を取って戸建ての管理が大変になったので、娘夫婦が住んでいる仙台市内のマンションに引っ越そうと考えたからです。特に急ぐ売却でもなかったのでのんびりと売りに出したところ、半年を過ぎた頃に買い手が見つかり売却できました。

住み替えの理由は、「古い家から新しい家へ引っ越したい」「老後に安心して暮らせる住まいがほしい」「親や子と同居をするため」など、人によって異なります。買主が見つかるまでに時間がかかることがあるので、少しでも高い価格で売却するためにも余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。

〈買主への上手な伝え方〉

ライフスタイルの変化に伴う住み替えは珍しいことではないので、そのまま伝えても悪い印象を与えることはないでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

4位(5.2%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市青葉区 F様】
住宅地の中で畑をしていたのですが、もう農作業がつらくなったので売却することにしました。市街化区域で周囲も住宅地なので、宅地にしてから売ることができ、思った以上のお金になりました。老後の資金の足しにしたいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

土地の売却理由はさまざまですが、買い手にとってマイナスにならないものであれば、特にくわしく伝える必要はありません。この場合だと、正直に伝えても良いですし、単に「資産整理」としても問題はないでしょう。

5位(4.6%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市青葉区 K様】
これまでずっと仙台支社勤務だったのですが、突然、東京の本社への異動が決まったため、今の家と土地を売却することにしました。できれば売りたくなかったのですが、仙台に戻る予定もなかったので、思い切って売ることを決めました。急なことでしたが、このあたりの住宅需要が最近高まっているらしく、すぐに売れたので安心しました。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職に伴う売却も一般的な理由に該当するため、そのまま伝えても大丈夫です。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(3.9%)ローンの返済苦など金銭的な理由の他

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市太白区 Y様】
独立開業した店の資金繰りが苦しくなったので、仙台市内に所有していた土地を売却することにしました。それほど広くない土地でしたが比較的中心エリアにあり、交通の便も良い場所だったので、思ったよりも高く売れました。当面はこの売却代金でしのげそうです。

〈買主への上手な伝え方〉

何らかの理由によってまとまった金額が必要となったために土地の売却を考える方もいます。ただし金銭的な利用のための売却は個人的な事情にあたることから、買主にそのまま伝えなくても問題ありません。「住み替えのため」などと言葉を濁して伝えましょう。

7位(3.3%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【仙台市太白区 T様】
夫婦でペアローンを組んで土地を購入して家を建て始めるところだったのですが、相手の不貞が発覚して離婚することになり、せっかく購入した土地を売ることになってしまいました。ほとんど購入した額で売ることができたのが、せめてもの救いです。家を建て始める前で本当によかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚を理由とした売却は買主から不吉と捉えられかねず、売りに出しても購入を避けられてしまう可能性があります。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害
・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による不動産の売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説」でくわしく説明しています。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 宮城県内では、売り時だと思って土地を売却するケースが最も多いという結果だった
  • 宮城県では地価が上昇傾向にあり、特に仙台市や周辺エリアの地価が上がっているので、今が売り時と考えて土地を売却する人もいる
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