家を売りたいのですが、査定が必要だと聞きました。
不動産の査定は、何をどのように準備すればいいのでしょうか。
こちらはイクラ不動産をご利用いただいたお客様の実際のご相談内容になります。
※イクラ不動産は不動産会社ではなく、無料&匿名で不動産の相談・会社選び・査定ができるサービスです。
不動産の査定は、基本的に不動産会社に依頼します。
こちらでは査定依頼する前に、準備するものや知っておくべきことを解説します。
もくじ
1.不動産査定の準備
まずは、査定を依頼する前にしっかり下準備しましょう。
1-1.不動査定の必要書類の準備
不動産査定の段階で必要になる書類は、次の2つです。
- 本人確認書類
- 権利証か登記識別通知
- 購入時の売買契約書や建築請負書、重要事項説明書
- 固定資産税納税通知書
- 公図
- 測量図
- 住宅ローンの残高証明書
さらに以下のような書類があれば、査定額が上がる可能性があります。
- 住宅性能評価書
- 耐震診断報告書
- アスベスト使用調査報告書
- ホームインスペクション(住宅診断)報告書
1-2.修繕必要箇所の把握
次のような不具合がある場合、査定までに急いで修繕する必要はありませんが、把握はしておくようにしてください。
- 設備の故障
- シロアリ被害
- 雨漏り
- 壁のへこみや穴
- 床のへこみや穴、きしみ
- ドアや窓が開閉しづらい
このような不具合は、売主負担で修繕するか、物件状況報告書という書類で、買主に事前に告知することが義務付けられています。
査定額に影響する可能性もあるので、担当者に伝えるようにしましょう。
1-3.リフォームやハウスクリーニングは不要
「壁が汚い」「床が傷だらけ」のような主に経年による劣化は、査定の時点で修繕やクリーニングする必要はありません。
設備を一新して新築のようにクリーニングすれば査定額は上がる可能性がありますが、リフォームにかかった費用の全てを売却金額に上乗せできるわけではないからです。
1-4.戸建てと土地は「境界」が明確か確認
戸建てや土地の査定の前には、隣地との境界が明確かどうか確認しておきましょう。
境界が不明瞭の場合、売主の負担で境界確定のための測量をおこなうのが一般的です。「境界標がない」「塀やフェンスがなくて隣地との境が曖昧」という場合はとくに、境界確定図の有無を確認してください。
2.不動産の3つの査定方法を知る
続いて、不動産がどのように査定されるか知っておきましょう。
2-1.取引事例比較法
似たような過去の類似物件の取引事例を参考に算出する査定方法を、取引事例比較法(とりひきじれいひかくほう)といいます。
主に、土地やマンションを査定するときに用いられる方法です。
取引事例比較法については「土地の査定方法である「取引事例比較法」をわかりやすく解説!」で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
2-2.原価法
建物をもう一度立て直すとしたらいくらかかるのかを割り出し、劣化分を差し引いて算出する査定方法を原価法(げんかほう)といいます。
主に、戸建ての建物部分を査定するときに用いられる方法です。
詳しくは「原価法とは?一戸建て(一軒家)の査定方法をわかりやすく解説!」で説明していますので、ぜひご覧ください。
2-3.収益還元法
対象物件が、将来的にどれくらい稼げるのかを利回りなどから算出する査定方法を収益還元法(しゅうえきかんげんほう)といいます。
おもに、アパートや賃貸マンションなどの投資物件を査定するときに用いられる方法です。
収益還元法について詳しくは「収益還元法とは?投資用不動産の査定方法についてまとめた」で説明していますので、ぜひご覧ください。
3.査定依頼方法を知る
続いて、査定を依頼する方法を知りましょう。
3-1.ネットから匿名で
近年では、匿名で、マンション名だけ入力すれば査定結果が得られるようなネット上のサービスがあります。しかし同じマンションでも階数や部屋の条件が違えば、価格には大きな違いがあるものです。
大まかな目安を知るにはいいかもしれませんが、このようなシステムは「査定」とはいえません。
3-2.一括査定サイトから
不動産会社に査定依頼をするには、連絡して申し込めばいいのですが、それが複数社になると骨が折れる作業にもなります。そんな中「一括査定サイト」という、ネット上から一度に複数社に査定依頼できるサービスが多くなっています。
一括査定サイトは「楽」というメリットはあるものの、利用するときには次の2つのことに注意しましょう。
① 高額査定に騙されない
簡単に複数社に査定依頼ができると、つい査定額だけを比較してしまいがちです。査定額は、あくまでその会社の考える「売れる見込みのある額」です。査定額だけにこだわらずに、査定の根拠なども必ず聞くようにしてください。
② 査定依頼する不動産会社選びには慎重になる
「どの一括査定サービスを使うか」より「どの不動産会社に依頼するか」の方が重要です。「複数社に依頼できるから、どこでもいいや」ではいけません。
一括査定サイトに掲載されている内容だけではなく、不動産会社のHPなども見て、得意なエリアや物件種別を知ってから査定依頼するようにしましょう。
3-3.机上査定
不動産会社による査定には、2種類あります。
まず一つは、机上査定(きじょうさてい)です。
机上査定は読んで字のごとく、机上でする査定です。実際の物件を見ずに査定するので、本当に売れる金額とは開きがある可能性があります。
詳しくは「机上査定とは?不動産会社に机上査定してもらっても意味がない理由について」で説明していますので、ぜひご覧ください。
3-4.訪問査定
そしてもう一つは、訪問査定(ほうもんさてい)です。
訪問査定について詳しくは「訪問査定とは?訪問査定で不動産売却の成功が決まる理由について」で説明していますので、ぜひご覧ください。
という場合には、机上査定ではなく訪問査定を依頼するのが賢明な判断です。
実際に担当者が家を見て、じっくりと査定してくれます。複数ページに渡る査定書を作ってくれるのが一般的なので、実際の印象とともに不動産会社のやる気や丁寧さなども見ることができます。
とはいえ、いきなり不動産会社に訪問査定をしてもらうのはハードルが高く感じるという人は少なくありません。
たとえば、離婚を検討している場合、お家は財産分与の対象になるため、離婚する前にいくらぐらいなのか調べる必要があります。また、価格によっては売却しないという選択肢もあるからです。
このように、売却したらいくらぐらいになるのかという知りたいという人はまず「イクラ不動産」でご相談ください。
無料&匿名で、簡単に素早くお家の査定価格を知ることができます。さらに、あなたの状況にピッタリ合った売却に強い不動産会社を選ぶことができます。
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