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【千葉県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

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【千葉県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」

千葉県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (38.4%)

「住み替え」が、千葉県におけるマンションを売却した理由で一番多い結果になりました。 家族の生活スタイルの変化に加え、より良い住環境を求めるケースで住替えをする人が多いようです。

2位 売り時だと思ったから (23.3%)

千葉県は東京に隣接しているため、エリアによってはアクセスしやすく利便性が高いです。また、そのようなエリアはマンション取引が活発的に行われているため、今がマンションの「売り時」だと考えて売却する人が増加傾向にあります。

3位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (12.6%)

千葉県におけるマンションの売却理由として、3番目に多かった回答が「転勤・転職」によるというものでした。転勤や就職によって勤務地が変わることにより、通勤しやすいエリアに住み替える人も多くいます。

4位 離婚・別居 (7.4%)

離婚でマンションを売却したという回答が、千葉県における売却理由として4位にランクインしました。千葉県の離婚率はそれほど高いほうではありませんが、離婚によってマンションを売却する人は一定数いるようです。

5位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (6.8%)

住宅ローンの返済苦だけでなく、さまざまな事情で金銭的に苦しい状態になったため、自宅マンションを売却するケースも少なくありません。

6位 その他(6.2%)

千葉県の海沿いなどのエリアでは、リゾートマンションも数多くあります。セカンドハウスで所有していたマンションや投資用物件のマンションを売却したという回答も見受けられました。

7位相続関連 (5.2%)

千葉にあるマンションを相続したものの、利用することがないため売却したというケースもあります。相続した額によっては相続税が発生することもありますが、売却すれば売却代金で税金を納めることも可能です。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(38.4%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【千葉市 Y様】
子供が3人になったので、結婚したときに買った現在の2LDKのマンションが手狭になり、住み替えることにしました。駅から徒歩圏内にある立地条件の良いマンションのだったので、比較的すぐに高値で売ることができました。この売却代金を頭金にして、郊外に広々とした戸建て住宅を買えそうです。

〈買主への上手な伝え方〉

子供が増えて手狭になった、反対に、子供が独立して夫婦だけでは広すぎるなど、家族のライフスタイルの変化による住み替えの売却は買主にポジティブな印象を与えます。この場合、そのままストレートに伝えても良いでしょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」でくわしく説明しています。

2位(23.3%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【船橋市 S様】
駅や駅前エリアが再開発計画で急速的に発展中。タワーマンションの建築も予定されているようなので、今が「売り時」と考えてマンションを売却することにしました。思っていた以上に高値で売れたので、決断してよかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

売り時だと思って売却した場合、買主の立場からすると売主が得をした場合、自分が損をしたような気持ちになる可能性があります。金銭的な事柄は伏せておき、ただの「住み替え」による売却と伝えておくほうが良いでしょう

3位(12.6%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【浦安市 E様】
この場所が気に入ってマンションを購入したのですが、まさかの北海道への転勤が決まってしまったので、仕方なく売却することにしました。戻る予定もなかったし、持ち続けていても仕方ないと思ったからです。転勤先でしばらく賃貸に住んでから、また購入を検討したいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職は新しい人生のステージが始まることであり、前向きなイメージを与えます。そのため買主に売却した理由を正直に伝えても問題はありません

転勤による売却については、「転勤で持ち家はどうする?売却と賃貸の流れと判断基準、高く売る注意点は?」でくわしく説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(7.4%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【松戸市 T様】
夫の不倫が発覚し、どうしても許せなかったので離婚を決意しました。結婚してから購入したマンションを財産分与と慰謝料としてもらえることになりましたが、もうここには住み続けたくなかったので売却しました。思ったより高値で売れたので、都内に通勤に便利な賃貸を借りて人生をやり直します。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚・別居といった理由はネガティブなイメージを与えるため、買主には詳しい事情を話さないほうが無難でしょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるのがおすすめです。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 その4」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(6.8%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【千葉市 S様】
夫婦で勤めていた会社が業績不振になり、2人とも給与、ボーナスともに大幅に減額。ボーナス払いも見越してローンを組んでいたので、やむなくマンションを売却することにしました。幸い、売却代金でローンの残りを返済できたので、安い賃貸に住み替えることができました。

〈買主への上手な伝え方〉

住宅ローンの返済が困難になったという理由を買主にそのまま伝えると、安く買い叩かれるリスクが考えられます。金銭的な理由とは言わずに、単に「住み替え」などと伝えましょう

6位(6.2%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【幕張市 U様】
駅の近くのワンルームマンションを投資用として購入しました。そこそこ利益が出たので、より収益が多くなる物件に買い替えようと思い売却しました。しばらくは、新しい物件探しに専念したいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

投資用物件を売却する際には、「レントロール」(賃料・敷金など賃貸条件を記した表)や、過去の修繕履歴を明確にしておくと成約率が高まります。

買い手も投資用物件として購入する場合が多いの、特に売却理由を明確に伝える必要はないでしょう。

7位(5.2%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【千葉市 T様】
妻の叔母が亡くなってマンションを相続したのですが、毎月、毎年の固定費がかなりかかるようなので、売却することにしました。賃貸に出すことも一応検討したのですが、妻が売却したいということだったので決断しました。そこそこの価格で無事に売れたのでホッとしています。

〈買主への上手な伝え方〉

相続した不動産を利用する人がいない場合、売却することは珍しいことではありません。買主にはそのまま正直に伝えても影響ないでしょう。

なお、もし孤独死で発見されるまで時間がかかり、特殊清掃が必要となったような場合などは、いわゆる「心理的瑕疵物件」に該当するため事故物件になってしまいます。

その場合、買主に対して説明義務を果たさなければなりません。不動産会社に伝えたうえで、売却方法を相談しましょう。

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 千葉県におけるマンションの売却理由は、より良い住環境を求めたり家族の変化に合わせたりするための住み替えによるものが最も多いという結果だった。
  • 千葉県は、駅前などの都市再開発が行われているエリアが多いため、これからも発展性が望める。したがってマンションの売り時だと考えて売却するケースも多い。
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