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【2023年度版 詳細解説】神奈川県の中古マンション売却価格相場・動向

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【2023年度版 詳細解説】神奈川県の中古マンション売却価格相場・動向

この記事では、神奈川県の

  • 中古マンションの売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

という中古マンションを売る際に知っておきたい基本情報に加えて、

  • 高く売れる中古マンションの特徴
  • 売れにくい中古マンションの特徴
  • 売れにくい中古マンションを売るための対策方法

について知ることができます。

神奈川県の「マンションの売却相場・動向データ」や「売却実績事例データ」を知りたい方は、「神奈川県のマンション売却価格の相場と動向をやさしく解説」に掲載しているので、ぜひご覧ください。

もくじ

この記事のポイントまとめ

1.【2023年度版】神奈川県の中古マンションが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

売却成約までにかかった期間は平均約4ヵ月、平均売却価格は約3,040万円です。

また相場の動向は、おおまかに以下のとおりです。

  • 前年に比べ売却価格は、約6.6%上昇
  • 前年に比べ成約した物件の㎡単価は、約6.84%上昇
  • 前年に比べ成約件数は、約▲0.04%下降

詳しくは、「1.【2023年度版】神奈川県の中古マンションが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向」をご覧ください。

2.神奈川県で高く売れる中古マンションの特徴(2023年度版)

神奈川県で高く売れる中古マンションの特徴は、一般的に以下のとおりです。

  • 駅から近い
  • 専有面積が広い
  • 周辺環境が良い
  • 人気の沿線上にある
  • 駐車場付き

上にあげたような特徴が多くあてはまり、なおかつ交通の便が良く、生活に必要な施設が近くにある立地に建っている中古マンションは査定額が高くなります。

詳しくは、「2.【チェックリスト付き】神奈川県で高く売れる中古マンションの特徴(2023年度版)」をご覧ください。

3.神奈川県で売れにくい中古マンションの特徴(2023年度版)

神奈川県で売れにくい中古マンションの特徴としてあげられるのは、一般的に次のようなものです。

  • 駅から遠く離れている
  • 専有面積が狭い
  • 周辺環境が良くない
  • 人気の沿線上にない
  • 駐車場がない

詳しくは、「3.神奈川県で売れにくい中古マンションの特徴(2023年度版)」をご覧ください。

4.【事例で解説】神奈川県で売れにくい中古マンションを売るための対策方法3つ(2023年度版)

神奈川県で売れにくい中古マンションを売るための対策法3つについて、実例でご紹介いたします。

その方法は、次のとおりです。

【2023年度版 神奈川県で売れにくい中古マンションを売るための対策方法3例】
対策方法(例)
駅から遠く離れている ・周辺環境の良さをアピールする
専有面積が狭い ・ニーズに合った買い手を探す
周辺環境が良くない ・価格を下げて売りに出す

詳しくは、「4.【事例で解説】神奈川県で売れにくいマンションを売るための対策方法3つ(2023年度版)」をご覧ください。

1.【2023年度版】神奈川県の中古マンションが売却成約までにかかった期間及び売却価格・相場の動向

1-1.【2023年度版】神奈川県の中古マンションが売却成約までにかかった期間

【2023年度版 神奈川県の中古マンションの売却成約までにかかった期間】
神奈川県平均
マンションの売却成約までにかかった期間 約4ヵ月

不動産の売れやすさは「マンション>戸建て>土地」の順になっています。

特にマンションは、住み替えや買い替えのケースが多く、不動産の中でも流動性が高いため、比較的早く売却できるケースが多いと言えるでしょう。神奈川県で中古マンションの売買が活発なのは、横浜市、川崎市、相模原市です。

参考として実際に売却成約した売主へのアンケート結果を見てみると、80%以上のケースで6ヵ月以内に売却できていることが分かります。

【神奈川県版 中古マンションの売却にかかった期間アンケート】
順位 売却にかかった期間 割合
1位 6ヵ月以内 43.6%
2位 3ヵ月以内 40.5%
3位 1年以内 7.9%
4位 2年以内 4.8%
5位 2年以上 3.2%

※イクラ不動産の利用者アンケートより

1-2.【2023年度版】神奈川県の中古マンションの売却価格・相場の動向

【2023年度版 神奈川県の中古マンションの売却価格・相場】
神奈川県平均
マンション売却価格・相場 約3,040万円

2023年現在、神奈川県の中古マンション相場の動向は次のような傾向です。

〈2023年度版 神奈川県の中古マンション相場の動向まとめ〉

  • 前年に比べ売却価格は、約6.6%上昇
  • 前年に比べ成約した物件の㎡単価は、約6.84%上昇
  • 前年に比べ成約件数は、約▲0.04%下降

【主な要因】

  • 東京都内のマンション価格上昇に伴い、神奈川県のマンションの価格も上昇傾向にある
  • 成約件数がやや減少しているのは、中古マンションの需要に供給が追いついていないためだと考えられる
  • 東京や横浜にアクセスしやすいエリアの需要が高まっている

神奈川県内では、県庁所在市である横浜市をはじめ、川崎市や相模原市、藤沢市などへの転入者が多く、全国的に見ても転入者が多い市町村20位に6市がランクインしており、住みやすい地域として人気が高まっています。

川崎市には、都市部まで乗り換えせずにで行ける複数の路線があるので交通の便が非常に良く、大型の商業施設なども多いことからファミリー層に人気のエリアです。また、横浜駅周辺では現在も再開発工事が続いており、今後、開発検討中のエリアも多数あるため地価が上昇が見込まれています。

さらに、横浜市の中心から少し離れた相模原市も人気です。相模原市では、リニア中央新幹線の「神奈川県駅(仮称)」の建設が進んでおり、再開発の機運が高まりつつあります。

また、東京まで乗換なしで1時間近くで行ける藤沢市のマンションも、価格が手頃なことから人気です。

また、以下のようなエリアの住宅需要・地価が高まっています。

〈住宅需要・地価が高まっているエリア〉

1.東京都に隣接している川崎市周辺エリア
⇒複数の路線があり、東京や横浜までのアクセスが良い
⇒ファミリー向けの商業施設やレジャー施設、公園などが多い

2.横浜市以外の以下のエリア
⇒相模原市:リニア中央新幹線駅周辺の再開発
⇒藤沢市:横浜や東京へのアクセスが良く価格が手頃

【おもな要因】

  • 東京都心のマンション価格上昇にともない、隣接している神奈川県のマンションの人気も高くなった
  • テレワークの定着により、東京まで通勤可能範囲の郊外にあるマンションが選択肢に入るようになった

2.【チェックリスト付き】神奈川県で高く売れる中古マンションの特徴(2023年度版)

基本的に中古マンションは、建っている場所が「駅や商業施設などが近くにある生活しやすい立地」でなければ高くは売れません。

加えて、神奈川県では以下に掲げた特徴に多く当てはまっているほど、査定額が高くなります。

【2023年度版 神奈川県で高く売れる中古マンションの一般的な特徴 チェックリスト】
チェック項目 チェック
駅から近い ・駅に直結している
・駅から徒歩10分圏内にある 等
専有面積が広い ・専有面積が65㎡以上ある
周辺環境が良い ・商業施設、病院、銀行などが近い
・学校、幼稚園が近い 等
人気の沿線上にある ・JR総武線、小田急線、東急東横線上にある物件
駐車場付き ・敷地内に駐車場がある

以下の章で、これらの特徴について詳しく解説します。

2-1.[特徴1]駅から近い

マンションの購入希望者は、生活や交通が便利な場所を好む傾向が多いため、駅直結や駅から徒歩10分圏内の物件は、買い手がつきやすいです。特に、都心に出やすいJRや東急東横線、京急本線といった主要沿線の駅が近くにあると、高く売れやすい要因になるでしょう。

また、主要沿線上でなくても、駅が近い物件は通勤や通学に便利なので人気があります。

2-2.[特徴2]専有面積が広い

神奈川県のマンションは子育て世代からの需要も高いため、広さや間取りが重要となってきます。

神奈川県で取引されている中古マンションの平均専有面積は61.5㎡なので、60㎡以上ある2LDK以上のマンションだと高く売れやすいです。

さらに、子育てのしやすい間取りや、将来的にリフォームしやすい間取り水や回りの配置になっているとより買い手がつきやすくなります。

2-3.[特徴3]周辺環境が良い

商業施設や病院、銀行、学校といったファミリー層の生活に必要な施設が近くにあり、街並みや歩道が整備されているなど周辺環境が良い立地にあるマンションは人気があり、高く売れやすくなります

さらに、工場やガソリンスタンドといった嫌悪施設が近くになりことも、周辺環境の良さとして重要です。

2-4.[特徴4]人気の沿線上にある

一般的に、駅に近いほど人気も価格も高くなります。JR総武線、小田急線、東急東横線といった、東京へのアクセスが良い人気の沿線上にあるマンションは、あらゆる購入層から人気が高いです。

さらに、駅から徒歩10分圏内にあれば、相場価格よりも高く売却することができるでしょう。

2-5.[特徴5]駐車場付き

都心部で駅から近い立地のマンションであれば、駐車場はそれほど必要でないケースも多いです。しかし、少し郊外にあるマンションでは、駐車場付きだと売れやすくなります

さらに、機械式の駐車場だと駐車するのに手間がかかるだけでなく、点検や修理の際は利用できないため、一般的には自走式の駐車場のほうが人気が高いです。

3.神奈川県で売れにくい中古マンションの特徴(2023年度版)

【2023年度版 神奈川県で売れにくい中古マンションの一般的な特徴 一覧表】
説明
駅から遠く離れている ・駅から徒歩15分以上かかる
専有面積が狭い ・専有面積が65㎡以下
周辺環境が良くない ・商業施設や病院、学校などが近くにない
・嫌悪施設が近くにある 等
人気の沿線上にない ・主要な沿線上にない
駐車場がない ・敷地内に駐車場がない

以下の章で、これらの特徴について詳しく解説します。

3-1.[特徴1]駅から遠く離れている

一般的に、マンションは駅から近ければ近いほど人気があります。そのため、最寄駅から徒歩で15分以上かかる場合は、売りにくい傾向があります。

駅から遠い場合でも、駅まで行くバスの停留所が近い場合などは比較的売れやすいでしょう。

3-2.[特徴2]専有面積が狭い

神奈川県のマンションは、ファミリー層からの人気が高いため、神奈川県で取引されている中古マンションの平均有面積である65㎡以下のマンションは、人気が下がる傾向にあります。

主要都市から離れた郊外や、商業施設などが近くにないエリアは売れにくくなります。

3-3.[特徴3]周辺環境が良くない

商業施設や学校、病院などが近くになく、周辺環境が良くないエリアにあるマンションは人気があまり出ません。

神奈川県では住環境の良いエリアにあるマンションが好まれるため、嫌悪施設が近くにあったり周辺の道路が舗装されてなかったりすると、マンションの価格も安くなりがちです。

3-4.[特徴4]人気の沿線上にない

神奈川県で人気のある沿線は、JP総武線、小田急線、東急東横線などです。これらの沿線上にある物件は人気があるため、買い手が付きやすくなります。

ただし、主要沿線でなくても、駅から近いマンションは一般的に売れやすいです。

3-5.[特徴5]駐車場がない

駐車場が敷地内にないマンションは、車を所有している買い手からは選ばれにくくなってしまいます。特に、都心部ではなく少し郊外にあるマンションだと、車を利用することが多くなるため、人気が下がってしまいがちです。

駐車場がない場合は、近隣で利用しやすい月極駐車場を不動産会社に探してもらうなどの対策をしておくと良いでしょう

4.【事例で解説】神奈川県で売れにくい中古マンションを売るための対策方法3つ(2023年度版)

神奈川県で売れにくい中古マンションを売るための対策法3つについて、実例でご紹介いたします。

その方法は、次のとおりです。

【2023年度版 神奈川県の売れにくい中古マンションを売る対策方法の例】
対策方法(例)
駅から遠い ・周辺環境の良さをアピールする
専有面積が狭い ・ニーズにあった買い手を探す
人気の沿線上にない ・周辺の環境の良さをアピールする

〈事例1〉
駅から遠い場合の成功事例

〈概要〉

売主Uさんは、横須賀市に2LDKのマンションをお持ちで、駅から離れた立地だったため売却について悩んでおりましたが、海が近いことや部屋からの眺望が良いことをアピールして売りに出したところ、無事に売却することができました。

〈売れたポイント〉

・ニーズに合った買い手を探す
主要都市から離れている場合でも周辺環境が良い物件は、アピール次第で売却しやすくなります。日常生活に困らないことや子育てのしやすさ、治安の良さをしっかりとアピールするのがポイントです。

〈お客様の声〉

横須賀市に所有していたマンションを売りました。駅からかなり離れていたので安くなるのでは?と不安でしたが、不動産会社の人が、海が近いことや眺望が良いことなどをアピールしてくれて売りに出したところ、ほとんど価格を下げずに売却することができたので良かったです。

〈事例2〉
専有面積が狭い場合の成功事例

〈概要〉

売主Mさんは、川崎市の駅からすぐ近くの場所に専有面積が40㎡ほどの1LDKのマンションを売却されました。売却に際し、不動産会社と話し合って単身者や夫婦のみの世帯に絞って買い手を探してみたところ、新婚のご夫妻に無事に売却することができました。

〈売れたポイント〉

・ニーズにあった買い手を探す
神奈川県では、65㎡以上あるファミリー層向けのマンションの人気が高く、それよりも狭い物件は買い手がつきにくい傾向にあります。
今回、売却に出された物件は単身者や二人暮らし世帯に需要があるため、新婚向けや老夫婦向けとしてターゲット層を絞って売り出していくことで売却しやすくなります。

〈お客様の声〉

駅から近く、周辺には商業施設もそろっていたのであまり価格は下げたくありませんでした。単身者や夫婦だけの買い手にターゲットを絞って売却活動をしてもらったところ、満足のいく価格で売却ができたので良かったです。

〈事例3〉
駐車場がない場合の成功事例

〈概要〉

売主Rさんは、横浜市の中心から少し離れたところにある築40年のマンションの売却を始めましたが、敷地内に駐車場がなかったため、不動産会社に相談して近隣の月極駐車場を押さえてもらってから売却活動を始めたところ、無事に売却することができました。

〈売れたポイント〉

・近隣の駐車場を探しておく
都心部から離れたマンションだと、駐車場がないと売れにくくなる場合があります。そのような場合は、あらかじめ不動産会社に相談をして、近隣で利用できる駐車場を探しておくと良いでしょう。

〈お客様の声〉

築年数が古く、敷地内に駐車場がないマンションだったので、なかなか売れないだろうと思っていました。でも、不動産会社の人がすぐ近くにある駐車場を仮予約してくれて、その情報をあわせて買い手を探してくれたところ、それならば、と買い手が見つかったので本当に助かりました。

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