お家を買い替えるのですが、引き渡し日の兼ね合いから仮住まいが必要になりそうです……
一旦、賃貸に住む場合、費用はどれくらいかかるでしょうか。
こちらは、イクラ不動産をご利用いただいたお客様の実際のご相談内容になります。
※イクラ不動産は不動産会社ではなく、無料&匿名で不動産の相談・会社選び・査定ができるサービスです。
家の買い替えでは、新居に引っ越す前に、賃貸住宅での仮住まいが必要になるケースがあります。
ここでは、家の買い替え時の仮住まい期間にかかる費用やポイント、リースバックを使って仮住まいを回避する方法などを説明します。
- この記事はこんな人におすすめ!
- 買い替えで仮住まいにかかる費用を知りたい人
- 仮住まいを選ぶポイントを知りたい人
- リースバックをはじめとする仮住まいを回避する方法を知りたい人
もくじ
1.家の買い替え(住み替え)で仮住まいが必要なケース
家を買い替える場合、必ず仮住まいが必要になるわけではありません。仮住まい期間が必要になるのは、今住んでいる家を先に売却したときだけです。
売却を先行させて、売却する家の引き渡しまでに新居が決まらない、もしくは購入はしたけど引き渡しが間に合わないというときに仮住まいが必要になります。
売却を先行する場合について詳しくは「売り先行による買い替え・住み替えの流れについて解説する」で説明していますので、ぜひご覧ください。
2.家の買い替えで仮住まいにかかる費用
家の買い替えで仮住まい期間が必要になるときにかかる費用として、次の3つがあげられます。
- 引っ越し費用
- 仮住まい中にかかる家の賃借料
- 荷物の量に応じてトランクルーム賃借料
2-1.①引っ越し費用
家の買い替えで仮住まい期間が必要になると、今の家から新しい家に移り住む間に、仮住まいへの引っ越しの費用が余分にかかります。
2-2.②仮住まいを借りる費用
仮住まいで賃貸住宅に住むには、月々の家賃が必要です。場合によっては敷金や礼金などの初期費用も必要になります。
家賃が8万円の賃貸住宅を6ヵ月借りると、家賃だけで48万円、初期費用を入れると60〜70万円程度の費用が必要です。
もし、仮住まい先としてウィークリーマンションやマンスリーマンションを選択する場合、契約金は必要になりますが敷金や礼金は不要です。ただし、月々の賃料は、一般的な賃貸の家賃より高額になる傾向にあります。
2-3.③トランクルームの賃借料
「仮住まいの家は一時的なので安ければ狭くてもいい」と考える人もいますが、そうなると荷物の保管場所に困ることになります。
もし、別にトランクルームなどを借りれば、その賃料が必要です。
荷物も一緒に保管できる広さの賃貸住宅を探すか、狭い家とともにトランクルームを借りるかは、賃料の総額を考えて選択しなければなりません。
3.家の買い替えで仮住まいするときのポイントは物件選び
家の買い替えで仮住まいをするときのポイントは、物件選びにあります。
先ほども少し触れましたが、仮住まい先として考えられるのは次の2つです。
- 一般的な賃貸住宅
- ウィークリー・マンスリーマンション
それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
3-1.①一般的な賃貸住宅
・条件にあった家が見つかりやすい
・敷金・礼金、仲介手数料など初期費用がかかる
・短期間だとなかなか受け入れてもらえない
賃貸住宅は物件量が豊富なので、広さや立地などの条件にあった住まいを見つけることができます。
ただし、敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用が高いこと、そもそも短期間だと貸してもらいにくいことから、賃貸住宅は短期間の仮住まいには不向きだといえます。
3-2.②ウィークリー・マンスリーマンション
・短期間でも問題なく借りられる
・初期費用が安い
・賃料が高め
・造りが簡易的
・ファミリー世帯向けが少ない
ウィークリーやマンスリーのマンションは、数週間や1、2ヵ月などの短期間の仮住まいに適しています。一般的な賃貸住宅より賃料が高いですが、初期費用が安いため、短期間の場合の総額はウィークリー・マンスリーマンションの方が低い傾向があります。
ただし、単身者向けのものが多く、ファミリーや荷物が多い世帯には不向きです。
4.仮住まい期間なしで家の買い替えをする方法
いま住んでいる家を先に売るという買い替え方法は、新居の予算が立てやすく、家が好条件で売れる可能性が高いというメリットがあります。
しかし、「仮住まいに余計な費用がかかってもったいない」「子供がいるので2度の引っ越しはつらい」「都合のいい物件が見つかるか不安」などといった理由から、仮住まいを回避したい人も多いでしょう。
最初に述べた通り、家の買い替えは仮住まいが必ず必要というわけではありません。次のケースであれば、家の買い替えで仮住まい期間は不要です。
4-1.①新居の購入を先行させたとき
今住んでいる家の売却ではなく、先に新居の購入を先行させれば仮住まい期間は不要です。
ただし、買い先行による買い替えは、住宅ローンの負担が増えたり、予算が確定しにくかったりすることなどがデメリットとしてあげられます。
買いを先行する場合について詳しくは「買い先行による買い替え・住み替えの流れや住宅ローンについて解説する」で説明していますので、ぜひご覧ください。
4-2.②売り買いを同時決済したとき
売り先行、買い先行、どちらも一長一短ですが、売りと買いを同時決済にすることで両者の問題点の多くは解消されます。
売り買い同時決済とは、旧居と新居の決済・引渡し日を同日にするということです。売り先行、買い先行、どちらにしても、同時決済することは可能です。
同日決済の場合は、旧居の売買契約に「引渡し猶予」の特約をつけて、買主に旧居の引渡しを数日間猶予してもらいます。この間に旧居から新居に直接引っ越すことが可能なので、仮住まい期間が不要になります。
詳しくは「自宅を売って買う「買替え」のときに必要な「引渡し猶予」とはなにか」で説明していますので、ぜひご覧ください。
4-3.リースバックの利用で売り先行でも仮住まいが不要に
引き渡し猶予の特約は買主の承諾が必要になるため、場合によっては使えず、期間も数日〜数週間程度しか設定できません。
また、引き渡し猶予を付けて売りに出すことで、なかなか売れなくなることも考えられます。
確実に仮住まいを回避する方法としておすすめなのが、リースバックです。
リースバックを使えば、家を売却して売却代金を受け取ったあと、新居の準備が整うまで賃貸として今の家に住み続けられます。
今の家の売却代金が確定してからじっくりと新居を探したい場合や、売却代金を頭金として新築の家を建てたい場合など、引き渡し猶予では対応できないときに便利です。
リースバックについては、「【リースバックのまとめ】家を売っても住み続けられる!利用方法や注意点を詳しく解説」で説明しています。ぜひ一読してみてください。
まとめ
買い替えをする際、必ずしも仮住まいが必要なわけではありません。
しかし、今の家の売却代金が買い替えに必要なため「売り先行」しか選べないと、場合によっては仮住まいへの引っ越しを余儀なくされることもあるでしょう。
仮住まいの費用は、仮住まいの期間や借りる物件によって大きく違ってきますが、引越し費用と賃料を合わせると数十万〜百数十万円かかることもあります。
売り先行で買い替えをする場合は、その分の費用も予算に組み込んでおくことが大切です。
売り先行であっても仮住まいを回避したい場合は、リースバックを使うという手もあります。
リースバックを利用すれば、家の売却代金を得てからも、新居に移るまでの間、仮住まいなしで今の家に住み続けることが可能です。
効率的な買い替えの方法や不動産会社の選び方、リースバックの利用方法などがわからない場合は、イクラ不動産にご相談ください。
無料&秘密厳守で簡単に素早く査定価格がわかるだけでなく、宅建士の資格を持った専門スタッフにいつでも不動産会社選びや売却方法について相談できるため、安心して買い替えを進めることができます。
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