お家の買い替え・住み替えは同じ不動産会社に依頼するべき?

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お家の買い替え・住み替えは同じ不動産会社に依頼するべき?

家が手狭になってきたので、住み替えを検討しています。
不動産売却の売却と新居を購入する先は、同じ不動産会社の方がいいのでしょうか?

こちらはイクラ不動産をご利用いただいたお客様の実際のご相談内容になります。
※イクラ不動産は不動産会社ではなく、無料&匿名で不動産の相談・会社選び・査定ができるサービスです。

買い替え(住み替え)は、家の売却と購入を同じタイミングで行うので、スケジュール管理や資金計画をしっかりと立てなければなりません。

そのため不動産会社の役割や連携が非常に重要となり、特に買取保証や住み替えローンを利用する際は、同じ不動産会社に依頼するのがおすすめです。

この記事では、買い替えや住み替えの際に、売却と購入を同じ不動産会社に依頼すべきかどうかや同じ不動産会社に依頼する際の注意点について説明します。

1.同じ不動産会社に買い替え・住み替えを依頼するべきケース

買い替えの際、売却と購入を同じ不動産会社に依頼する一番のメリットは、スムーズに買い替えられることです。

売却する家の引渡しと新居の引渡しを同じ日にする「売り買い同時進行」のときには、同じ不動産会社に依頼することでスムーズな買い替えが可能です。

特に次の2つのケースでは、同じ不動産会社に売却と購入を依頼するべきです。

1-1.①買取保証をつけるケース

今の家の売却よりも新居の購入を優先させる「買い先行」で買い替えを進める場合、必ずしも新居の残代金決済・引渡しの日までに、住んでいた家が売れるとは限りません残代金決済日は、売買代金の支払いの日のことで、通常、引き渡しの日と同じ日になります。

しかし、買い替えの際の条件が

  • 売却代金を新居の購入資金にあてる予定である
  • 今の家の住宅ローンを完済しなければ新居のローンが組めない

などであれば、今の家が「売れない」ことを避けなければなりません。

これを防ぐために家の売却の際に「買取保証」をつけるという選択肢があります。

買取保証とは

買取保証(売却保証)とは、不動産会社が提供するサービスで、限られた期間内に家が売却できなかった場合に、あらかじめ決められた金額で不動産会社が自ら買い取ってくれるというものです。

ただし、一般的な買取金額は、相場価格の7割前後になってしまうのがデメリットです。

このように買取保証をつけることで、「売れない」というリスクをなくすことができます。

新居を購入した不動産会社以外に売却を依頼したとしても、買取保証をつけることは可能です。

しかし、買取保証をつける場合は、あらかじめ買取金額を決定させたり、新居の引渡し時期を調整したりする必要があるので、購入と売却の不動産会社を同じにした方がスムーズに買い替えることができます。

また、買取保証は全ての不動産会社で提供されているサービスではありませんので、あらかじめ確認しておきましょう。

買取保証について詳しくは「家の買い替え・住み替えで買取保証(売却保証)をつけるメリット・デメリット」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。

1-2.②住み替えローンを利用するケース

今住んでいる家の住宅ローンが残っている場合、基本的にローンを完済できなければ、家を売却することができません。

しかし、買い替え時に限って利用できる住み替えローンを使えば、今の家を売って残ったローンと新居のローンをまとめて借りることができるので、完済せずとも買い替えることが可能です。

住み替えローンの利用条件は、売却する家と買い替え先の家を同時に決済・引渡しする必要があります。つまり前述した「売り買い同時進行」でなければなりません。

加えて、今の家の売却代金が確定しなければ、住宅ローンがいくら残ってしまうのかがわからないため、売り買い同時進行の中でも今の家の売却を優先する「売り先行」で進めなければなりません。

売却と購入のタイミングを合わせることは簡単なことではありません。スケジュール管理がとても重要となりますので、同一の不動産会社に依頼したほうがスムーズに買い替えを進めることができます。

住み替えローンについて詳しくは「住み替えローンとは?正しく利用して家の買い替えを進めよう!」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。

2.同じ不動産会社に買い替え・住み替えを依頼しなくてもよいケース

一方、同じ不動産会社に依頼しなくてもスムーズに買い替えできるのは、売却と購入が同時ではなく、期間が開くケースです。

2-1.①新居に引越ししてからゆっくり売却するケース

今の家の売却よりも新居の購入を優先させる「買い先行」で進める場合で、売却代金を購入資金にあてる必要がない「売らなくても買える」というケースでは、新居に引越ししてからゆっくりと、住んでいた家の売却活動をすることができます。

この場合は、購入と売却を連携させる必要はなく、まったく別の取引とすることができるので、同じ不動産会社に依頼する必要はありません。

2-2.②仮住まい先でゆっくり新居を探すケース

今の家の売却を優先する「売り先行」で進める場合で、住んでいた家を売ってから仮住まい先に転居し、そこでゆっくり新居を探すケースにおいても、同じ不動産会社に依頼する必要はありません。

売り先行と買い先行どちらで進めればいいのか迷われている方は「家の買い替えの流れについて〜売ってから買うの?買ってから売るの?」も併せてご覧ください。

3.同じ不動産会社に買い替えを依頼するときの注意点

ここまで見てきたように売却と購入の残代金決済・引渡し日を同日にする「売り買い同時進行」のケースや買取保証、住み替えローンを利用するケースでは、同じ不動産会社に買い替えを依頼した方がスムーズです。

ただし、ただ単に売却と購入を同じ不動産会社にすれば安心というわけではなく、大事なのは「どの不動産会社に買い替えを依頼するか」です。

不動産屋選び

3-1.買い替えで大事なのは購入より売却である

買い替えを考えると、どうしても新居探しから始めたくなるものです。

気に入った物件があったら掲載している不動産会社に連絡して、住んでいる家の売却もお願いするという流れを想像するかもしれませんが、買い替えで大事なのは購入より売却だといえます。

それは、売れる金額や期間によって、新居の予算や新居を購入できる時期が変わってくるからです。

知らない方も多いのですが、SUUMO・HOME’S・athomeなどのポータルサイトやチラシに掲載されている物件は、必ずしも掲載先の不動産会社に問い合わせなければ購入できないというわけではありません。他社に相談しても「客付け」という形でその物件を購入することが可能なのです。

また、買取保証や住み替えローンを検討している方にとっても売却に強い不動産会社かどうかは非常に重要です。

買取保証で、不動産会社が買い取ってくれる金額は相場価格の7割前後になるのが一般的です。つまり相場価格3,000万円のお家も買取保証では2,100万円でしか買い取ってもらえないということです。

価格か不動産会社

「買取保証がある会社だから安心」なのではなく、査定額や売却力を事前に確かめた上で、きちんと高い金額で売却してくれる不動産会社を選ぶべきです。

住み替えローンを利用する際は、今の家を少しでも高く売却することで残るローンの残債を減らし「ローン残債+新しい住宅ローン=住み替えローン」を収入で十分返済できる金額にもっていくことが重要です。

このように、同じ不動産会社に買い替えを依頼する場合は、購入目線で選ぶのではなく、売却目線で「少しでも好条件で売ってくれる不動産会社」を選ぶべきです。

お家の買い替えを検討しているけど、どこの不動産会社に相談すればよいのかわからないという方や、売却に強い不動産会社を探したいという方は「イクラ不動産」をご利用ください。

売却事情に応じて、無料&秘密厳守で自分にピッタリ合った売却に強い不動産会社を選ぶことができます。

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