
買取を利用した家の売却を検討しています。
買取を不動産会社にお願いする場合、どういった流れになるのでしょうか?
こちらは、イクラ不動産をご利用いただいたお客様の実際のご相談内容になります。
※イクラ不動産は不動産会社ではなく、無料&匿名で不動産相談ができるLINEサービスです。
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LINE友達追加から査定までの流れについては、こちらをご覧ください。
すぐにお家を売ることができる「買取」ですが、実際、不動産(マンション・一戸建て・土地)を買い取ってもらうときの流れがどうのようになっているか、気になる方も多いことでしょう。
こちらでは、不動産買取の流れだけでなく、どのような状況だと買取に適しているのかをわかりやすく説明します。
もくじ

不動産買取の流れ
不動産の買取を利用すれば、最短1週間程度でお家を売って現金化することができます。
まずは簡単に流れを確認しておきましょう。
- ステップ.1①情報収集する買取査定を依頼する不動産会社を探します。
お家の相場価格も調べておきましょう! - ステップ.2②物件の調査・買取査定不動産会社がお家の調査をして、買取金額を見積ります。
- ステップ.3③買取金額の提示査定を依頼した不動産会社に金額を提示してもらいます。
- ステップ.4④条件などの確認売買のスケジュールやお家を引き渡す際の条件の確認を行います。
- ステップ.5⑤売買契約提示された買取価格や条件に納得すれば、売買契約になります。
- ステップ.6⑥物件の引渡し準備売買契約を結ぶと、お家を引き渡す準備をします。
- ステップ.7⑦残代金決済・引渡し残代金の受け取りと、お家の引き渡します。

①情報収集する
まずは、買取査定を依頼する不動産会社を選定しなければなりません。
買取を行う不動産会社には
- 自らの会社で買取をしない不動産仲介会社(仲介業者)
- 自らの会社で買取もできるけど、買取しない不動産会社(仲介業者)
- 自らの会社で買取もする不動産仲介会社(仲介業者)
- 買取専門会社(買取業者)
の4種類の会社が存在します。
どの不動産会社に依頼するかで、仲介手数料がかかる場合とかからない場合があります。
詳しくは「不動産買取をしている会社の種類を知る」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。
また、買取価格は、相場価格の7割程度になってしまうことがデメリットですが、この「相場価格」を知っておかなければ、買取金額を提示してもらったときにその金額が妥当なのか判断することができません。
買取をする不動産会社の希望としては、できれば安く買い取って利益をあげたいという気持ちがあるのは事実です。

などと考える悪徳な不動産会社に、あまりにも安い金額で買い叩かれないようにするために
- 複数の会社に査定を依頼する
- お家の相場価格を知っておく
この2点が不動産買取を進めるうえで、何より重要です。
お家の相場価格を自分で調べるには、チラシやインターネットなどで、周辺の同条件の物件がいくらで売り出されているかでおおよそわかります。
ただし、残念ながら正確な価格を自分で判断するには限界があります。
そんなときは「イクラ不動産」であれば匿名&無料でお家の相場価格を調べてもらうことが可能です。また、買取ができる不動産会社も紹介してもらうことができます。
②物件の調査・買取査定
依頼する不動産会社が決まれば、査定をしてもらいます。
不動産の査定方法には、お家を見ずに査定する「机上査定」と、お家を訪問し、隅々まで調査して査定する「訪問査定」の2種類があります。
実際、立地や建物の劣化状況、お部屋の状態を見てみなければ、いくら不動産のプロだからといっても正確な買取金額を出すのはなかなか難しいため、必ず訪問査定してもらいましょう。
また、不動産会社は、どんな物件でも買い取ってくれるわけではありません。お家の状況と過去に売れた金額(成約事例)や現在売り出されている物件、市場価値や取引状況などを参考に買取できるのか、できる場合、買い取る金額はいくらにするのかを決定します。
③買取金額の提示
査定してもらったら不動産会社に買取金額を提示してもらいます。

不動産会社に
「他社の買取り金額を教えてほしい。その金額よりもう少し頑張れるか知りたいから」
と言われたのですが、教えてもいいのでしょうか?
こちらもイクラ不動産をご利用いただいたお客様の実際のご相談内容になります。
このように金額提示をされる際、不動産会社から他社の買取金額について聞かれることもありますが、正直に伝えるほうがよいです。
不動産会社は、あなたのお家を買い取った後、リフォームや建て替えをして再販売します。そのため、

と思われるお家であればあるほど、多少無理してでも買い取ってくれるので、他社の買取価格を見せると金額を上げてくれる可能性が高まるからです。
提示された金額で、実際に不動産会社が買い取ってくれるので、1円でも手元に残るお金が多い会社に買い取ってもらうのがいいでしょう。
④条件などの確認
今後の売買のスケジュールやお家を引き渡す際の条件などの確認を行います。
荷物が残っている場合は、そのまま買い取ってくれるのか、売主が処分しなければならないのかなど、明確にしておかなければ後々トラブルになりますので必ず細かいことまで決めておきましょう。
また、買取は早くお家を現金化することができるのがメリットですが、買取の代金(売買代金)は契約日に全額支払われるわけではありませんので、残金がいつ受け取れるのかも確認しておくべきです。
買取の代金を受け取るタイミングについては「家を売ったらお金はいつもらえる?」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。
⑤売買契約
提示された金額と条件に納得すれば売買契約を締結し、売買代金の一部である「手付金(てつけきん)」を受け取ります。
万が一、売主に非があって契約が解除になった場合は、この手付金を2倍にして買主に返還しなければなりません。
また、残金決済までに、地震などといった天災の可能性があることも考えて、この手付金は使ってはいけません。
契約時に不明な点や疑問点があれば必ず確認しておきましょう。
⑥物件の引渡し準備
残金決済・引渡し日の前日までに引越しや公共料金の清算を済ませ、物件を引き渡す準備をします。
また、住宅ローンを完済するための登記の抹消や移転などが必要である場合、司法書士の先生の指示に従って書類を集めます。司法書士は不動産会社が紹介してくれます。
⑦残代金決済・引渡し
残代金決済・引渡し日当日は、売買代金から手付金を引いた残代金の受け取りや、登記の抹消、固定資産税等の各種精算、鍵や関係書類の引渡しを行い、不動産買取の取引は終了となります。
買取は、仲介と比べて、すぐに売買できる分、必要書類の準備や物件の引渡し準備に追われることが予想されるため、不動産会社と相談しながら進めていきましょう。
不動産買取に適しているお家は?

売却金額が相場より安くなってしまう買取は、できれば避けるべき売却方法です。ただし、次の3つのようなケースは、買取に適しているといえます。
①早く売らなければならない事情がある
買取の最大の特徴は、やはり早く売却できることです。
資金難、離婚、相続などにより、一刻も早く売らなければならないときは、買取を選択するメリットは大きいと言えます。
②周りに一切バレずに売りたい
ご近所トラブルなどの理由により、周りに一切バレずに売って引越しまで終えたい場合は、販売活動をしない買取が適しています。
③需要が低い物件
需要が著しく低い物件は、買取してもらった方が維持費用など相対的な観点から見るとお得なこともあります。
- 事故物件
- 再建築不可物件
- 田舎の土地や空き家
このような物件の場合は、買取を検討すべきでしょう。
買取保証という手もある!
買取にするか仲介にするか迷われている方には、買取保証という手もあります。
買取保証とは、一定期間お家が売れなければ、不動産会社がお家を買い取ってくれるというサービスです。
まずは、一般消費者に向けて「仲介」で売却活動をはじめ、期日までに売れなかった場合は、あらかじめ決められた金額で買取してもらうことができます。
買取保証は、大手不動産会社を中心に提供されているサービスの1つです。
仲介でお家を売却する際の流れについては「不動産売却の流れをイラスト解説!」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
繰り返しになりますが、不動産の買取をするうえで、
- 複数の会社に査定を依頼する
- お家の相場価格を知っておく
この2点は何より重要です。
急いでいるなかでも、あなたの大切なお家を売却するのだからこそ、不動産会社の言われるがままにならないように必ず自身で前もって情報収集するようにしましょう。
相場価格が知りたい方、買取について相談したい方はまず「イクラ不動産」をご利用ください。買取してくれる不動産会社も紹介してもらうことができます。